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テスカトリポカ



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【この小説が収録されている参考書籍】
テスカトリポカ
テスカトリポカ (角川文庫)

テスカトリポカの評価: 3.85/5点 レビュー 240件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全162件 81~100 5/9ページ
No.82:
(4pt)

エピソード0

すべては、無垢な怪物である土方コシモというキャラクターが生まれるための生贄でしかない。
空っぽの存在として時間の中にたゆたい、因果のゆらぎによって突如圧倒的な物理力として顕現する無垢で残酷な神として、今後の大活躍を期待したい。

本編にクライマックスやカタルシスはないが、エピソード0としては大変にすばらしかった。淡々とした筆致も美しい。コシモが世界に一撃を加えていく次回作を著者にはぜひ書いていってほしい。
テスカトリポカAmazon書評・レビュー:テスカトリポカより
4041096987
No.81:
(5pt)

圧倒される世界観

ものすごい小説だ。本を読んでいる間は、残虐で非道な世界に引き込まれ、本を閉じた瞬間に元の世界に帰る。文字の力がすごく強くて、圧倒された。読んでいる間はずっとハラハラして、心拍数が上がるような感じもした。結末も最後まで分からなかった。
私はクライムノベルは普段あまり読まないが、それでも面白いと思える本だった。著者の他の本も読んでみたい。
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4041096987
No.80:
(5pt)

朗読がとても聞きやすい!

長田さんの朗読は詩的で美しい、メキシコや川崎、神話のアステカがまるで見えるような一本の映画をみたあとのような感動!
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4041096987
No.79:
(4pt)

重厚で壮絶なストーリー

「麻薬戦争」、「臓器ビジネス」など恐ろし気な単語が並ぶ書評などをチラチラ眺め、自分の中の怖いもの見たさが勝り読み始める。
登場人物の名前や土地が覚えにくいのを感じながら読み進めると、途中でコツをつかんでどんどんと読み進める手が止まらなくなる。
バイオレンス、悲惨さなどがリアルに叙述され壮大なストーリーに引き込まれて行く。
ただその緻密さゆえの説明描写などにかなりのページ数が割かれていたりするので正直中だるみすることも。
それでも積読や読みかけて放棄することの多い自分でもこの長さの小説を読み切ったのは単純に面白いと感じたがためであろう。
読後しばらくは軽いエッセイなどを読みたくなるくらいに濃度の濃い小説でした。
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4041096987
No.78:
(5pt)

世界級の小説が読みたい人のために

文章は端正。淡々と物事が進んでいきます。余計な含蓄や人物の掘り下でページの水増しをしません。
そういういわゆるエンタメに嫌気がさしている人こそ、むしろおすすめしたい。逆に「よくある」売れ線の物語小説を期待するなら、何がいいのかさっぱりでしょう。本屋に行けばたくさんあるのだから、わざわざこの本を読む必要はありません。
全ての出来事を分け隔てなく記録するように描かれるので、そこに感動や恐怖を覚えるのは読者次第です。
やっと世界観、文章、構造ともにしっかりした作家が日本にも出た、と感じます。世界に出しても恥ずかしくない小説。
作家業している人がこれを読んで、どう感じたのか気になります。自分だったら、なんともない顔をして、はるかに劣る新作を出せる気がしません。
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4041096987
No.77:
(5pt)

いい!

俺が求めていたのはこれよこれ!!
かなり緻密に取材をし、描写を細かく文字にする。
呼んでるこちら側が描写を頭で描ける作品。
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4041096987
No.76:
(5pt)

なかなか ネタバレ

映画のScicarioとApocalyptoをもとに日本を舞台にした内容でした。面白く読めました。教訓としてはメキシコの麻薬ビジネスモデルを日本に持ち込もうとして失敗した事例とも解釈できます。また、移植手術ですが、術後管理や免疫抑制剤、リハビリのことがあるので、実際はそんなに簡単ではありません。人間はプラモデルではないので。とはいえ、自作も期待したいです。
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No.75:
(4pt)

お金を出して買う価値がある本!しかしクドすぎる。

文句なしの☆5つにしたかったが、アステカの伝承の話がクドすぎた。作者が丹念に調べ上げたぶん、それを全部詰め込みたい気持ちは分かるが、ちょっとワガママすぎるだろう。特に最後の章は明らかに蛇足で、そこが非常にもったいなかった。あれがなければ余韻を含めて綺麗に追われたのに。
テスカトリポカ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テスカトリポカ (角川文庫)より
4041146186
No.74:
(4pt)

直木賞受賞にびっくり

かなりの大作で面白かったが、読書習慣のある本好きでないと読み切るのは難しいのでは。
直木賞ってもっとライトな作品が選ばれてるイメージ(普段本を読まない人にも手に取ってもらえる)なので、これが直木賞かとびっくりです。
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No.73:
(5pt)

血の資本主義と太陽

たくさんのレビューで言い尽くされていると思うが、暴力シーンの緻密な裏付けに感心してしまう。佐藤究さんという作者はどんな経験と情報経路でこれだけの「本当らしく読める」ネタを集め得たのだろう。物語は麻薬資本主義の組織がアジアに移って血の資本主義に変わり、やがて悪の地下組織が形成されて行く過程を描いている。しかし、あるほころびを生じるわけであるが、その動機と心の変容を非常にうまく描いている。徹夜して一晩で読み切る人が続出する秘密はこの話の組み立ての見事さなのだと思った。
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No.72:
(5pt)

個人的にはここ10年くらいの中で一番のヒット作

とにかく面白い!
物語として面白かった。
アステカ文明の香り漂うクライムノベル。
ページを繰る手が止まらず一気に読んでしまいました。

ちょっとした本好きでミステリーはよく読みますがここ10年では個人的にはベストでした。
昨年のベストミステリーで2位だったのが不思議なくらいです。
とはいえ誰にでもオススメできるわけではないところはあるかなとは想いました。
クライムノベルなので、そういうダークなのは嫌いという人にはオススメしません。
ハードボイルド、クライムノベルが好きな人には絶対オススメの一冊!!
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No.71:
(5pt)

信仰心は人の心に宿り育つ

複雑に絡み合う人間模様と信仰の掟を、丁寧に紐解きながら一つの物語として楽しめる非常に面白い作品。
心の虚ろいが手に取るように分かり、かつその先にどんな物語が待ち構えているのかわからないハラハラ感。
あっという間に読み終えました。
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No.70:
(5pt)

描写がリアル

古代の生贄の儀式の描写部分はかなりリアルで、相当な取材に基づいたものだと感じた。文章だからOKだけど、映像化は厳しい内容なほどリアルである。こういったシーンの描写がリアルなので、苦手な人はダメかもしれない。大丈夫な人は楽しめる。読者側にもメキシコや南米の事情などの予備知識があるとより理解が深まるだろう。
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No.69:
(4pt)

面白い。グイグイと引っ張られる。

日本人がよくぞここまでメキシコの風土、人情、社会情勢などを踏まえた作品を書けたものと感心させられる。一気に読了した。惜しむらくはやや饒舌。3分の2くらいに圧縮すると、マイクル・コナリーのハード
ボイルド的緊迫感が出てくるのではと思った。
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No.68:
(5pt)

傑作です。以上!

令和のクライムノワールの旗手。これ迄味わった事の無い読後感。現実とフィクションの境界が混じり合う感覚が続く。恐らく永遠に。。。
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No.67:
(4pt)

命を吹き込まれたキャラクター達

間違いなく面白い。
金額に見合うクオリティ。

特にキャラクターに命を吹き込む手腕は圧倒的。
どのキャラクターもこの世にいる気がしてくる。

アステカ神話を下敷きとした演出も作品の内容とマッチしていて、クライムサスペンス作品の中で独自性を保っている。

作品の中で人格を与えられたキャラクター達は、時に筆者の手を離れた動きをすることがあるが、前半と後半でのキャラクターの不一致が気になったところ。

【以下ネタバレを含むレビューです】

バルミロの異常なまでの冷徹さと慎重さは丁寧に描写されてきたが、計算しにくいコシモに関しては急に判断がガバガバ。

信仰心と結びついた偏愛は理解できるが、もっと過保護にするのではないだろうか。
順太とコシモを関わらせるメリットは無さすぎた。

コシモの知性レベル、倫理観についても描写が不安定。暴力、痛み、死に対しての異常な鈍感さが丁寧に描写されてきていた。
儀式の正当性に疑問を持つほどの知性レベルと過去の行動には乖離があるし、儀式の正当性に疑問を持ったとしても、その後の判断と行動は飛躍している。

風呂敷を畳まなくてはいけないが故のご都合主義に対して、与えられたキャラクターの生命力が強すぎた。という感じでしょうか。

筆者の凄まじい技量の副作用と言えるものであり、連載であればより避けにくい副作用でもあると思う。

上記は無茶なイチャモンであり、エンタメ作品としては文句なしに面白いことに変わりはないです。

刺激的な本を読みたい、という方は読むべきだと思います。
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No.66:
(5pt)

あなたは必ずこのタイトルを言ってしまいます。

ヨワリ・エエカトル・テスカトリポカ
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No.65:
(4pt)

凶暴的エンターテイメント!

耳慣れない題名は、煙を吐く鏡を意味する古代アステカ神の一柱。第165回直木賞受賞作。
麻薬組織から逃れ日本に流れてきたメキシコ娘と暴力団幹部の息子、「断頭台」コシモ。まともな教育は受けていないが、長身怪力で手先が器用。
メキシコで麻薬戦争に敗れ全てを失った「粉」「調理師」バルミロ。祖母からアステカ神の教えを受け継ぎ、狂気と恐怖を撒き散らす男。復讐のため組織復活を目指し、日本に流れ着く。
圧倒的な暴力、血なまぐさい描写、アステカの暦と呪術的仕掛け。出会った二人。バルミロは何故ここに居るのか。
凶暴的エンターテイメント!
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No.64:
(4pt)

傑作だが、後半においてのほんのちょっとした描写においてのズレ

圧倒的な筆力に引きずり込まれて一気に読み終えました。他の何事にもかまっていられないほどに。
ただ、それだけに、後半になるにつれ少し残念な感じになってしまったことは否めません。

この感じは山本周五郎賞選考委員の伊坂幸太郎氏の選評「この小説はいわゆる「起承転結」の「起承」の部分がほとんどを占め、その「起承」の面白さが魅力」という言葉に集約されているかと思います。この「起承」においては「ドキがムネムネ」「このスケール感はもしかしてあのコインロッカー・ベイビーズを古く感じさせてしまうかも」「そんな小説ははじめてになるかも」「この先この物語はどうやって終わるのだろう」という過大な期待が膨れ上がったのですが・・・。

後半においては物語を収束するために、その都合で端折ってしまったのではないかと感じてしまいました。ほんのちょっとした描写においてのズレ、たとえば色彩感覚「ドクターペッパーの赤い缶」という表現への疑念、そういったささいな疑念が後半積み重なるようにして、文学的リアリズムから遠ざかってくるような感覚を憶えてしまいました。

ただし、主人公「コシモ」、それから少年「junta」が生き延びたこと、読後感は良かったです。次回作、期待しております。
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No.63:
(4pt)

ナレーター次第なところが

オーディブル版を購入しました。
まずナレーターの「さしすせそ」の発声が強く、気になって内容に入り込めませんでした。
話が進むにつれ次第に落ち着いてきたのでなんのことはないナレーターが不慣れなのか。
半分ぐらい進みましたが、1回目は聞き流して、2回目から内容に入り込むことにします。
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4041096987

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