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ひょうたん
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ひょうたんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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『夜鳴きめし屋』の前作ということだったが読んだ後に前作があることがわかり順序が逆になった。 古道具屋を営む音松とお鈴を中心に飲み仲間や兄弟たちと織りなす江戸情緒豊富な作品。 人の面倒見がよいお鈴にはこの時代ならではの人情味がよかった。 一般文学通算2721作品目の感想。2023/02/05 16:45 | ||||
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解説を読んでこの作品に前作『ひょうたん』があることを知り大至急購入注文をした。 全体には非常に面白かった。 3話の深川贔屓では本所と深川の境界線がどこであるかの議論が大変興味を引いた。 この時代ではっきり境界が分からなかったことが実際にあったのだろうか。 一般文学通算2718作品目の感想。202301/31 13:40 | ||||
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音松夫婦も好きだったけれど、でもこの親子3人が幸せに暮らすその暮らしぶりの続きが、もっともっと読みたかった… 返す返す無念です 一冊読み終わる度に、大好きな大好きな宇江佐真里さんのご冥福をお祈りしています | ||||
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江戸の庶民の生活や人情話を書かせたら、山本周五郎の右に出る者はいない、と思っていました。 しかし、今では宇江佐真理さんのような作家が後輩として育っていると嬉しくなりました。 まず、全体の構成がしっかり出来た上に、一話完結の話として主人公達の日常が綴られていること。 また登場人物の設定がきちんとなされていること。 それは彼らの着ている物から、話しっぷり、行動や些細な癖に至るまで細かく描かれていることから容易に推察ができます。 読者はまるでその人物が目に見えるような気持ちになるのだから、 その筆力は素晴らしいと思います。 その上で一話ずつ人情話が展開されてくるのだから、 読者が話の世界に引き込まれるのは至極当然と云わねばならないでしょう。 またそれぞれの話が、ちょうとしんみりしていたり、腹が立ったり、と変化に富んで人の気を逸らさないのだから、楽しみはつきない、というものです。 亭主のぐうたらを怒りながらも、毎日ざっかけない材料で美味いお菜をこしらえるお鈴。 だらしのないようで大切な人の心はきっちり押さえている亭主の捨松。 そんな捨松の元に集まっくる幼なじみたちは、一癖も二癖もありそうな面々ばかりなのですが、 胃袋はガッチリお鈴に押さえられています。 それぞれが何とも微笑ましい。 武士の面目の不合理さ、商人のしたたかさ、そして男女の情の不可思議。 物語は章が変わるたびに、切り口を変えて描かれます。 しかし底辺をながれるテーマは一貫していてぶれることはありません。 宇江佐真理さんの作品も、周五郎作品とおなじで、芯からの悪人はそういません。 皆が心に疵が有り、上手く処理出来る人と、そうでない人がいるだけです。 続きがあれば是非とも彼らの此れからが知りたくなるような物語です。 | ||||
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最後に長五郎がみさ吉に手を上げたのがどうもよく分からない。心の動きは分かるがこいつ女に手上げるようなキャラだったのか? 相談されて憤る夜鷹のおしのの心情もよく分からない。なぜばかにされてると思うんだ? 長五郎という主人公のキャラが誠実すぎておもしろみがないので、デタラメ人間の自分にはただ読んだだけの小説だった。いいお話といえばそうなんだけど・・・ 食事のシーンはぜんぶ見事だった。 本作品で光ったのは駒奴という芸妓。こいつが平坦な物語をわずかに救ったかな。 | ||||
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疲れた時に、サラサラ読んでいます。江戸の人情あふれる人々の生活を画像にしながら読み進めていくのが大変面白い。 | ||||
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なんで小説を読むの?なんの役にも立たないのに。教養も知識も増えないよね?なんで??? なら教えてやる。心が豊かになるからだ。生きていくために必要で一番大事なことだからだ。その場その時、ジャストなタイミングで出会った小説は自分に問いかけてくるのだ。自分にとってなにが大切かを見つめ直すことになるのだ。一生忘れないくらいの感動だってある。ほんとだぜ。 お鈴さんの造形がユーモラスでよくて、どの作品も味わい深いが、さいごの『貧乏徳利』でぜんぶ持っていかれた。 扱いにくい猪口で幼馴染の友人と酒を酌み交わしながら花見をする。他愛もない話をして。 「こんな花見が一度してみたかったんだ」 ほんと別にたいしたことのない光景なんだが、自分にとっては考えさせられることが多すぎて、ふと入りこんだら電車を降りそびれてしまった。短編でこんなこともあるんだな…… 誰にでもありそうで実はほとんどの人がそういう幸せな花見を経験できていないでしょう?悔やむのは決まって後から。 もしくはあったとしても一本の小説に仕立て上げられないでしょう? どうしてうまい作家の手に掛かるとこうも輝くんだろう?不思議だね。 | ||||
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ネタバレを含みます 『ひょうたん』を読んだのが随分前なので、「芝居の幕が好きだった父が母に無理を言って作らせた半纏」が出てくるまで、続編と気付いていませんでした。 そうかぁ、長五郎の両親はあのお鈴と音松で、二人は亡くなったのかぁ…。 もちろん寂しい気持ちはありますが、あの物語の後も彼らの人生は続き、そして全うしたのだと思えて感慨深いです。 宇江佐先生の作品らしい美味しそうな料理と登場人物が魅力的でした。 個人的には特に増川姐さんと長松母子、おしのさんが好きです。 本編はとても面白いのですが、解説は随分とんちんかんだと思いました。 「相川は別の騒動も巻き起こすのである」は恐らく浦田の騒動だと思われますし、 「手元不如意なのにツケの支払いを求められたり、国許に武家の嫁としては完璧な妻がいるのに吉原の遊女に惚れてしまう相川の苦悩」はツケの支払いを求められたのは相川で遊女に惚れたのは浦田なので、 相川と浦田の武士2人が完全にごっちゃになっています。 | ||||
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小道具やの夫婦や友人の人情が感じられる心暖まる江戸の話です。 | ||||
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本書五間堀にある古道具屋・鳳来堂。借金をこさえ店を潰しそうになった音松と、将来を誓った手代に捨てられたお鈴の二人が、縁あって所帯をもち、立て直した古道具屋だった。ある日、橋から身を投げようとした男を音松が拾ってきた。親方に盾突いて、男は店を飛び出してきたようなのだが…(表題作)。江戸に息づく人情を巧みな筆致で描く、時代連作集。 | ||||
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本所五間堀の「鳳来堂」は、父親が営んでいた古道具屋を、息子の長五郎が居酒見世として再開した“夜鳴きめし屋”。朝方までやっているから、料理茶屋や酒屋の二代目や武士、芸者など様々な人々が集まってくる。その中に、かつて長五郎と恋仲だった芸者のみさ吉もいた。彼女の息子はどうやら長五郎との間にできた子らしいが…。 | ||||
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短編集で有りつつ一冊で一つの物語が紡がれ、江戸の庶民の生活がよく分かる話でした。読み応えが有りました。 | ||||
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さらっと読めるのに、じーんと胸にしみる。短編集なので時間があまりない、という方にもオススメ。感動間違いなし。 | ||||
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前向きに一生懸命な姿がいい。また、女性へも純真な考え方が素晴らしい。 | ||||
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成長した長五郎がまぶしい。宇江佐真理さんの作品は、江戸庶民の生活がリアルの描かれていて懐かしさを感じます。 何より、最後がハッピーエンドで泣けましたよ | ||||
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続編も良かったですが、それ以上にこちらがよかったです。 夫婦、親子、友人間のこまやかな愛情が伝わる短編集で、心が温まりました。 この作品によれば、息子は父親以上の目利きで、幼くして大人並みの受け答えがしっかりできます。続編では初代の隆盛を取り戻す骨董品屋の物語になりそうなところ、がらっと趣向を変えたのがすごい。 | ||||
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滋味豊かな連作集でした。 ときどき、無性に時代小説が読みたくなってまとめ買いするのだけれど、たまたまその中に入っていた1冊でした。 市井ものの王道を行く作風で、じんわりと暖かくなるようなお話しでした。 これは、続編が読みたいね。 幸いなことに前作「ひょうたん」は未読なので、さっそく注文しました。 | ||||
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町の暮らしが目に浮かぶような、そんな感じで読めます。 「人情」っていいよな!と思える物語です。 | ||||
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著者の本を年月を遡りながら読んでいますが、切なくて泣けたのは「君を乗せる舟」に続いて2冊目です。 でも、「君を乗せる舟」と違い、ハッピーエンドだったので、最後には良かったなという涙になりました。 どんな仕事でも、一生懸命がんばることを彼女はいつも教えてくれます。 前作のひょうたんを読んでいなくても大丈夫ですよ。 | ||||
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宇江佐真理さんの作品、「ひょうたん」から2作続けてですが、はじめて読みました。 江戸下町を舞台にした人情譚。とても、心が温まる、沁みる物語で、すごく良かったです。 今更ですが、これから、もっと宇江佐真理さんの他の作品も読んでいきたいと思いました。 他の方も書いておられますが、解説が本当に残念です。物語の余韻が一気にぶち壊し…この解説の人、ちゃんと作品読んでないですね。 私の読んだのは、2014年の文庫本初版ですが、最新の版は差し替えられているのでしょうか? 解説者も編集者も、プロとしてあり得ない失態です。読者にも作者にも本当に失礼。 物語がとても良かったので、すごく腹が立ってしまいました。 | ||||
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