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等伯
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等伯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ちょっと間延びしているかな | ||||
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一気に読むことほどでなく、長さを感じました。 | ||||
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小説は小説。小説だからこそ小説。史実追求が物語の展開にちぐはぐな印象をもたらす? | ||||
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安土桃山期の画家長谷川等伯の一生。 養子先の長谷川家で仏絵師として養父を助けていた等伯、京都での修業を目指して能登を出るも、実兄が関与する畠山家再興の片棒を担がされ比叡山に赴くが、焼き討ち現場に居合わせた前田玄以と近衛前久の子を織田軍から守ったために追及をうける境遇に。法華宗寺院を転々とする半逃亡生活を余儀なくされる。そんな中法華宗僧侶日堯、日慎の肖像画を描き上げ評判を得る。天才狩野永徳の父松栄の知遇を得ると障壁画などへと画風を広げていく。 信長の死、秀吉の天下統一後は、京での活動も自由になり、狩野派に対抗して長谷川派を立ち上げる。永徳の突然の死、松栄のとりなしにもかかわらず狩野派との確執は続き、子久蔵を裏狩野により謀殺される。 久蔵不審死の原因究明を秀吉に願い出て逆鱗に触れるが、前久のとりなしで、明使会見場桃山城を飾る絵を描くことに。これが傑作松林図屏風に結実する・・・。 絵師(芸術家)修業プロセス、法華宗教義、絵画技術論等々、丁寧に描き込まれている。女性三人との交流、武道にも優れていた等伯のアクション場面も盛り込まれており”映画的”と感じる。作品の細かい描写は実物を鑑賞したい気にさせてもくれた。 狩野派との確執、利休、玄以、前久、秀吉等著名人との関係が史実なのか、参考文献リストがないので不明なのは残念。 等伯が何度も芸術的開眼をするには鼻につく。また主要登場人物すべて(淀殿以外)が審美眼を持っていると描かれているのは不自然だ。 敬語・丁寧語の使い方はじめせりふが現代風過ぎるなど、文章は重厚さに欠ける。直木賞受賞作と言うことは、歴史小説でなく時代エンターテインメントと割り切るべきなのだろう。 「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞、本作が直木賞を受賞と、作品の出来からすると?だ。文学賞の”権威”を盲信してはいけないと教えられる。 | ||||
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分厚い上下巻の本ですが、スラスラ読めます。 内容は、可もなく、不可もなく。 天下の名品「松林図屏風」に惚れて何度も見ているような方なら、 ちょっと物足りなく思うかもしれません。 「大涅槃図」に等伯が自身を擬した人物(僧)を書き込んでいるという記述は 興味が湧きました。 ちなみに、「松林図屏風」は東博の所蔵品なので、 年1回程度のペースで、東博の常設展の国宝コーナーで ひっそりと展示されています。 この小説を読んで等伯と「松林図屏風」の名前を知り、 興味を持つだけでも、本書の価値はあると思います。 | ||||
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先に萩耿介さんの「松林図屏風」(日経賞の受賞作)を読みました。 等伯の苦闘や息子久蔵の情熱など中身が詰まっていて感動しました。 そのすぐ後、安部さんの「等伯」の連載が 日経新聞で始まった時、びっくりしました。 同じネタだし、会社も同じなので。 直木賞受賞ということで本で読んでみましたが、 まあまあな感じです。 絵に対しても仏教に対しても、 これといった深みを感じませんでした。 前半は等伯の人物も曖昧だし、 新聞連載のために無理して話を長くしている感じです。 この意味で作品の密度や完成度は高くないと思います。 萩さんの「松林図屏風」では、 等伯が「この世あらざる絵」を追求していきますが、 安部さんの「等伯」では それが「誰も見たことのない絵」となっています。 等伯が好きで何度か実際の屏風を見ていますが、 「この世あらざる絵」のほうがあの幽玄さに近い感じがしました。 | ||||
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先に萩耿介さんの「松林図屏風」(日経賞の受賞作)を読みました。 等伯の苦闘や息子久蔵の情熱など中身が詰まっていて感動しました。 そのすぐ後、安部さんの「等伯」の連載が日経新聞で始まった時、 びっくりしました。同じネタだし、会社も同じなので。 直木賞受賞ということで本で読んでみましたが、まあまあな感じです。 絵に対しても仏教に対しても、これといった深みを感じませんでした。 前半は等伯の人物も曖昧だし、 新聞連載のために無理して話を長くしている感じです。 この意味で作品の密度や完成度は高くないと思います。 萩さんの「松林図屏風」では、 等伯が「この世あらざる絵」を追求していきますが、 安部さんの「等伯」では それが「誰も見たことのない絵」となっています。 等伯が好きで何度か実際の屏風を見ていますが、 「この世あらざる絵」のほうがあの幽玄さに近い感じがしました。 | ||||
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読み始めましたが ぴんとこないです… 安部氏の絵師ものとえば 「お吉写真帖」ですかね〜 水墨画と言えば 白隠もいいですよー 「松林図」は 二度観たことありますが 閉館後は 誰が見てたのでしょう… | ||||
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申し訳ないが、もっと感動させてくれないかな。等伯の年譜を知りたいだけじゃ小説じゃないです。等伯の人生がのめり込んで松林図になった様な、そこに読者も手に汗を握る様な感動が欲しい。虚構を借りた言葉の感動というものが希薄なんだと思う。 画家を主人公とした小説じゃ、そうした感動が第一で、あとは等伯の乱世に生きた心根を大きな幹として、いかに読者に与えられるかだと思うんですが。 何か乗せられるところが少なかったです。 | ||||
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長谷川宗清の養子となり仏絵師の道を歩む信春(等伯)は、 評判の狩野派の絵を見て、ひそかに仏絵だけではなく、何でも 描ける「絵師」となる夢を抱いていた。 織田信長の浅井・朝倉攻めや叡山焼き討ちなどの動乱で妻子 ともども生地を追われ、意に添わぬ扇絵などを描いて糊口を しのぐ日々が続く。 しかし、信春を認める法華宗僧侶の日通や関白近衛前久らの 庇護を受け、次第に頭角を現してゆく。 信春の才能を見抜き、養子として迎え入れた養父宗清、夫の 画力の向上を願う妻静子の愛。 父の才能を受け継いだ息子久蔵。 著者は家族の愛と結束を強く描いている。 画はやはり平和でなければ描けないものなのだろうか? 争い止まぬ社会の狭間で必死に生きる信春一家を描く、上巻。 | ||||
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仏画から松林図に至るまでの等伯の波乱万丈の生涯 をエンターテイメントとして鮮やかに描いており、上 下2巻の長さを感じさせない仕上がりになっている。 ただ等伯の描いた作品の凄味を感じさせるまでの表 現がなされたとは言えず、やや物足りなさが残る。後 書から著者が等伯の真実に迫ろうと様々な努力をした ことは理解できるのだが、宗教と美術を背景とした小 説の難しさを感じる。 | ||||
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