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雷桜
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雷桜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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解説子が馬上の2人(男女)が帰ってくるシーンがこの小説でもっとも美しいと書いている。それは女の兄が迎えているのだが、本文では(p.291)----助次郎(*=兄)は不思議に淫らな感じを受けなかった---となっている。 美しいかね?自分が兄の立場だったらきっとそういう感情にはならないと思う。なぜなら自分は男が身勝手な人間だとしか思えないから。作品を通じてここまでもこの先もずっと。いくら当時の殿様がわがまま放題にできる立場にあるとしても家族の手前でいちゃつくようなことするかね?聡明な人間ならそんな弁えぐらいは持っているのが当たり前だとオレは思うね。「不思議に」とはどういうことだ?そもそも兄はこの殿様のどこを慕っているのかオレには分からない。作家から説明が欲しいね。 「奇跡的な恋愛小説」だと?冗談だろう? あとは村人揃いも揃って勘悪すぎないか?父親が誰なのかみんなが察しないのはその後の物語を成立させるためだけど、ムリヤリすぎるだろ、とか他にもいろいろあるけどめんどくさいからもういいや。 北上次郎という解説子の名前だけ覚えておこう。この人が薦める本は弾くことができる。 | ||||
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なんだか別個の話、恋愛物と事件物がそれぞれ独立しているお話だった。 恋愛と事件が互いに絡み合いながらその中心に置かれた主人公の物語である『蝉しぐれ』とは違って、 恋愛も事件もとくに絡むことなく互いに並行したまま話は進み、そして何事もなくどちらも終わっている。 そのせいかどちらもすごく中途半端に感じた。 恋愛は、中盤でいきなり顔を出してきて、遊も斉道もそれまで関わりがないのに出会った瞬間にはもう互いに大好き。 事件も、遊が帰ってきたらそれでもう終わりで、あとは後始末のように事件の真相が紹介されるだけ。 唐突に恋愛話が始まり、唐突に事件のあらましが差し込まれる。 そのために登場人物たち、とくに遊と斉道の心情の変化がすべて唐突に感じられ、無理くりなお話という印象を受けた。 | ||||
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