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(短編集)
霊能者たち
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霊能者たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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霊能力でつづるオムニバス小説。それぞれの章ごとの主人公が霊能で結び付いてます。 読む人を選ぶかもしれませんが、私は高評価。 読中に、何だか甘ったるいような感覚の麻痺する様な心地よい浮遊感を味合わせて貰いました。 ただ、危険なのでこの作家の本は次は少し間を置いて読もうと思う。 この世の作家やマンガ家には本人に霊感があってそれを描く人という事がある。 美内すずえ、山岸涼子、ホイットリー・ストリーバー、バリ・ウッドなど。 この嶺岸さんも恐らくその一人です。 1964年生との事なのでかなり遅咲の小説家。作者プロフィールを検索したら「NTTに20年勤務後、警察からの捜査関係事項照会書の対応部署も数年経験」という一文を発見した。 つまり彼も警察に協力して何かしらの能力を発揮したのでしょう。 この人はいつか芥川賞をとるかもしれない。 | ||||
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霊能力を持ち、それを仕事にしている人々を主人公にした、短編集です。 ジャンルとしては嫌いではないので、楽しみにして読んだのですが、残念ながら期待外れでした。 全体として、「薄味」という印象を受けました。 まず、キャラクターがすごく細い感じです。ハリがねみたい。ふくよかな人間の感じがしません。 ストーリーの展開もひどく淡泊です。 ものによっては、手に汗を握るようなストーリーにできたはずのものもありますが、淡々と終わっていきます。 初めて読む作家さんですが、もしかすると、これがこの著者の持ち味なのかもしれません。 そして、このような淡泊な味を好む読者がいらっしゃるのかもしれません。 ただ、少なくともわたしは物足りなさを感じました。 | ||||
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「宗教は信仰、霊能は技能です」と、霊視や除霊が、技能として成立している世界の話。ホラーではないが、最初の「鳥は涙を流さない」はぎょっとするし、「霊能者の矜持」はもっとぎょっとする。 霊能者の話といえば、ほとんどは、邪悪な霊とのバトルもの。ここでは、霊のほうも悪気があるのではなく、哀しい存在として描かれて、霊能者も、修行して身に着けた能力ではなく、もって生まれた力を困ってるひとのために使うという、医者に近い描かれ方だ。ええ、こんなのどうやって祓うのか、とあたまをつかう、というのが「霊能ミステリー」ということなのだろう。 するする読めて面白い。もっと続くのかなあ。映像化もしやすそうだ。 | ||||
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