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殺人者の手記
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殺人者の手記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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手記と事件が交互に語られる構成のクライマックスに期待しましたが、肝心のオチに強烈な違和感が…。 じわじわと犯人へ迫っていくミステリーの醍醐味を期待すると、唐突に謎解きが打ち上げられ完結してしまい、あまりにも肩透かしな感じ。しかも推理小説にとっては白眉とも言える、いつ誰がどうやって犯行を見抜いたのかという真相に対する違和感が半端ない。緊迫感はあるものの、構成の妙が最後に突き抜ける疾走感に繋がらず、逆に失速して悪酔いみたいに終わるのが個人的にはダメでした。 冴えない中年男の人生半ば過ぎ微妙な心情のサブストーリーが楽しめる人には、シリーズ物として魅力なんだと思います。でも事件をメインに読みたい人にとっては、多少ストレスのかかる読書かもしれません。好き嫌いが分かれそう。 | ||||
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休暇直前のバルバロッティ捜査官の元に、殺人予告が届く。懸命の捜査にもかかわらず死体が発見され、更なる予告状が届けられる… 上巻は面白く読んだが、下巻で行われる種明かしには正直がっかりした。ネタバレを避けつつその理由を述べると、まず、本作は最近の北欧ミステリによくあるようにシリーズもので、しかも第2作である。そのため主人公にも関係者にも謎はない。したがって、殺害予告が主人公に届けられた理由も、実は特にない。捜査と平行して展開する、さえない中年警部補が抱える家族と孤独という危機の物語は読んでいて興味深いが、本編と直接の関係はない。 終盤で殺人者の手記に関する思いがけない謎が明かされ、物語は終わりを迎える。だが、謎を解くのは主人公ではない。予想外の展開に驚くが、犯人の真の動機も大して説明されないので、読者としてはカタルシスを味わうことはまったくもってできず、消化不良気味、置いてきぼり感があまりに強い。 この作家の他の作品に手を出すことはないかな、、、 | ||||
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