(短編集)
悪意
- 北欧ミステリ (199)
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スウェーデンの推理作家アカデミーの最優秀賞を3度受賞したベテラン作家の中短編集。収められた5作品、それぞれ違った趣向だが、どれも人間くささがあり、巧みなオチでうならせる密度の高いミステリーである。 | ||||
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これは、良い。 翻訳者久山さん、凄い。 よくもまあ、エッチなことを。ペーションの、許されざる者、の訳を、嫌いだ、女性なのにお下劣だ、丁稚とか変な意訳はやめてくれ、など批判があった。 ベックストレームシリーズでも、下ネタの翻訳が汚い、とは思う。 しかし、味がある。 あっというまに読了。今年読んだ本のベストかも。 どの作品も、何処かで読んだ見た、そういう気がする。 これって、ゴダールみたく、引用集なのか? 或いは、本歌取り? | ||||
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「悪意」("Intrigo")、作:ホーカン・ネッセル、東京創元社を読む。 5つの中、短編が収録されています。作者は、スウエーデンの推理作家ですが、邦訳は2作目。全般、これらの中短編の舞台は、スウエーデン、あるいはヨーロッパのどこか?という設定だと思います。 ①「トム」 過去が現れます。フランスの心理ミステリーのような味わいから、少し反転します。しかし、また反転して。。。意外な結末が待っていました。 ②「レイン ある作家の死」 中篇ですが、かなり長いです。実存主義文学を読んでいるようで、冗長さが感じられましたが、読み切れました。 "唯一無二の存在でありたい。自分自身でいたい"。ラスト、あるカタルシスがあります。 ③「親愛なるアグネスへ」 見知らぬ乗客。クリス・クロス。書簡のやり取りによって語られる二人の女のささやかな歴史。監督は、ブライアン・デ・パルマ(笑)。 ④「サマリアのタンポポ」 最近邦訳のないトマス・H・クックの著作のような味わいです。過去の囚われが一気に開放されます。 ⑤「その件についてのすべての情報」 この中では、一番短い短編です。閃光の人生を切り取って、余韻が残ります。 1冊の本としては、②をどう受け取るかだと思います。ミステリー・ジャンルからは少し外れています。外れていても、いい小説はありますね。他の読者の意見が聞きたいような気がします。 ②を最後に読む。これが今回はおすすめだと思います。 | ||||
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