■スポンサードリンク
等伯
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
等伯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 61~80 4/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筆者独自の視点から怒涛の織豊時代を俯瞰。 長谷川等伯の人間味も絶妙な味付けになっています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下巻まで 一気に読み続けることになった 途中でやめることなど不可能だった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻を通じて 狩野派とは一線を隔した等伯の むしろ宗教家的な内面がよく解り 引きずられるように一気に読み終えた | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今までにない時代小説。 戦国時代と絵師の波瀾万丈の生涯を生き生きと描かれてる。 ただ、くどいくらいの説明と回想が鬱陶しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これほど深い感動と洞察に導いてくれる小説も珍しい。 この小説自体が等伯であるかのごとき、葛藤と洞察を描き切っていて、小説の力を感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
参考文献として購入しました。 日経新聞で既に全て読んでいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日経新聞ですでに読んでいました。 参考文献として購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上下巻とも、大変読み応えのある内容で、今日はここまでで終わりにしようと思いながらも、続きが気になりどんどん読み進めてしまいました。 実際の等伯の絵を見たことがない私にも、絵に描かれている情景が浮かんでくるようでした。 等伯の実物の絵をぜっていに見る!これが、読み終わった時の私の感想です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
極めて調査の行き届いたベテランの筆による傑作と思う。 特に歴史上に顔を出す様々な人々とのやりとりが実に面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
画人の世界の描写が実に面白く勉強になった。 また、人と人とtの丁々発止のやり取りの描写が愉快である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
狩野派に挑戦した等伯の生きざまに感銘しました。 たゆまぬ努力と苦労が生き生きと描写されており、再読しております。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボストン美術館展で等伯の「龍虎図屏風」を観ました。 この本を読んで あらためて日本からの流出を残念に思います。 作者のあとがきによれば 連載中に3・11大震災と原発事故が起こったとこのと。 この小説の中でも、等伯は織田と朝倉との戦乱そして 比叡山焼き討ちなどにまこきまれてしまいます。 権力をもつ者が刻々と変わる中で 絵師も時代の奔流にいやおうなくまきこまれていきます。 小説の中に書かれている 「狩野永徳が秀吉に命じられて 信長の肖像画を改悪した」・・というのは 修復に携わった方々の調査研究でわかった事実とのこと。 ウィキペディアによれば 国宝「松林図屏風」は「完成作でない下絵を屏風に仕立てたものだという説もある」 とのこと。 生まれた世の中が平和&平穏であれば 等伯や狩野永徳は、どんな絵を残したのでしょうか? 表紙は「松林図屏風」の一部を使っていますが 上巻が白黒反転で、下巻がそのままの色なのは 上巻では、等伯が世にみとめられるまでの数々の苦しみを 下巻では出るから哲にいたった境地を表しているのではないか と、読了後、感じました。 ネットのおかげで 等伯の絵や、等伯の旅路を検索しながら この小説を楽しみました。 失礼ながら同じ直木賞受賞作、葉室麟さんの「蜩の記」よりは 読み応えのある小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
絵師としての名声を競い合った長谷川等伯と狩野永徳の関係を、由緒あるオーナー企業の跡取りで、学歴も実力も申し分ないスーパーエリートと、田舎から出てきた荒削りの天才的ベンチャー創業者のように描いていて面白い。彼らのパトロンである利休、秀吉、朝廷との息が詰まるような駆け引きを通じて、芸術の世界においても、才能だけでは後世に名を残すような大仕事はできないということを改めて思い知る。 政治力、組織力、資金力、そのすべてを備えていた狩野派を前に、等伯の持てるものといえばほとばしるような情熱と、その情熱を通じて固くむすばれた家族しかなかったが、己の執念と妻や息子の働きで、金脈や人脈を手繰り寄せながら長谷川派として徐々に勢力を増していく。しかし、公家、武士、僧侶、宣教師、商人たちが入り乱れ、それぞれに他者を利用してのし上がろうとしていた戦国時代のカオス都市、京都において、そうやすやすとてっぺんがとれるわけがない。 当代一の絵描きとなって、長谷川派の名を天下に知らしめたいという野心にひたすら忠実に生きる等伯は、愛する者をことごとく悲惨な目に遭わせてしまう。義父母、最初の妻、師であり心の支えだった利休、そして最愛の息子、久蔵。絵描きの業は身内をも犠牲にしてしまうのである。戦国という時代は一個人の執着に対する対価がとてつもなく大きい時代だった。一方等伯のライバル、永徳は、すべてを持って生まれてきた者の業を背負い、華々しい活躍の裏でひとり苦しんでいる。等伯と永徳という二人の天才を、どこまでも人間臭く描いているところに引き込まれた。脇役たちでいえば、等伯の実兄、武之丞、主君畠山善綱の娘、夕姫は人間のいやらしさがよく出たなかなかの悪役ぶりだった。夕姫が嫁いだ三条西家の近衛前久のみがスーパーヒーローで、映画やドラマになったときにはっもっとも美味しい役だろう。 聚楽第、大徳寺三門、祥雲寺、名護屋城。本書の舞台となった城や寺はいずれも聖俗の権力の象徴であり、建築や絵画、造園をめぐって隠密が行き交い、金が飛び交い、ときには人命が犠牲になったことは想像に難くない。等伯が松林図屏風を仕上げたころ、秀吉は圧倒的な富と権力を手にしながら、滅びに向かっていた。激しくもはかなく、燃えさかったまま凍てついたような松林の図は、煌びやかな安土桃山時代の幕引きにふさわしい。宣教師たちをも戦慄させた血ぬられた都で、見る者を「幽玄の彼方」へ導く絵が生まれた理由。スーパーヒーロー、近衛前久の言葉が、著者の答えである。 「俺ら政にたずさわる者は、信念のために嘘をつく。時には人をだまし、陥れ、裏切ることもある。だが、それでええと思とるわけやない。そやさかい常しえの真・善・美を乞い求め、心の底から打ち震わしてくれるのを待っとんのや」。 前久、おいしすぎる役回りである。法華経の教えについて多少なりとも知識があればもう少し深い読み方ができたかもしれない。それが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文体は凄く読みやすかった。 そして凄く心に切り込んでくる迫力に圧倒された。 阿部さんも等伯も凄いのだと思う。 絵とはこんなに力を込めて描くものなんだ、そして(私は感じ取れませんが)こんなに人に伝わるものなんだという事がすごい熱量で伝わってきた。 物語(=等伯の人生)もすごい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
等伯の思いと生き様に圧倒されました。 それまでの人生の全てが松林図に到達するための礎になっているって事もよく伝わってきます。 うまく表現できませんが、目に見えないもの、文章にできないはずのものがすごく伝わってきます。 絵の表現も素晴らしく、絵を見て受ける以上の感銘が伝わってきます。 東伯の生き様も、阿部さんの文章もすごいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地元と深い関係のある著名人であり前々から興味はあったのですが、人としての流れが判らなかったのですが この作品で深い理解ができました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地元と深い関係のある著名人であり前々から興味はあったのですが、人としての流れが判らなかったのですが この作品で深い理解ができました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容・価格・品質共に最良。よい勉強ができました。このような書籍をもっと提供して欲しいと思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容・価格・品質共に最良。よい勉強ができました。このような書籍をもっと提供して欲しいと思っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻とは比較にならないほど面白かったです。 信春(等伯)が狩野永徳に挑み、始まった両派の対決。 追われる狩野派と追う長谷川派の戦い、確執が、この本の大きな幹になっており、その枝葉として、千利休や秀吉、石田三成など、誰もが知る歴史上の人物が多く登場します。 「志が高い者ほど、遠い苦難の道を歩き続けることができる。その先に何が待っているかはわからないが、歩き続けることこそ人にできる唯一のことなのだ……絵のために苦しむことができる我が身を悦べばよい。死んだ者も何もかも引き受けて、捨身の筆をふるえばいいのである」。等伯が辿り着いた悟りとも言うべき心境ですが、この文にハッとしました。 何かを究めようとする人しか、苦難の道を歩くことはできないのですね。 辛く、苦しい道だからこそ、やり遂げた時の充実感は、きっと何を以ってしても代えがたいものがあるのでしょう。 「霧におおわれた松林が忽然と姿を現し、霧は風に吹かれて刻々と動き、幽玄の彼方へ人の心をいざなう。それは、絶対的な孤独を突き抜け、悟りへとみちびく曼荼羅である」と作者安部龍太郎が評した「松林図屏風」。 秀吉や家康、前田利家ら錚々たる大名たちの魂を奪い(フィクションですよね?)、「等覚一転名字妙覚」と近衛前久に言わしめさせた、この絵を是非鑑賞したいです。 「等覚〜」は、初めて聞く言葉で、よく意味がわからないのですが、等伯が信仰していた「法華経」の教え?初心に戻ること? 久蔵が描いた「桜図」は、仙洞御所からいただいた故郷の桜。京都・智積院で、特別公開の際、観たはずなのですが、記憶があまり鮮明ではなくて……。 蛇足ですが、仙洞御所には、私が生まれ育った湯河原の一升石を敷き詰めた州浜があり、特別拝観を申請し見学しましたが、素晴らしい庭で、こちらはよく覚えています。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!