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雷桜
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雷桜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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江戸時代の時代小説。 庄屋の助左衛門には、助太郎、助次郎という二人の息子がいる。3人目としてお遊が生まれるが、お遊は乳飲子のときに何者かにさらわれてしまう。 それから数年。近所にある瀬田山の炭焼き男がお遊をさらったらしいことがわかってくる。しかし、瀬田山は深いため、もはやどうなったか分からない。 助次郎は、家のしきたりにしたがって江戸で期間限定の遊学をしていたが、ひょんなことから御三卿清水家の中間(ちゅうげん)となる。小間使いみたいなもの。助次郎は、斉道(なりみち)に仕える榎戸に気に入られ、家臣にならないかと誘われる。助次郎は気鬱気味の斉道のことはあまり好きではないのだが、父はこの出世話に喜び、家から追い出されるようなかたちで「侍」になる。 助次郎は、帰省したときに瀬田山で遊とおもわれる「少年」に会い、里に下りるように説得した上で別れる。その後、遊は、父(遊をさらった炭焼きであり、老いた忍びでもある)が行方をくらましたため、助左衛門の家の現われる。助左衛門らは遊を大歓迎する。 斉道に紀州徳川家の当主へ、という話が持ち上がる。このころ、助次郎と斉道の間も近しくなってくる。 気鬱気味の斉道が遠出したとき、斉道は助次郎から聞いていた遊と出会い、野性的な遊に興味をもつ。紆余曲折の末、斉道と遊は結ばれる。斉道は遊を側室にしたいが、遊は窮屈な側室になるつもりはない。一方、斉道もまた、紀伊に行くために遊には簡単には会えなくなる立場。二人が別れた後、遊の妊娠が発覚。斉道は知らない。遊は男児を出産する。 斉道は慣れぬ紀州で苦労し、男児にも恵まれず、紀州旧藩主に実権を奪い返され、失意のまま37歳の生涯を終える。一方の遊とその息子は、名乗り出ることもなく瀬田村の静かな暮らしを選ぶ。 | ||||
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切ない気持ちにさせられます。行方不明となったヒロインの成長の謎が解き明かされたあとは、ある程度予測できる展開ですが、それでも読み進ませるものがあります。普段は読まないジャンルですが、たまにはいいですね。 | ||||
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