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滅びの前のシャングリラ
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滅びの前のシャングリラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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地球滅亡を知る前にはゴミのような日常を過ごす高校生。命の期限を知り崩壊していく世界の中、ようやく普通の幸せを噛み締める物語。高校生、母親、チンピラ、歌姫の目線で書かれている。 自分の気持ちに蓋をして、家族、友人、世間が望む自分を、生きたるために守るために演じている。そういった主人公達だ。そういったタガが外れた時に幸せを感じる事が出来るのかもしれない。 | ||||
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地球が滅亡するというベタな設定だけど、おもろいから一気読みしちゃったよ。ストーリーは割と単調に進んで、それぞれの人物の気持ちを順番に描いてる。正直もう少しストーリー構成にひねりがあれば、もっと面白くなったのになぁと思う。 | ||||
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『滅びの前のシャングリラ』は、人類滅亡を目前としたときに現れるユートピアを描いた小説です。 そもそもの状況設定が、1ヶ月後に人類が確実に滅亡することがわかったら、私たちは何を望み、 どんな行動を取るだろうか、というよくあるものですが、 アップル社の故スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業祝賀スピーチで発した、 「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」 と同様に、私たちの生きる意味の核心を突く、深遠な問いに立ち向かうものとなっています。 結論から言うと、この小説で作者が提示する答えは、愛する人との絆や、いまを生ききるという オーソドックスな解に帰結します。 ですが、登場人物の設定である ・いじめられっ子の男子高校生 ・実の両親探しをする美少女の同級生 ・両親の愛情を得られずに荒んだ暮らしをしていたが、いまは懸命に日常を生きるいじめられっ子の母親 ・チンピラのままで40歳になった、いじめられっ子の実の父親であるケンカ最強の男 が、人類滅亡というカオスの中で出会い、ベタベタな愛情ではなく、不器用だけれどお互いが関係性の 距離感をすごく大切にしながら過ごす数日間の話が、無骨だけれど、それでいて温かくて心地よい家族像と して描かれています。 最終章では、美少女高校生のアイコンであり、その虚像に苦しむ歌姫が、家族や古い友人のなかに本当の 自分の居場所を最後に見つけるというストーリーが交差し、物語に厚みをもたせながらエンディングへと 読者を誘います。 近い日に確実に「死」が訪れるとわかったなら、私たちは何を求めるのだろうかということを、これらの 登場人物を決して完全な善人として描くのではなく、苦しんだり、社会的にいう罪を犯しながらも、大切な ものを見つけて、必死にそれを守ろうと姿勢に心打たれます。 この小説を象徴するいくつかのフレーズです(ネタバレしないように微修正しています) (母親) ・惚れた女は命懸けで守れ。ここに必ず戻ってこい。それくらいの親孝行はしろ ・暴力というカードには裏と表がある。善悪ではなく、許せるか許せないかだ (父親) ・食べ残した魚にラップがかけられていた。底の浅い言動とは裏腹に、根の慎ましさが見える ・裁くやつはもういない。罪だらけだ そして最終章で、歌姫に語らせているこの一節がこの小説のすべてを言い表しています。 「皮肉にも、死を目前にして、みんなが生きる意味を探しはじめ、善悪に関係なく行っている」 地球よりも先に人間が壊れていく様を、このようなぶっ飛んだあり得ないストーリーだからこそ、 より一層、「生きること」の意味を考えるというより、リアルに感じさせてくれる物語でした。 | ||||
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一気に読める。地球滅亡までの一ヶ月というとんでも設定ですが、描かれるのは人にとっての幸福とは、というテーマ。とんでも設定の中で登場人物たちが見つける幸せ、幸せってなんだろうの問いに、間に合ってよかったね思う。最後が滅んでようが滅んでまいが、これでよかったと思える。毎日大切に生きよう。 | ||||
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最初から最後までハラハラさせられて、数時間で読み切ってしまいました。 内容としては、私的にはですが、もう少し希望を持たせるラストにして欲しかったです。 終末物なので、希望も何もあったもんじゃないかもしれませんが、フィクションの世界においてはありなんじゃないかな…と。 気になったことは、藤森さんの妹の名前のひどさや、dv男のことを愛しているお母さんのことがちょっと理解できなかったです…(お母さんは好きですよ)。 1番感情移入できたのは、Locoさんの孤独さ でした。幸せって何なのでしょうね。 | ||||
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「メメント・モリ=死を意識して良きよ」という言葉は些か使い古された感があるけれども、俗世間に塗れて生きる凡俗には中々厳しかったりする。なんなら自分自身の死なんて遥か遠いものだと意識の外に放り出しているのが精神的には健康的な状態ではないかと思ったりもする。死へのタイムリミットなんて意識するのは末期のがん患者ぐらいのものではないだろうか…… そんな感じで死を意識の外に放り出しているのが普通の世間の在り様なのだけれども、それじゃ誰もが自分自身の死を意識せざるを得ない社会ってどんなもんだろう?それこそ全人類が一斉に「お前らあと一か月で全員死ぬからね」と宣告されてしまったら社会はどんな様相を迎えるのだろうか? 世間から外れてしまった存在を追いかけ続ける作家・凪良ゆうの新作はそんな「全人類余命1ヶ月」宣言がなされた社会を4人の人物の視点から描いたSF風連作短編劇。 舞台となるのは現代日本。世間を騒がしているのはテロを目論んでいると思しき新興宗教団体ぐらいというそれなりに平和な時代を誰もが過ごしている中、ある日突然「推定10㎞サイズの小惑星が1か月後の午後15時に地球に激突する」「何年も全世界を挙げて小惑星の軌道変更を試みたがどうにもならなかった」という、いわば「全人類余命一か月」宣言がなされて社会は一気に騒然となるが…… 一読して驚いたのは「凪良ゆうって、いわゆる『普通の人々』を主役に据えても話作れちゃうんだ」という点。凪良ゆう作品の主人公と言ったら亡き夫の幽霊が自分だけに見えてる女性だったり、奔放すぎる親に育てられて世間の枠に収まらない自由を渇望する女性だったりと「これは確かに『一般的世間』は狭苦しく感じるだろうな」といった感じのキャラクターの持ち主が多かったという印象なのだけれども、本作を構成する各章の主人公は、なんというかえらく「普通」なのである。 高校でいじめを受け続ける日々を耐え忍び、屈辱的なパシリ扱いの中で一人の少女に思いを寄せるおデブな少年。 頭が回らん分腕っ節だけを頼まれてヤクザの舎弟としてコキ使われてきた挙句ヒットマンにされたチンピラ中年。 若い頃に行きずりの様な関係で授かった小さな命を学歴も無いまま必死で働きながら育て続けたシングルマザー。 作者の過去作と比較すれば驚くぐらいに「普通」というか「ちょこっとだけ道を踏み外してしまったどこにでもいる人々」である事が一目瞭然。当然ながら全員自分の人生を「最低だ」と思いながら生きているのだけど、その「最低だけど、こんなもんだ」とウンザリしながら生きている人生があと一か月で終わりとなったらどうするか?本作の主題はそこにある。 昨年本屋大賞を受賞した「流浪の月」も少女時代に自分を「誘拐」してくれた男性を自分の「居場所」として追い求める女性の姿を描いた作品だったが、本作においても「居場所探し」が主題となっている点は変わりがない。ただ、その「居場所」が割と俗っぽいというか普通の人なら誰でも手に入って、何の価値も感じていないであろう「家族」なのだから面白い。 本作は第一章の主人公を務める男子高校生が、クラスメイトで良家のお嬢様である女の子が滅びが迫るというのに口にした「現代の歌姫Locoのライブがあるから東京に行きたい」という願いを何とか叶えてあげたいと頼まれてもいないのにナイトを務めようとしてしゃしゃり出る所から話が動き始める。治安が崩壊していく中、広島から東京へと向かう途上でお嬢さまが養女である事が判明。東京には彼女の真の両親がいると聞かされるのだけど、腕っぷしにはまるで自信の無い少年はお嬢さまを守ろうとして大ピンチに。そこに颯爽と現れた救いの手は……という感じで進むのだけど話が進む程に最初は高校生カップルだけだった筈の旅が「疑似家族」の様な様相を呈してくるのである。 滅びが宣告されて社会が「弱肉強食」といった感じの原始の状態へと崩壊していく中で、元々どこかが崩壊した家庭に生まれ育った人々が暖かな家庭を手に入れていく、というのは何とも皮肉というかパンチが効いている。ヤクザに危ない仕事を頼まれながら人を殴り、遂には殺めてしまう様なトンデモ人生を送って来たチンピラの人生は極端であるにしても、シングルマザーが「あたしたちは、なんで、まっすぐに生きられないんだろう」と嘆く様に後悔を抱えながら生きてきた人々が77億人総「メメント・モリ」の状態に追いやられた挙句、偶然の積み重なりとはいえ漸く「自分が本当に欲してきた物が何であったか」に気付かされるのだから本当に皮肉と言う他無い。 疑似的なものではあれ、彼らが手に入れた「家庭」がどう足掻いても1ヶ月足らずで終わってしまうという事を念頭に置くと余計に人生の儚さが引き立つ。逆に言えば人間はこれぐらい極端な状況に追いやられないと自分自身の人生という限られた時間の意味に向き合おうとしないのだ、と言われているに等しい。人生は嫌々ながらも引き受けている時間を過ごしている中であっという間に過ぎ去り「自分が本当に欲した物」に気付く前に終わってしまうのだと突き付けられる様な思いがした。 この主題は最終章で描かれる、ある歌姫の半生にも反映されている。大阪のガラの悪い町で生まれ育ちロックを愛する地元の仲間と下手っぴなバンドを組んでいた彼女が芸能界に声を掛けられたは良いが、使い捨てのアイドルに転落し、底辺をはいずり回る羽目になる序盤もヒドい話ではある。だが、本当に悲惨なのはそんな彼女が大物プロデューサーと出会った事により「歌姫Loco」へと仕立て上げられていく栄華の道を突き進む中で大切な物をボロボロと捨てていく羽目になり人生のどん詰まりへと追いやられていく過程の方かと。 大阪で生まれた一人の少女が地の言葉を捨てさせられ、標準語で話す事を強制されて人工物へと置き換えられていく様な、芸能ロボットへと作り変えられていく過程もグロテスクではあるのだが、地元に置いてきたかつてのバンド仲間や、果ては家族とも疎遠になってゆき、最後は「新しいロボット」へと目が向いたプロデューサーにまで捨てられそうになる顛末は目を覆わしめるものがある。 話の方はそんな彼女が捨てた筈のものに救われる様が描かれるのだけど、世界が滅びるのを前に捨てる事を強いられた大阪弁という地の言葉に代表される「本当の私」を構成するパーツを一つ一つ取り戻し、本来の自分の人生を取り戻していく様はちょっと手塚治虫の「どろろ」を思い出す部分もある。しかし彼女が取り戻した物も結局は目の前に迫った小惑星激突という無慈悲な現実の前には消えていくしかない儚さを孕んでいるのである。 「本当に欲しいもの」「心安らげる居場所」という従来の作品でも掘り下げられてきた凪良ゆうのテーマを描きながらも、ギリギリになるまで大切な物に向き合えない人間の愚かしさや、欲しいものが手に入ったと思ったら死ぬしかないという世界の残酷さをこれ以上なく浮き彫りにするのは中々に新鮮な味わいであった。どこかしら「やけっぱち」というか最後のお祭りを楽しむ様なドタバタ感も含めて、作者がまた新たな境地を切り開いた事を実感させてくれる。 これまでは安易な共感を許さない鋭く尖った人物造形で読ませてきた凪良ゆうだけど、「どこにでもいる普通の人々」を特殊な状況に置いて「私の居場所」に向き合わせるという手法に切り替えた事によってより読み易い方向へと作風の舵を切ったなと思わされた一冊。これから凪良ゆうの世界に触れられるという方には「最初の一冊」として手を付けられるのに適しているかも。 | ||||
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二日で一気読みしました。寝不足です。絶望と希望、希望と絶望。凪良ゆうさんの作品は流浪の月以来二作目。長文なのに読みやすく登場人物の感情描写が緻密でその場にいるような気分になります。最近は読書していなかったので改めて読書はいいなと思わせてくれる作品でした。まさに滅びの前のシャングリラでした。 | ||||
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1ヶ月後に小惑星が衝突。破滅する世界と修復する家族、崩壊する世界と自分を取り戻す歌姫。崩れ行く世界と個の再生を描く、連作短編4編。 「シャングリラ」17歳情けない息子目線で、とある事情でライブを目指す美少女幼馴染に付き添って、「パーフェクトワールド」40歳ヤクザな父目線で、母との再会。息子のピンチを救い、「エルドラド」40歳タフな母目線で、”最後のとき、わたしの隣には惚れた男と子供たち”。 「いまわのきわ」29歳すべてを手に入れた歌姫目線、衝突の日のライブで”命を謳うのだ”。 終末モノの秀作。 | ||||
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普段漫画くらいしか読まない私です。 過去にハリーポッターを1冊と、ケータイ恋愛小説にハマって10冊程。急にプツンと気持ちが切れて読むのをやめてしまうくらいの飽き性が、とにかく読み進めたくてたまらない一冊と出会えました。 隙間時間で読んでいたので半月ほど掛かりましたが、終わりを想像して、期待と、絶望と、何が待っているのか、、、色々な意味で興奮してしまう物語でした。 | ||||
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初版限定のスピンオフも合わせて、1日で読みました。やっぱりおもしろい!!! 今の世界の状況にも似ていますよね。 そのせいか、現実と虚構の世界が混沌としているような感じになりました。 『一ヶ月後に小惑星が衝突して地球が滅亡する。』 この一ヶ月後というのがポイントですよね。 最期の日、絶望するのではなくある意味『幸せ』を感じ、『希望』を抱く人々の姿にはとても感動しました。 こんな腐った世の中で、なんとなく諦観しながら生きている人々が、いざ人生最期の時を迎えるときになって自分の幸せや願いを見つけていくなんて皮肉な話ですが、的を得ているような… 失わないと気づけないんですよね。 あー、こんなに素敵なお話を読めるなんて感謝です。 | ||||
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一か月後に小惑星が地球に激突し人類が滅びるという状況下、人が考え行動し変化していく様を、高校生、チンピラ、母親、アーティストの四人の視点から語られる。 願いが叶ったはずなのに、或いはやっと手にしたものなのに、世界が終ってしまうという絶望の中に希望を見出していく人々の姿が何とも切なくつらい。 王道ともいえる設定で各章の話の繋がりもオーソドックスなのに、登場人物達の造りや心理描写が巧みで、挟まれるエピソードも素直に心に入るため、読んでいて胸にグッとくるものがありました。 | ||||
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愛が世界を救わなかったけど、世界の終わりが愛を救った話 これをハッピーエンドととるかバッドエンドととるかは人それぞれだと思うのでみんなに読んで欲しい 明日世界が滅びればいいのにと願わなかった人なんていないと思ってるけど、それが本当になったらと考えるのは不謹慎だけど楽しいよね | ||||
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「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」というシチュエーション。 そんななかで、ひとが考え、ひとが取る行動とは何か。 そして、そんななかで、満たされた幸せとは何かを追求していく。 ”シャングリラ”、すなわちユートピア。 理想的な世界を問いかけてくる。 あるものはいじめ、貧困というマイナスから。 あるものは暴力三昧の反社会的生活というマイナスから。 あるものは上流家庭のお嬢様育ちなのに心が満たされないものから。 あるものは地位と名誉とものに満たされた頂点に立つものから。 「最後に、子供の好きなとこに連れてきてくれるんやから」 普通に、家族で日常を過ごすことは、この上ない幸せなんや。 | ||||
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「1ヶ月後に隕石が落ちて人類滅亡」っていうちょっとバカみたいな設定が、ほんとにリアルで怖すぎた。 今年5月ごろ、コロナ禍のありえない世の中で実際に感じた絶望感のおかげで物語の中のモブな人たちへの共感が深くて、登場人物たちの強さとか弱さとか魅力がより感じられる気がする! さすが凪良大先生。ほんと天才。 | ||||
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「世界が終わる前に何をするか」というのは良くある設定だ.世界の荒廃,暴力からなる世界になるのは目に見えている. 著者は,その極限の状況になった時に,人と人とのつながりを描く.心が本当に求めているものは何か.それは,過去の経験上,日常では目をそむけたくなるようなものかもしれない.だから心の奥底に押し込んでいる.登場人物それぞれが,極限の状況下だからこそ,自分の心が本当に自分の理由で求めていたものに気づかされる. 日々の忙しさに,大切なものを忘れている人は多いと思う.どこか心の中で悶々としたものがあるのではないだろうか.その答えの見つけかたを教えてくれる一冊. | ||||
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読みやすかったです。 なんでもないようなレビューですが、 作品の中、広島の学生がメインでいます。 けれど、広島弁は使われていません。 広島県民としては、『広島=ガッツリ広島弁』を使う作品をたまに見かけます。 けれど、若者は小説やドラマほど広島弁を使いません。例えば、『ワレがゆーたんじゃろーが』みたいな。現実は『そっちがそう言ったんでしょう?』と言う子が多いです。 だから、変に広島弁を使われていないのが個人的にわかってらっしゃるのかなー…と嬉しくなりました。 | ||||
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一行目からの衝撃。 心を掴まれました。この先どうなるのか続きが気になる。。。 本作は、友樹、信士、静香、そしてー…もう一人の視点から描かれる話。 それぞれがこれまでどのように生きてきたのか、どんな思いを持っているのか、これからどのように生きるのか。それぞれの章に詰まっています。 いつ死ぬかわからないのが人生。1ヶ月後に自分が死ぬとなったら自分は何をするだろう。。。 でもやはりいつ死ぬかわからないからこそ毎日を大事にしたい。死ぬ時がわかってしまった4人の姿を見て、自分のこれからの生き方を考えました。 毎日全力投球。後悔なくは生きられないかとしれないけど、今ある当たり前のものを大切にして、周りの人を大切にして、生きていきたいと思いました。自分が大切と思うものを大切にする。他人の意見は関係ない。 個人的には、初回限定でついてくる、スピンオフ『イスパハン』までが一つの作品。 | ||||
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Twitterで話題沸騰だった、隕石で地球滅亡寸前の状況を描いた作品。 壮大なSFかと思って期待したら、希望を無くした人たちの温かな繋がり作品で、予想とは違うけど良い作品でして、作者の本屋大賞作よりも良かった(^-^*)/ 本屋大賞を争った『線は、僕を描く』(現状、今年1番)は超えてないけど、それでも良作で、読後の短編エピソード小冊子が初回限定で付いてるのも良いアイデア♪ 恋愛・家族愛・人間愛。様々な愛のどれかに触れ合っている事は素晴らしいと思わせる名作! | ||||
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地球滅亡まであと一ヶ月、 誰とどこでどの様に過ごすか、 周りには幸せに見えても、必ずしもそうではない事も多々ある。 それを各々の物語になぞらえて、語られている。 自分に置き換えたとき、どうするのであろうか。 スピンオフの冊子が物語をさらに深いものに昇華してくれました。 | ||||
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『王様のブランチ』で推奨していましたので購入しました。 最初のうちは、これからの先行きがどうなって行くのか?とても気になって興味深く読み進めることができました。しかし、読み進めることによって、その物語の展開が露になって行くと、あまり面白くないので、みごとに裏切られた感じです。 この物語は、1ヶ月後に地球が滅びて行く中で、5人がどのようなに過ごしていくのか?が、骨格になっている作品です。しかし、作者がこの作品を、どのような意図を持って作ったのか?、イマイチよく理解できませんでした。よって、この作品の良さを感じとることができなかった。 | ||||
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