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滅びの前のシャングリラ
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滅びの前のシャングリラの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 61~71 4/4ページ
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| 読みやすかったです。 なんでもないようなレビューですが、 作品の中、広島の学生がメインでいます。 けれど、広島弁は使われていません。 広島県民としては、『広島=ガッツリ広島弁』を使う作品をたまに見かけます。 けれど、若者は小説やドラマほど広島弁を使いません。例えば、『ワレがゆーたんじゃろーが』みたいな。現実は『そっちがそう言ったんでしょう?』と言う子が多いです。 だから、変に広島弁を使われていないのが個人的にわかってらっしゃるのかなー…と嬉しくなりました。 | ||||
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| 一行目からの衝撃。 心を掴まれました。この先どうなるのか続きが気になる。。。 本作は、友樹、信士、静香、そしてー…もう一人の視点から描かれる話。 それぞれがこれまでどのように生きてきたのか、どんな思いを持っているのか、これからどのように生きるのか。それぞれの章に詰まっています。 いつ死ぬかわからないのが人生。1ヶ月後に自分が死ぬとなったら自分は何をするだろう。。。 でもやはりいつ死ぬかわからないからこそ毎日を大事にしたい。死ぬ時がわかってしまった4人の姿を見て、自分のこれからの生き方を考えました。 毎日全力投球。後悔なくは生きられないかとしれないけど、今ある当たり前のものを大切にして、周りの人を大切にして、生きていきたいと思いました。自分が大切と思うものを大切にする。他人の意見は関係ない。 個人的には、初回限定でついてくる、スピンオフ『イスパハン』までが一つの作品。 | ||||
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| Twitterで話題沸騰だった、隕石で地球滅亡寸前の状況を描いた作品。 壮大なSFかと思って期待したら、希望を無くした人たちの温かな繋がり作品で、予想とは違うけど良い作品でして、作者の本屋大賞作よりも良かった(^-^*)/ 本屋大賞を争った『線は、僕を描く』(現状、今年1番)は超えてないけど、それでも良作で、読後の短編エピソード小冊子が初回限定で付いてるのも良いアイデア♪ 恋愛・家族愛・人間愛。様々な愛のどれかに触れ合っている事は素晴らしいと思わせる名作! | ||||
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| 地球滅亡まであと一ヶ月、 誰とどこでどの様に過ごすか、 周りには幸せに見えても、必ずしもそうではない事も多々ある。 それを各々の物語になぞらえて、語られている。 自分に置き換えたとき、どうするのであろうか。 スピンオフの冊子が物語をさらに深いものに昇華してくれました。 | ||||
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| 『王様のブランチ』で推奨していましたので購入しました。 最初のうちは、これからの先行きがどうなって行くのか?とても気になって興味深く読み進めることができました。しかし、読み進めることによって、その物語の展開が露になって行くと、あまり面白くないので、みごとに裏切られた感じです。 この物語は、1ヶ月後に地球が滅びて行く中で、5人がどのようなに過ごしていくのか?が、骨格になっている作品です。しかし、作者がこの作品を、どのような意図を持って作ったのか?、イマイチよく理解できませんでした。よって、この作品の良さを感じとることができなかった。 | ||||
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| 果てしない世界観に圧倒された。 「流浪の月」で本屋大賞を受賞した著者による受賞後、初めての作品である。 隕石落下を前に荒れ狂う世の中で、4人の人物に焦点を当て物語が描かれる。 生と死の狭間で取る4人の行動の裏には様々な感情が入り混じり、それぞれの視点で物語が描かれることで内容に深みを増していく。 私にはコロナ禍の今だからこそ、世の中に「本当の幸せとは何か」「愛することは何か」を提起しているように感じた。 文章力と世界観は群を抜いている。 ぜひ、主人公を自分に置き換えて、一読いただきたい作品である。 | ||||
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| 一気に読みました。 書き出し、そして後半に行くにつれこれは途中で読むのをやめてはいけないと思うほどの作品でした。 人類への余命宣告の理由はともかく、それに伴う人々の葛藤や倫理や秩序が崩れていくざまや、人間の本性やそれを取り巻く環境の裏表など、これを無様な人の姿と見るのか、それでも絆が確かにそこにあると見るのか意見はわかれそうです。 多方面からの人々のつながりに感動しました。 今の社会に、そしてこれからの人々に、いざ自分がこの立場ならどうするのか問われているようにもおもいます。 とても素晴らしい作品だと思いました。 | ||||
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| 「流浪の月」読了時にも感じたことですが、著者の表現力、心理描写力は卓抜しています。細かな情景描写力も素晴らしく、全てのシーンが映像として浮かんできます。 ただ、一方でところどころリアリティに疑問を覚えてしまい、物語への没入を妨げられる点も……。 先行レビュアーの方も書かれていたことですが、物語のキーであるヒロインが「東京へ行く」理由が弱すぎる……。 小惑星の衝突が判明し、世界が大混乱し、暴動や略奪が起こるのが分かっているのに、「憧れの歌姫のライブのため」(それは表向きの理由ではあるのですが、本当の理由もどうも弱い)、東京に行くかなあ。 繊細な少女の心理として分からないでもないですが、それならもっと切羽詰まった描写を積み重ねて欲しかった。 それから、ヒロインの妹の名前です。 ヒロインの両親は愛情深く、良識的な人物であることが描写されています。そんな両親が、妹にあんな名前を付けますかね?この名前もキーポイントになるだけに疑問を覚えました。 他にも街の描写とか(世界の終末前なのに、どうにも緊迫感が漂ってこない。あんな時期までガソリンがあるかなあ。歌姫の章だけ物語が浮いていて、どうにも感情移入しにくい等)、気になることはあるのですが、生き生きとしたキャラクターと文章力で一気に読ませる筆力はすごい。 とにかく気になる作家さんであることは間違いないので、次作も買います! | ||||
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| 傑作だと思った。 著者の文芸作品を好きで読んでいたが、基本的にどれも社会的に弱い人に対する救いというものがテーマとして描かれているように思う。それは今回も一貫しているのだが、雰囲気がまるで違う。 暴力のシーンも、人が死ぬ悲惨なシーンも真に迫るように登場する。 荒っぽいヤクザの男の視点も迫力満点に描き切る。 それを経由しての、著者の真骨頂である人と人との繋がりを描く場面は永遠に読んでいたくなるような安心感があり、最後の章の視点人物、何よりラストシーンには言葉を失った。 著者の持ち味をしっかり読ませる安心感、今まで見たことのない著者の新たな実力、その両方を堪能した。 個人的に満足度は流浪の月を超えた。 また、初回限定の短編を読むとさらにこの本が愛おしくなる。今後は付かず、文庫化時にも読めないらしいので、購入を迷っている方は早急に手に入れることをおすすめしたい。 | ||||
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| 1ヶ月後に地球が滅亡。このストーリーを知った時、 オーストラリア映画『ファイナル・アワーズ』を思い出した。 あの映画は滅亡までの1日を描いたものだが、この作品は1ヶ月。 どちらも、地球の崩壊と社会の混乱を描きながら、 その中で人間としてどう生きるのかをテーマとしていて、面白い。 この作品では登場する4人の人間模様をフォーカスし話が進んでいく。 正直、本当に滅亡とかになったら、もっと悲惨で、それどころではないと思う場面もあったり、 そもそもJKの美少女が、安易に東京行きたいとか、その設定に無理やり感を感じて、 最初は話にのめり込めなかった。 でも、4人が交差し始める所から、最後は一体どうなるのかと、 ワクワク感が止まらなくなり、一気に読了した。 最後は少なからず4人+1人は救われたという、 滅亡するのにおかしな話だが、希望があるのだ。 読了後は、本当に滅亡してしまった後のことまで考え、 また、登場人物全てのあの瞬間の感情がリアルに思い起こされてきて、 引きずる作品である。 それなのに何度でも読み返したい中毒性も持ち合わせている不思議な作品でもある。 星を一つ減らしたのは、 ストーリー展開に重きを置いた結果だと思うが(その展開がまた面白いのでこれはこれでいいのだが)、 凪良ゆうの作品には常に、心にドスンと衝撃がくるような刺激的な文章表現があるのだが、 今回私的には、それが薄かった。 しかし、面白い表現は散りばめられていて、やはり彼女の文章表現のセンスは秀逸で好きだ。 この作家、本当にただものではないと思う。 | ||||
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| 『 一ヶ月後に小惑星が衝突し地球は滅びる。 不可避の終わりを宣告された世界で、友樹・信士・静香・Locoの人生を上手く生きられなかった4人の足掻きと最期に見つかる青い鳥が感動的でした。 登場人物の視点が変わるけれど物語が繋がっているのが面白いし、それぞれが抱く幸せの形が尊い。 もし、現実の世界でも同じことが起きたら自分だったらどうするのか、想像しながら読むのも楽しみのひとつですね。 初回限定で付いてくるスピンオフ短編〝イスパハン〟も是非ゲットして読んでもらいたい。 5人目のスピンオフで、愛しさや切なさが凝縮されています。』 | ||||
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