■スポンサードリンク
オデッサ・ファイル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
オデッサ・ファイルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の中でドイツの警察の描写は「普通の人びと」以前なのに、よく描けていると思う反面、登場するラトヴィア人SS隊員は「野蛮人」そのものに書かれているが、いくら作品が書かれた当時はラトヴィアはソ連の一民族共和国だとはいえ、問題にならなかったのだろうか。主人公のドイツ人は「野蛮人」だと描いていないのは、ドイツ語圏での出版を意図しているからに見えてくる。よりにもよって回想録を残したユダヤ人を強制収容所のカポにするとは、どういう事だ?そのカポが自分の太ももに日記を書くとか強制収容所で女性が化粧品が使えるとかいう描写は、作者は筆力があるだけ「説得力」があるように読めるが、却って絵空事に見えてくる。ゲットーのユダヤ人警察やユダヤ人評議会同様、カポが同胞に嫌われているのか、知らないから、末尾で強制収容所に送られた経験のあるイスラエル軍の将校がヤド・ヴァシェムで追悼する光景が描けるのだろう。この将校はドイツ人を憎悪している設定になっているのに。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!