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等伯
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等伯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全91件 41~60 3/5ページ
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下巻を読み終えて、 絵師としての求道者の生き様が、ライバルの狩野派とのやりとりを通して、人間臭く、わかりやすく描かれている。 歴史背景を全く知らなくてもわかるような、丁寧な説明のおかげで、歴史物が苦手な人にもとっつきやすいと思う。 読んでいると、自分自身も「道を極める」ことができたのような気持ちになってくる。 読み方によっては、哲学書のようにも読めて楽しい。 「堤る 我得具足の一太刀 今此時ぞ 天に抛」利休の辞世の歌 人には感応力がある。愛する人が痛み苦しむのを見れば、我身にも同じ痛みを感じるものだ。 「当時(今)の責めは耐うべくもなけれども、未来の悪道を脱すらんと思えば悦びなり」日蓮上人はそう説いておられる。「伝教大師は二千里をすぎて止観を習い、玄奘三蔵は二十万里をゆきて般若経を得たまえり。道の遠きに心ざし(志)のあらわるるにや」志が高い者ほど、遠い苦難の道を歩き続けることができる。その先に何が待っているかは分からないが、歩きづつけることこそ人にできる唯一のことなのだ。 人の目とは不思議なもので、自分が学んだ知識や技法の通りに世界を観てしまう。それは真にあるがままの姿ではなく、知識や技法に頼った解釈に過ぎない。 真にそれぞれの様を写し取ろうとすればするほど、花も葉も図案化していくのである。目に見えるものを精密に写し取るよりも、花や葉の持つ本性を抽象的に描いた方がより本物らしく見える。それは人が物を認識する時に、無意識にないが、経験によってそのことを理解していた。 眼高手低という。表現者は古今東西の名作を学んでいるので眼は肥えているが、自分の表現力はなかなかそれに及ばない。それゆえ何度も絶望の淵にたたき落とされ、そこを乗り越えようと懸命に研鑽を積む。ところが大半の者は、ある程度の水準に達したところで妥協してしまう。研鑽を続ける辛さに、身も心も耐えきれなくなるからだ。 | ||||
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上巻を読み終わった時点です。歴史小説(?)を本として読んだのは、多分これが初めてです。 信長が天下統一を進めた時代、庶民的視点からはどのように見えていたのかがよくわかります。当時、武士の次男に生まれ絵師をめざした等伯の立志の歩みとともに描かれています。 | ||||
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全ての記載内容が事実とは思えないが、史実と主人公との関係が、何より体制に立ち向かう創造者の解説として大変面白い。自分も企画やデザインを生業にしているので、等伯の気持ちが現代にも通ずる不条理に共感した。上巻が面白いので、早速下巻をアマゾンで取り寄せ、合わせて三日で読み切った。中古が安く検索出来るのが良いが、下が上より低価格なのは有難かった。戦国武将好きにも大推薦で、信長の評価が下がる傑作でもある。以上 | ||||
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内容に物足りなさを感じるところもあるが、楽しんで読めた。下巻が楽しみ。 | ||||
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とっても綺麗な状態で届きました。 NHKの日曜美術館で等伯が取り上げられてましたが描かれてる絵を見てて無性にもう一度読みたくなり古本屋さんで探して購入しました。 読み進むうちに物語に引き込まれてしまいます。 | ||||
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静子さんに先立たれ...久蔵が早逝しなければ..と返す返すも残念。 | ||||
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武将等のメジャーどころではないところを主人公に設定する歴史小説という時点で、それなりに興味を引いた部分は大きい。文体も悪くいえば重厚さに欠けるけれども非常に現代風で、すらすらと読みやすいのが良い部分。普段時代小説を読まれない層でも、楽しめるのでは、と思われる。 小説はあくまでもフィクションが主眼だから、もちろん良いのだけれども、 「狩野派」をとことんヒール(悪役)に描く描写手法が、少し子供っぽい感じがしなくもない。 あくまでもエンターテインメントだから、良いのかな。 しかし、もう少し「狩野派の良心」のようなものを織り込んでも良かったのではないか。 後半の「何か悪いことがおきる嫌な予感がする…」その後すぐに息子の久蔵が急死する、の流れや描写も、ちょっとオカルト的な感じがしてどうかとも。 とはいうもものの、兄や様々な武士・公家・僧などの脇役がうまく話を盛り上げていて、全体的には面白いとは思う。あっという間に読み終わってしまった。 | ||||
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NHKBSで作家本人が七尾近辺を旅して説明したのを見て「等伯」を読みました。文に迫力と気品があります。繰り返し読みました | ||||
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同じ石川県人として誇りに思う。すごい白熱した描写など感激した。 | ||||
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安部龍太郎著「等伯」(文庫上下巻) 時代に翻弄されて生きた 主人公の等伯の人生を 読み人の私も 物語の魔法にかかった かの様に、また 疾走するかの様に読破しました。 文句なしの星五つです。 | ||||
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安部龍太郎著「等伯」(文庫上下巻) 時代に翻弄されて生きた 主人公の等伯の人生を 読み人の私も 物語の魔法にかかった かの様に、また 疾走するかの様に読破しました。 文句なしの星五つです。 | ||||
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晩年に至るまで絵にかける激しい情熱が薄れず、全身全霊で絵に向き合う等伯の姿に感動しました。 まさにプロフェッショナル。 自然と本の中で紹介されている作品を検索してしまいました。 機会があれば、本物をみてみたいと思います。 | ||||
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絵師として、苦難や試練を全身全霊で受け止め、これを糧として作品を生み出す姿は、 プロフェッショナルぽくて本当に引き込まれました。 読んでいて、等伯の熱意がものすごく伝わりました。 おすすめです。 | ||||
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上巻に続いての購入です. 下巻からは「もう止まらない」と言った印象で一気に読めます. また,この本は読んで良かったと思えます. 幾つかの言葉が心に残りました. この本の描く「等伯」がすごく気に入りました. また,幾つかの絵も実際に観てみたいと感じさせる良い本だったと思います. | ||||
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個人的には馴染みの無い言葉「等伯」という言葉に思わず手に取りました. 読了したのは上巻のみです 絵師であったことは知っていましたが,少々地味な内容になることを覚悟して読み始めました. 目線としてどうなのかと思っていました. 読み始めて感じたことは,主人公らしくない主人公である. また,絵師という一歩引いた立ち位置に関しても確立するのに非常に苦労します. そう言った意味では,現れるべくして現れた主人公なのだと感じました. 下巻も購入予定です. | ||||
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等伯の一代記。作者には申し訳ないが、比較的最近、夢中で読んだにもかかわらず、印象がもはや曖昧である。しかし面白かったのは間違いないので、読んでみて欲しい。 | ||||
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下巻を読んでいるうちに等伯の画集が見たくなりました。 その都度の絵がどんな物であるか期待して。 太陽別巻 長谷川等伯を購入しました。 | ||||
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桃山時代の魂の絵師の物語下巻。 名声を受けてからも、時代に翻弄され、命危うき立場になりながらも、 自分が信じる絵を書き続けた、熱血絵師の生涯を描いた時代小説。 絵師として、名を馳せたい。 狩野永徳に勝ちたい。 野望を抱いた等伯。 しかし、立ちはだかる壁は大きかった。 狩野派の陰謀や横槍。 時の権力者、秀吉の暴君。 そして、愛息の事故死。 愛息の無念を晴らしたい。 名声を得て、地位安泰する保身にはならなかった。 秀吉との、首を賭けて挑んた松林図屏風。 それは、息を呑む大作だった。 法華宗や禅に勤しんだ等伯だからこそ描けた絵だった。 それは、本質を見抜き、本物よりも本物らしい姿。 秀吉他、誰もが、涙する。 短い文体の中にも、情景や感情がすぐさま感じれる。 そして、揺れる等伯の心境を映し出す流れ。 特に、高見の境地に至った等伯が一心不乱に描く様。 まるで、自分自身が等伯に乗り移ったようになる。 あっという間に読みきった、読み応えたっぷりの時代小説。 | ||||
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とてもきれいで、満足しています。 届くのに時間がかかったので、星1つ減点しました。上下同時に購入しましたが、送料はそれぞれにかかりました。 | ||||
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筆者独自の視点から怒涛の織豊時代を俯瞰。 長谷川等伯の人間味も絶妙な味付けになっています。 | ||||
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