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オデッサ・ファイル



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【この小説が収録されている参考書籍】
オデッサ・ファイル (角川文庫)

オデッサ・ファイルの評価: 4.57/5点 レビュー 28件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

作品として面白い。

この作品の中でドイツの警察の描写は「普通の人びと」以前なのに、よく描けていると思う反面、登場するラトヴィア人SS隊員は「野蛮人」そのものに書かれているが、いくら作品が書かれた当時はラトヴィアはソ連の一民族共和国だとはいえ、問題にならなかったのだろうか。主人公のドイツ人は「野蛮人」だと描いていないのは、ドイツ語圏での出版を意図しているからに見えてくる。よりにもよって回想録を残したユダヤ人を強制収容所のカポにするとは、どういう事だ?そのカポが自分の太ももに日記を書くとか強制収容所で女性が化粧品が使えるとかいう描写は、作者は筆力があるだけ「説得力」があるように読めるが、却って絵空事に見えてくる。ゲットーのユダヤ人警察やユダヤ人評議会同様、カポが同胞に嫌われているのか、知らないから、末尾で強制収容所に送られた経験のあるイスラエル軍の将校がヤド・ヴァシェムで追悼する光景が描けるのだろう。この将校はドイツ人を憎悪している設定になっているのに。
オデッサ・ファイル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:オデッサ・ファイル (角川文庫)より
4042537022

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