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テスカトリポカ
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テスカトリポカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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実にくだらない作品でした。暴力、薬、臓器売買、こんなテーマで、よく本を書く気になれたなーと違う意味で感心しました。登場人物の誰一人として共感も出来ず、好きにもなれず、勝手にしてくれと思いながら読んでいました。実につまらなく退屈で時間の無駄でした。 | ||||
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前半はいろいろな事件が起こって盛り上がりを見せますが、後半になると勢いがなくなり、結末はご都合主義でがっかりしました。つまり、最後には重要登場人物であるコシモが父の代理としてのバルミロを殺害しますが、その原因となる少年ジュンタの登場が唐突すぎて、まるで機械仕掛けの神です。もっとしっかり伏線を張るべきでしょう。 それに重要モティーフになっているアステカの神テスカトリポカも、ただの邪神になりさがってしまっています。バルミロは生け贄を求めるアステカの神のために殺人を行い、それに対してパブロによって表されるキリスト教的な憐れみの力の勝利というような形で終わっているように見えます。これはキリスト教を旗印にして邪神を信仰するアステカ人たちを野蛮として虐殺したスペイン人たちの征服を肯定しているかのような印象を与え、非常に不愉快です。 それになによりも、直木賞選考委員の高村薫氏が評しているように「物語の力」が不足しています。文章力や描写力はあると思いますが、物語としての構成をもっと緻密に仕上げるべきでしょう。 | ||||
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力作だし、筆力もある。確かに力のある作力だし、作家として持つ力も強い。しかし、こういう内容を本にして売る出版社や直木賞を与えてしまう人たちの見識を問わずにいられない。違う作品で受賞してもらいたかったと思わずにいられない。出版社も選考委員ももう一作、作家の生み出す作品を待つことはできなかったのか。直木賞選考委員の男性陣はこぞって受賞に反対したが、林真理子、宮部みゆき各女性陣が強く支持したという。選評は長く記憶されるべきだろう。選んだ責任を記憶されるべきだと思う。力のある作品ではあるが繰り返し読みたいとは決して思わない。そしてこの作家がこの作品を書くまで追い詰められたことの経緯には思いははせるが、この作家と作品を通して信頼関係を結べるとは思えない。こういう作品を出してしまった作家自身に「これからの作品」という一生の課題が出されたと思うし、この作品を推挙した選考委員には「今までの作品」の質が問われようし、「これからの作品」にどんなメッセージを提示し、読者に信頼されていくのか、強く問われることになると思えた。 | ||||
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序盤は引き込まれる展開だったものの、中盤以降は冗長的で、展開も予定調和的で、凡庸。ページを捲る手が重たくなってくる。 作者が書きたいものに付き合わされた感。水が合えばそれでも良いのだけども。 直木賞も山本周五郎賞も好きな作品多いので期待が大きかっただけに残念。 | ||||
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これは、もはや漫画だ!! 私には文学的な興奮も、面白さも全く感じない。 唯々、暴力的に描かれる血の儀式、麻薬、臓器移植、集団リンチ、児童虐待 など現代的なテーマも盛られているが、これはスプラッタームービーだ! 切り落とした首で、バスケットゴールするシーンは、阿保らしさに笑って しまうほか無かった。 著者のアステカ文明、メキシコ文化に造詣が深いのは分かるが、それを 現代の日本を舞台に物語作りにするには、無理があり過ぎだ。 直木賞の選考委員の先生方に問う? この作品は、本当に魂を揺さぶるような、心に残る小説ですか? | ||||
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最初は謎めいていて、引き込まれていくのですが、グロテスクな描写など、ちょっと苦手で途中で挫折しました。合う合わないがある本だと思いました | ||||
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完全に机上の空論。しかも悪質な隠ぺい工作をしている。 事実は、こんな空想ほら話をはるかに越えている。 なぜ、お隣の国に大金払って出掛けて肝臓を提供してもらっている、日本の有名人や実業家、政治家のことを書かないのか。 臓器売買は生体から取り出す医師がいることが前提。その医師は、どの国にいるのか、誰でも知っていることだ。医師は、政治や宗教が理由で投獄されている生きた囚人から取り出すのだ。それを予約して待っている日本の政治家、儲けてコネのある実業家、俳優、タレントなど。なぜこの決定的な醜悪な事実を書かないで、空想的な世界の出来事のように書き、結果として、彼の国の国家的反人道行為をうやむやにするのか? | ||||
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ほとんど分からなかった。イミフでした。 | ||||
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素晴らしい題材、着想点、発想力……… 魂が震えるほどの暴力性。 しかしながら後半368ページより失速。「筆が荒れ」だし複線回収もグダグタ、魅力的な登場人物たちも荒い処理。 折角の才能とアイデアをドブに棄てるような展開に怒りを通りこして呆れる。 同様の厚さで上中下と分巻してもよいから、遅筆でもしっかり書き上げてもらいたかった。 結果、直木賞と山本周五郎賞のW受賞らしいが審査員の審美眼も地に堕ちたものである。 恥じを知れ!折角の「才能」をドブに棄てるよう「一役買った」罪は万死に値する。 これで販売にGOサインを出した編集はプロ失格である。作家トマス・ハリスの有り様を大いに学んで欲しい。 | ||||
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アステカ文明に取り憑かれた男が臓器売買の組織を日本でつくっていく話なのだろうけど、とにかく登場人物が多い。というか、物語の語り手がちょくちょくかわり、誰が主人公なのかも定かではない。この膨大な人物それぞれの人生が丁寧に描かれているので、よく言えば読み応えはあるのかもしれませんが。 客観的にみれば、現代においてこの人たちのやっていることは鬼畜以外の何物でもなく、おぞましく、ただの殺人であり、残酷な拷問なのですが、アステカ文明の世界では当たり前のこととされていた?のであれば、もう何が正しいのかもよくわからなくなりますよね。 まあ、ただ、こんな暴力的で残酷な世界は嫌いだし、好みではなかったです。 | ||||
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ほとんど意味わからんかったし、共感もできへんかった。まじつまらん。 | ||||
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意味不明何を伝いたいか意味不明であった日本には馴染まない?! | ||||
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アステカの神話、麻薬カルテルまではまあまあ 面白いが、臓器売買の話あたりから失速し最後の方は、読むのがしんどくなってきました 500ページの長さと話を広げすぎたのが原因かと 350ページくらいにして中身も絞った方が良かったのでは、直木賞をとった作品ということで読んで見ましたが期待外れでした | ||||
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それなりに読ませてくれたが、作家の力量以上に構想が広がり過ぎ、古代文明に体良く依存した気がした。肝心の後半で、明らかに失速している。 | ||||
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日本人のエリート元医者が目の前の麻薬カルテル流凄惨な拷問や殺人を平気な顔で見られるのか?落ちていくエピソードと繰り広げられる暴力と釣り合わない。マヤかぶれのカルテルのボスが世界を半周して屋台の親父する?日本の元エリート達が不幸な子供の心臓を抜く?動悸が薄いし関係者が多く経費がすごそうだが損益合うかな、全体的にいろいろ違和感大きくて軽く読んでしまう。 没頭したいのにできない。 共感できるキャラもいない ラストの展開は、ここまで引っ張ってこれか!ページ数が少なくなってきて続編ありだなと思ったけど呆気なく終わった。 | ||||
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物語としては面白いのかも知れないが、私は 殺戮の表現が残虐すぎてとても読み進む気にならず、駅のゴミ箱に捨ててしまいました。 18禁にした方がよいと思います。 | ||||
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ウェブで公開されている第一部は否応なしに期待させる面白さで、本屋に直行して書籍で買い求めた。果たして、臓器売買が話の主軸になってからは登場人物が増えるにしたがって物語の濃度が薄くなる。そもそも重要な登場人物は「古代の呪術を背負った殺人者」と「無垢の魂を持つ怪物」のみ、この二人の物語が切り結ぶだけで物語は成立したのではないか。心臓移植ビジネスの話は現実味が感じられないし、闇医師も組織の女も掘り下げの半端な描写で頁の無駄。殺し屋グループの仲間に至っては登場する必要もなかった。最後は怪物を改心させる少年が現れてテレビドラマ並みのご都合なオチに収縮してしまう。筆者の文章能力は高く、もっと読み手の心臓に迫る小説になり得たはずだが、読後には喰い足りはさしかない。2000円2日間の旅は低空飛行だった。 | ||||
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