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ひょうたん
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ひょうたんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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2012年9月のNHKラジオを聞いてて話が面白く、つい本を買って読もうと思ったのですが、題名を覚えてなくラジオ番組の内容を調べて、本を購入することにしました。まだ本は届いていませんが、今から楽しみです。 | ||||
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たまたま車でかかっていたNHKラジオドラマで面白かったので早速購入。 味のあるいい作品でした。時代小説が好きでしたが、最近はあんまり読んでなくて。 宇江佐真理さんの作品も初めてでしたが、はまりそう。オススメ! 「うえざ」が宇江佐とすぐに変換したので驚いた。 | ||||
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古道具屋を営んでいた父が亡くなった後に実家へ戻り、そこで居酒屋を営むことになった息子の長五郎。店の名は「鳳来堂」。 朝方まで営業しているため、友人から近所に住む武士、芸者など、多くの人が足を運ぶ。本書では、その鳳来堂で、さまざまな客と主人が織りなす日常を描写されている。時折見せる主人公の人情味あふれる温かい言葉、様子に心があたたまる。 かつて恋仲であった女(ひと)は、いまや一児の母。その子はもしかしたら自分の子かもしれないと疑う長五郎とのやり取りも面白い。 居酒屋を舞台に描いた、江戸の人情味豊かな心温まる時代小説。 あぁ〜心ゆたか。 | ||||
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人情味豊かな時代劇であり、ラブストーリーです。 みさ吉という芸者と、飯屋の亭主の長五郎、みさ吉の息子の惣吉、三人の関係がたて糸となっています。 長五郎の店にやってくるさまざまの客との人間関係が、そのたて糸にからみます。 まろやかで、熟成した雰囲気にひたることができます。 みさ吉は、今でいうツンデレですが、ちょっとツンの部分が勝りすぎかなあ、と少し気にかかりました。 | ||||
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前作とも言える「ひょうたん」は古道具屋「鳳来堂」を営む夫婦を主人公に、江戸庶民の暮らしや哀感が描かれた傑作でした。 今回は、「ひょうたん」の主人公夫婦が他界し、息子の長五郎が店を古道具屋から居酒屋に切り替えるという思い切った設定。居酒屋には、古い知り合いの酒屋の主人、とび職、駕籠屋、芸者や武士などの客が、それぞれの背景を背負って登場し、様々の話が展開します。 物語を貫くのは、主人公長五郎と幼馴染で芸者になったみさ吉との物語ですが、これが、すんなりと一筋縄でいかないあたりがいい。気風のいい芸者の駒奴、元売れっ子芸者で今は夜鷹のおしのなど、ストーリー展開に欠かせない人たちの役どころも絶妙で、人生の厳しさ、悲惨さも織り込まれ、話に深みがあります。 すっきりと柾目のとおった江戸落語の人情噺を聞くような世界に、しばし、酔わせてもらいました。 | ||||
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宇江佐真理さんは読者を裏切らない作家だと思います。 それほど期待したわけでなく、ちょっとつなぎのつもりで読みましたが、 一話、一話読み進むうち、やっぱり巧いなぁとにんまりしてしまいます。 地味ですが、江戸の人情味が手を抜かない細やかさで描かれています。 このジャンルがお好きな方にお薦めです。 | ||||
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宇江佐さんの著作は何作か拝読してます現時点、「ひょうたん」はすっかりハマりました。 小気味良いテンポと、人の息遣いが聞こえてくる感覚と、主人公(主人公達、と言うべきでしょうね:-))を取り巻くそして何よりも自分の住んでいる街が舞台だっていうのと。 「ホッコリ」と評されている方のご意見、大賛成です。 ほろ苦い涙を浮かべた目、くすっと微笑む口。「ひょうたん」を読んでいる自分を自分で見たら、きっとそんな感じなのかと。 あらためて、本作面白かったです! | ||||
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父親が倒れ、鳳来堂という古道具屋を継いだ音松だったが、商売に身が入らず博奕ばかり していて店を傾かせてしまう。そんな時、将来を誓い合った男に裏切られた傷心のお鈴と 知り合い、ふたりは所帯を持つ。ある日、音松は橋から身投げしようとする男を助け、家に 連れ帰った。その男の抱える事情とは?表題作を含む6編を収録。 どの話も江戸を舞台にした、人情味あふれる話である。「ひょうたん」や「織部の茶碗」の ように、地道な商売を続ける音松・お鈴の真面目な人柄を描いた心温まる話もあるが、 「びいどろ玉簪」のように、心がしめつけられるような話もある。虐待される子供たち。 そして、哀れな行く末。現代にも通じるとても切ない話だった。「貧乏徳利」にはラストで 泣かされた。音松とその友人たちとの固い友情は、どんな状況になっても決して変わること なく続いていくだろう。ひとつひとつの話に味わいがあり、しかも、6編はひとつにしっかりと まとまっている。面白い作品だと思う。それにしても・・・。作中でお鈴が作る料理は、とても おいしそうだ。一度でいいから味わってみたいものだ。 | ||||
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お鈴と音松夫婦の営む古道具屋を舞台に、 市井の人々の人生が交錯する連作時代小説。 面白かったです。 何よりも、 宇江佐作品としては、 乾いた価値観が背景に見られ、 ときに残酷な結末もある。 人間の嫌な部分も描き切っていて、 今までの作品にない新しさを感じた。 また料理の描写が充実。 毎回江戸前の素材が登場する。 個人的にははまぐり汁が美味そうだった。 こうして見ると、 本作、何だか池波正太郎へのオマージュなのかと想像させるのだ。 当然、ほのぼのした作風のコアは不変なのだが、 そこに今までにない、池波タッチとでも言うべき味付けがされている。 | ||||
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冒頭の一話に出てくる柚子味噌大根は「ほくほく」としていて、実に美味しそうだ。 それぞれのお話に出てくるお総菜は、どれもあったかくて懐かしい。 お話も、そうだ。 手作りの和食が「ほっこり」と暖かいように、江戸の人情が心に沁みる。 いい話です。どうぞお手に取ってご覧ください。 | ||||
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火曜日に買って帰りの電車から読み始め 木曜日の帰りで読み終えました。 通勤時しか本を読まないのですが 宇江佐真理さんの作品はスイスイと進んで行きます。 短編が6編。古道具屋の夫婦が軸になっています。 近所、親子、兄弟との係わり合いが現代では考えられないようだと思いつつ 日本人の根底にはこんな豊かな心情が隠れているんだろうなぁと 仕事や人付き合いで 付かれた心がホッとさせられるそんな思いで読みました。 各編にでてくる美味しそうなお菜。今度作ってみようかなんて思ったりもしました。 最終編で思わず目に薄涙がにじむ出来事が。 やっぱり人が好きでいられそうです。 | ||||
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父の遺した骨董店を賭け事で潰しかけた音松。 将来を誓い合った男に捨てられたお鈴。 そんな二人が寄り添って立て直した古道具屋に、ある日、浪人から一振りの刀が持ち込まれた。 調べてみると、最上大業物の名刀だった。音松は浪人に1両を融通した……。 底抜けにお人よしの夫婦が営む古道具屋を舞台にして、江戸に息づく熱い人情と心意気を、情緒豊かに描いた連作6編。 今の世の中、「人情」に触れてほっと一息つくほど救われた気持ちになる時はない。 是非、一読をお薦めする。 | ||||
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江戸・五間堀で小さな古道具屋を営むお鈴と音松夫婦を主人公に、持ちこまれる品物をめぐっての様々な人情劇。宇江佐ファンならその空気はもうわかるはず。毎晩集まる亭主の友達のために、料理上手なお鈴が酒の肴をつくる場面がたびたび描かれているのが印象的で食の興味をそそる。またそれぞれの実家との確執の場面も各人の背負う人生の哀しみを感じさせる。少ししか登場しない芸者の豊八や岡引の虎蔵も、その言葉遣いや細かい風貌の描写によりしっかりと命が吹きこまれている。一行一行大切に読みたい、心に暖かいものが残る珠玉の一冊。 | ||||
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剣豪ものばかり読んでいたので読み始めはなんのことはない???という感じでしたが、音松とお鈴が暮らす五軒堀の日々の暮らしが鮮やかに目の前に広がりはじめた時分にはすっかり自分もそこで暮らしている住人のような気持ちになりました。宇江佐さんの書く人情時代小説はいつも大好きで読み終わるのがもったいなく、読むのをためらいながら読み始めるというジレンマに陥っています。 | ||||
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