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JR上野駅公園口



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【この小説が収録されている参考書籍】
JR上野駅公園口

JR上野駅公園口の評価: 3.69/5点 レビュー 58件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.69pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(3pt)

日本のホームレス事情

アメリカで受けた理由のひとつは日本のホームレス事情がわかるから? 日本の戦前戦後の韓国人事情が窺えるMin Jin Leeの「パチンコ」と同じような、informativeという点が人気の理由の理由だったのかなぁ?
JR上野駅公園口Amazon書評・レビュー:JR上野駅公園口より
4309022650
No.9:
(3pt)

彼がホームレスという生き様を選んだ経緯が鮮やかに心に刻み付けられました。

主人公を取り巻くホームレスたちの暮らしぶり、出稼ぎ暮らしなど、本書を読むまでは知ることのなかった人々の生き様に触れ、自分とは異なる思考過程を持つ主人公の目線から彼の人生を眺め、縦横に時間を行き来する構成に小説の力を感じる1冊でした。
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4309022650
No.8:
(3pt)

暗かった

ホームレスの悲しい話。
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No.7:
(3pt)

戦後日本の闇と死

ちょっととっつきにくいテキストだなぁ、と思いながら読み進めていたが、
話者である主人公の立ち位置に気がついてからは物語に入り込めて一気に読み終えた。
あとがきで、何年も前から小説の構想が練られていたと知って驚いた。
その意味では(誤解を恐れずに言えば)3.11がこの小説を完成させたという事になるのだろう。
「人生にだけは慣れることができなかった」一人の男の人生を通して、
戦後日本の闇(と言って良いと思う)と死について考えさせられる一冊。

ちなみに、明るく前向きになるような話ではないので
しっかり物語に向き合って、がっちり受け止められる心持ちの時に、
じっくり読むことをおすすめします。
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4309022650
No.6:
(3pt)

重たい……

重たい話だった。
戦後、貧困から抜け出せず、家族のために出稼ぎを続け、家族との時間を過ごすことができなかった主人公。奇しくも、天皇家と同じような時系列で人生を送っていくのだが、巡り来る運命は、辛酸を極める。愛する家族の早すぎる死。人生の目的、生きる意味を見失ったまま、生きていることの不条理。「山狩り」の視点から、天皇とホームレスとの歪とも言える対比。そして、東日本大震災で失われた数多くの命の中に、愛するの孫娘の姿を見たとき、闇の中からまた、あの音が聞こえてくるのである。
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No.5:
(3pt)

惜しい!

上野駅という昔も今も乗り降りする人々の、公園口からの人生ドラマとして、またとないネタに溢れ、筆者自身も一言では語れないほどの思いがある故の一冊であることと思うと、その思いのたけを惜しみなく言葉にして礫のように読者に投げかけたら、もっと響くものがあったかもしれないのではないかと、期待値が高かっただけに腑に落ちない読後感となってしまった。
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No.4:
(3pt)

おもしろ

まだ全体を読んでいないがおもしろい
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No.3:
(3pt)

よく分からなかったです。

大阪のホームレスは万博特需でやってきた人達がその後仕事が無くなりホームレスになった人もいるというのを聞いた事があります。昭和の東京オリンピック特需で東京にやってきた人達がその後仕事が無くなりホームレスになった人もいるんでしょうね。今度のオリンピックではどうなるのでしょうか?またホームレス予備軍が東北からやってくるのでしょうか?努力しないからホームレスになるのでしょうか?努力の方向が間違っていたからホームレスになるのでしょうか?僕にはよく分かりません。芸術性の高い文体なのでよく理解できなかったけど「良い死に方も悪い死に方も世の中にはない」というような意味合いの観音さんのお言葉が唯一、この作品に見出せた光明でした。
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No.2:
(3pt)

救いなき、不幸な物語

主人公のホームレスの故郷、相馬地方に住んでいるので、この本を手にした。

津波、原発で、立ち入りが禁止され、荒涼たる風景が続く、相双地区の沿岸部。

私の読後感も、真に、その風景と同じであった。

生きる事の現実、実際の不幸、この本は、淡々と時の流れの中に、それを
描き込んでいる。

残念なのは、陰鬱な空気が、また、この地に漂う気がした事だ。
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4309022650
No.1:
(3pt)

底辺を生きた男の生涯

天皇と同じ年に生まれた男のホームレスになるまでの生涯が描かれる。その生涯は、母親が「お前は運の悪い男」と言うほどだ。そこにホームレスの生活の実態や上野公園に集う人々の会話が挿入され、あの大震災もあり、最後は主人公の鉄道自殺を暗示して終わる。救いのない話である。主人公を天皇と同年とし、主人公の息子を皇太子と同じ日に生まれたことにする設定は何を意味するのか。高貴なものと比較することで主人公の悲惨さを強調したかったのだとすれば、あまり成功しているとは思えない。わざわざ天皇を出さなくても充分に悲惨である。一方で主人公の人生の描き方はもの足りない。幼年期、少年期、青年期などをもう少し丁寧に追いかけ、「運のない一人の男の人生」に特化した方が読み応えが出たような気がする。ホームレスの生活実態は丁寧な取材が想像されるほど真に迫っている。ただ、主人公が妻に先立たれた後、娘や孫の世話になりつつもとりあえず平穏な生活を送っているのに、自らホームレスになろうとする動機が弱い、というか理解できない。著者は本作のためにかなり綿密に取材したようだが、この動機についても実際にホームレスの人々に取材して書いたのだろうか。この部分が弱く感じるので3点とした。
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4309022650

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