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パーキングエリア



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【この小説が収録されている参考書籍】
パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫)

パーキングエリアの評価: 3.33/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

とても素敵なヒロインでした

「パーキングエリア "No Exit"」(テイラー・アダムス 早川書房)をサクッと読みました。
 舞台は、コロラド。ロッキー山脈を越えようとした大学生のダービーは、1994年シビックで故郷のユタ州を目指しますが、ハイウェイで大雪に見舞われ、ワイパーがぶっ飛び、よんどころ無くハイウェイ沿いの「パーキングエリア」に車を駐めます。
 米国のパーキングエリアは、日本のサービス・エリアとは異なり、何にもないのが当たり前のことでした。かつてはヴェンディング・マシンすらなく、トイレと田舎のバス待合所ぐらいの建家しかなかったこともありましたね。
 そのパーキングエリアのレストハウスには既に先客が4人。そして、ダービーは、何気なく駐車しているバンを覗くと一人の少女が檻の中に閉じ込められているのを見てしまいます。
 物語は、一気呵成に進行します。なぜ、ダービーは急遽故郷を目指すことになったのか?少女を監禁しているのは4人のうちのいったい誰?何故?
 登場人物は、およそ6人。タランティーノの「ヘイトフル・エイト」とは似ているようでいて時代も、状況も明らかに異なり、純粋スリラーですから、これ以上詳述することはできません。似たものとして、ペキンパーの「わらの犬」ほどの情念が見えないことが、逆にアヴァンギャルドでした。
 前半は、まあ少し我慢の時。静けさを粉微塵にすべく後半からは、状況がますます悪化していき・・・・面白そうだけど、どうかなと思いながら借りた掘り出し物のDVDのように。結果は、結構面白かったんじゃないと言って、すぐに忘れてしまえるような作品でしたが、スリラー好きには<必要な>一篇だと思います。
 とても素敵なヒロインでした。
パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:パーキングエリア (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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