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城壁に手をかけた男
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城壁に手をかけた男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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今回の舞台はモスクワ。おりしも訪問中の米国大統領夫人とロシア共和国大統領が狙撃される。ケネディ暗殺を彷彿させる 筋書きの中で、浮かび上がってくる元KGBの陰謀。ロシア駐在中のチャーリー・マフインがその分析力で米国諜報部隊の 協力を得ながら事件を解決する。この陰謀に愛人でロシア諜報局の中枢にいるナターリアが絡んでいるのでないかという 彼の疑問。事件の鮮やかなる解決とは対極的な私生活の破綻。作者の筆力は流石と思わせる一方、やや筋書きが 単調でかつ鮮やかなどんでん返しといった趣がなく、やや退屈とも言える。大統領暗殺というこのシリーズにはやや大きすぎる テーマが災いして、バランスの悪い作品になったかもしれない。 | ||||
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~チャーリー・マフィンについては「消されかけた男」をNHKのラジオドラマで知って以来、毎回読んでいます。フリーマントルの描くマフィンの世界は、敵味方の区別無く裏切りの連続。信用できるのは自分だけの壮絶な世界です。私は普通のサラリーマンですが、時々自分の状況が不安になると、チャーリーならどうすると考えてしまうことがあります。最近の設定は~~モスクワ駐在なので、担当する調査にはイギリス人が関係した事件になるのは仕方ないので、前作に続いて緊迫感が無くなってきたのが残念。今回は、女性がそれほど要となることもなく、FBIとも仲良くなってしまった。そろそろロンドンに召還した方がいい時期でしょう。~ | ||||
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ロシアで米露大統領狙撃事件が起きた。銃弾を受けた米国大統領夫人と露大統領は重体。犯人はその場で逮捕。事件の一部始終はテレビ中継されていた。ロシアに亡命した英国人の息子が犯人と分り英国のチャーリーも捜査に加わることになった。複数の話を同時進行させるのは従来通りである。また各国上層部の保身を最優先にする様子もくどいほど書かれている。いままでと変ったのはチャーリーが比較的自由に捜査していることだ。前作までは上司などからかなり制約をかけられ、それをうまくかわしていたのが痛快だったのだが、本書にはそういった妨害が入らず物足りない。終らせ方がいそぎすぎで、いつものどんでん返しも効果が薄い。話は十分おもしろいし、読後の満足感もあるのだが、初期のチャーリー・シリーズと較べると、カレーニンのような魅力的な登場人物がいないこと(ナターリアでは役不足で、チャーリーも認めるプロが登場しない。)と上記の理由でかなり辛い星をみっつとした。捜査の最新設備の中で、文書や電子メール用のソフトウェアが一般に市販されているものが挙げられる。機密情報を扱うのだからそれは考えにくい。カスタマイズされているのだろうと自分に言い聞かせた。 | ||||
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