(短編集)

悪意



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初公開日(参考)2019年02月
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短編集

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悪意

2019年02月20日 悪意

「トム」、夜中にかかってきた一本の電話、それは二十二年前に死んだはずの息子からのものだった。「レイン」、亡くなった著名な作家の遺作には母国語での出版を禁じ、翻訳出版のみを許可するという、奇妙な条件が付されていた。「親愛なるアグネスへ」、夫の葬式で久し振りに会ったかつての親友、二人の交わす書簡はやがて……。デュ・モーリアの騙りの妙、シーラッハの奥深さ、ディーヴァーのどんでん返しを兼ね備えた傑作短編集。(「BOOK」データベースより)




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悪意の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

じっくり読むほど味わい深くなる

スウェーデンの推理作家アカデミーの最優秀賞を3度受賞したベテラン作家の中短編集。収められた5作品、それぞれ違った趣向だが、どれも人間くささがあり、巧みなオチでうならせる密度の高いミステリーである。
「トム」はありがちなストーリーだが、最後までイヤな感じが残るところが今風と言える。「レイン ある作家の死」は物語の構成が見事。最後の落ちに驚かされる。「親愛なるアグネスへ」は二人の女性のすれ違いが面白い。「サマリアのタンポポ」は青春のほろ苦さをうまくミステリーに仕上げている。
5作品、好き嫌いはあるだろうが、どれも完成度が高く、じっくり読めば十分に満足できる作品集として、多くのミステリーファンにオススメしたい。

iisan
927253Y1
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未読の方はご注意ください

No.2:
(5pt)

素晴らしい

これは、良い。

翻訳者久山さん、凄い。
よくもまあ、エッチなことを。ペーションの、許されざる者、の訳を、嫌いだ、女性なのにお下劣だ、丁稚とか変な意訳はやめてくれ、など批判があった。
ベックストレームシリーズでも、下ネタの翻訳が汚い、とは思う。

しかし、味がある。

あっというまに読了。今年読んだ本のベストかも。

どの作品も、何処かで読んだ見た、そういう気がする。
これって、ゴダールみたく、引用集なのか?
或いは、本歌取り?
悪意Amazon書評・レビュー:悪意より
4488010865
No.1:
(3pt)

「レイン ある作家の死」を最後に読む

「悪意」("Intrigo")、作:ホーカン・ネッセル、東京創元社を読む。
 5つの中、短編が収録されています。作者は、スウエーデンの推理作家ですが、邦訳は2作目。全般、これらの中短編の舞台は、スウエーデン、あるいはヨーロッパのどこか?という設定だと思います。
 ①「トム」
 過去が現れます。フランスの心理ミステリーのような味わいから、少し反転します。しかし、また反転して。。。意外な結末が待っていました。
 ②「レイン ある作家の死」
 中篇ですが、かなり長いです。実存主義文学を読んでいるようで、冗長さが感じられましたが、読み切れました。
 "唯一無二の存在でありたい。自分自身でいたい"。ラスト、あるカタルシスがあります。
 ③「親愛なるアグネスへ」
 見知らぬ乗客。クリス・クロス。書簡のやり取りによって語られる二人の女のささやかな歴史。監督は、ブライアン・デ・パルマ(笑)。
 ④「サマリアのタンポポ」
 最近邦訳のないトマス・H・クックの著作のような味わいです。過去の囚われが一気に開放されます。
 ⑤「その件についてのすべての情報」
 この中では、一番短い短編です。閃光の人生を切り取って、余韻が残ります。

 1冊の本としては、②をどう受け取るかだと思います。ミステリー・ジャンルからは少し外れています。外れていても、いい小説はありますね。他の読者の意見が聞きたいような気がします。
 ②を最後に読む。これが今回はおすすめだと思います。
悪意Amazon書評・レビュー:悪意より
4488010865



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