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レオン氏郷
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レオン氏郷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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配達ありがとうございます | ||||
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信長に憧れて信長の思いを深く理解し、 後継者の秀吉に信長の夢を期待したものの裏切られてキリスト教に帰依し、 亡くなった師・千利休が遺した生き様を胸に秘めて困難を乗り越えようとしたものの、 毒を盛られて40年の生涯に幕を閉じた男の生きざまが描かれていました。 | ||||
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信長の夢の後継者である氏郷は、秀吉の時代にはだんだんと疎まれていく。ついには秀吉より先に死ぬ。関ヶ原の戦いまで生きていたら家康とはどうだったのでしょうか?会津若松城の完成は見てないですよね。でも明治維新の戊辰戦争ではこの城が戦場になるのですよね。世の中の巡り合わせを感じました。 | ||||
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信長の、義理の息子と言う難しいポジションにありながら、豊臣の世でも、その人柄、能力から、厳然たる地位を保ち続けた蒲生氏郷。その一生を、主人公に愛情を持ちながら、厳しく描き切った良い作品です。 伊達政宗の考えられる限りの汚い策謀にも、臆することなく、立ち向かった、キリシタン大名。 歴史に埋もれているが,希代の英雄であったことが、本著を読めば良く分かります。 面白い、清々しいが重々しい……そんな書です。 | ||||
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余り取り上げられない武将ですが なかなかおもしろかった | ||||
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あまり蒲生氏郷について知らなかったので、大変参考になりました。 | ||||
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安部龍太郎さんの本です。 蒲生氏郷を主人公にしているのですが、うーん、なんかいまいちキレがないなぁ、と感じてしまいました。 信長は日本を世界と渡り合える国にすべく、イケイケドンドン。 氏郷はそんな信長に惚れて、協力する。 ところが、信長は討たれ、秀吉の時代が来る。 蒲生氏郷も秀吉に従うが、どうも秀吉は信長子飼いの氏郷は目障りらしい。 やがて伊達政宗の旧領会津を拝領されるものの、どうやら政宗は一揆を煽動したようで、氏郷はその対応をする。 そのなかで、氏郷は政宗に毒をもられてしまう。 あやうく一命はとりとめ、政宗の非道を秀吉に訴えるものの、政宗の奸智によって不問に。 明国との戦いを止めさせるべく、氏郷は動くのだが…。 伊達政宗は悪者として描かれていて、どちらかというと、僕は政宗派なので、ちょっと違和感を感じました。 ただ、政宗は確かに食えないヤツだから、まあ、こういう描かれ方はするわな。 とはいえ、政宗が氏郷を「毒殺」というのは、いかにも不自然。 というか、氏郷に毒を盛ったかもしれんけど、それが何年もして発病するって、どんな毒やねん。 また、秀吉の「位打ち」のやり方というか、佐々成政に肥後を与えて、一揆を起こして、それを口実に排除、というパターンというのは、確かに「そうだな」と思えまして、 とすると、会津に蒲生氏郷、葛西・大崎に木村を配置、葛西・大崎で一揆を起こすことを、秀吉は黙認しているというか、そういうことを知っていて、政宗は好き勝手していた、という「読み」は、なるほどと思いました。 ただ、信長が「日本」という国家を意識していた、というのは、ちょっと、この時代にそういうことは考えていたのかなぁ、と疑問に思いますし、 そういう視点を導入したのは良いとしても、どうしても人物像が近現代人っぽくなっちゃって、 違和感を感じます。 確かに、そういうことは考えていたにしても、近現代人っぽくは考えていなくて、別の視点を用意してほしいです。 なんか、ちょっといままでの安部龍太郎さんの本にしては、かなり雑というか、肩の力抜いているという感じがしました。 もうすこし、蒲生氏郷の周辺もふくめて書き込んでほしいところでした。 あと、蒲生氏郷って、どうしても「暗い」印象があるのね。というのも、甲賀とか、あそこいらへんの忍びを使っていたんじゃないか、と思うので。 | ||||
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蒲生氏郷の長編となり幼少期から丁寧に描かれています。 安部龍太郎さんの作品は初めて読ませて頂きましたが他の方と違い途中で歴史の解説のような、注釈のような、説明があります。個人的には、作品の邪魔にもならず知らなかった事もあり丁寧さを感じられました。 作品の内容としては、先ずは蒲生氏郷の長編と言うだけで満足ですが彼自身の聡明さ、志などを感じられ、とにかくカッコいい!という感想。反面秀吉とのやり取りでは、さすが天下人!と舌を巻く圧倒さもあり、読んでいるだけで恐怖感も感じました。きっと秀吉って腹の底からこんな事思っていたんだろうなー、あの時代はみんな振り回されていたんだろうなーと思える描写でした。 アンチ伊達の私としては小物っぷり、狡猾さ、卑怯者の描き方がとても良かったです。 他の著者と比較して星4にしましたが大変満足の出来る作品でした。是非他の作品も購入させて頂きます。 | ||||
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傑作です。信長の世界観の継承者として描出されています。こんな凄い武将がいたのかと思い知らされました。信長の世界観を知って同調していたら「恨み・政治的焦り」などでは決して光秀は殺せなかったのに、あえなく抹殺されたのが本当に悔しいです。それを継ぐ資質をもっていた氏郷も早世して悔やんでも悔やみきれません。読み応えがありました。読み進んでいくうちに残りのページが少なくなるにつれてもっともっと読み切れないほどのページがあればと思いました。 | ||||
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蒲生氏郷にはあまり詳しくなかったのですが、面白くて引き込まれました! また他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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安部氏の戦国物は、他の時代作家とは一線を画す色がある。 それは世界史の観点で日本史をとらえていることである。 1580年、日本では本願寺が織田氏に屈服し、播磨では秀吉が三木の干殺しの決着をつけ、 御館の乱で弱体化した上杉氏のスキを突き北陸侵攻が本格化するなど、織田氏絶頂期になる。 世界ではその年、ポルトガルがスペインに併合され、 日本を独占していたイエズス会に代わりスペインが台頭する。 そして1588年、スペインの無敵艦隊がイギリスに敗れたことで、 日本への影響力が弱まり、オランダやイギリスのプロテスタント勢力が日本に影響を及ぼし始める。 この世界情勢の変化が氏郷をはじめ、織田、豊臣と密接にかかわってきている。 この世界史観点に、葛西大崎一揆の陰謀、朝鮮出兵の裏事情、そして氏郷暗殺説など、 安倍氏の新たな解釈が読む者に新鮮な驚きを与えてくれる。 そしてキリシタンとしての氏郷像も新鮮だ。 ただ氏郷を描き切るには、少しページが足りない気もしないではない。 信長同様、商業の発展に強く影響を与え、近江商人を引き連れて、伊勢さらに会津へと展開した商業的視点。 利休七哲筆頭、歌人としての文化的視点。 多彩な顔を持つ氏郷を描くには1冊では難しいと思う。 それでも伊達政宗や秀吉との確執はしっかりと描かれ、読みごたえがある。 | ||||
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未だ読んでいませんが、楽しみにしています! ゆっくり読みたいと思っています!! | ||||
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関心と少しずれていて。 これぐらいしかコメントできませんですがなー。 | ||||
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信長の目にとまり、秀吉に従い、数々の武功を上げて、100万石に近い大領を与えられた人物です。 会津若松の鶴ヶ城。 家臣をとても大切にし、むごたらしさがなく、強欲なほどの野心がない。 すべては日本のため、世のひとのために尽くし、私利私欲の道を走る事はない人物だと力説しています。 「自己超越」といった、見返りも求めずエゴもなく、自我を越えてただ国益のために身を挺し没頭しています。 自己中、”自分のためだけに、自分の都合のためだけに”といった行動は慎むべき。 厚く信頼されるひとになるべき。 地味な感じですが、文武両道に優れ、和歌や茶道、経営といった面でも才能を活かしています。 | ||||
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これはいつもどうりの普通に出回っている他の作者達となんら変わらない時代背景の物語。 例へば細川忠興を読んでも大概同じ内容で主人公とかの名前が変わるだけ。 信長が主人であり荒木村重や明智光秀、、、 もうちょっとなにかスポットをあてるのは蒲生氏郷を中心にしてなにかなかったのかとも思うが歴史は決まってるのでそれ以外に足しようがないのは解る。 まぁこの作者は文面の構成や読みやすさにおいては津本陽とか伊東潤、山本兼一比べたら断然読みやすいし熱中しやすいのでお勧めです。 | ||||
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葉室麟著「冬姫」と併せて読むと、夫の氏郷側と嫁の冬姫側の二面からアプローチできるので 物語の世界観に深みが増しおもしろさが倍増します。 信長の思想に率直に従う氏郷の行動は、一本筋が通っていてすがすがしさを感じました。 終盤の正宗との奥州攻防も臨場感がありとてもおもしろかったと思います。 | ||||
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葉室麟著「冬姫」を読み、蒲生氏郷のことが知りたくなり、紐解いた作品。 ネタバレにご注意ください。 「日本が世界の流れに取り残されると危惧し天下統一を急いだ信長」の意志、その夢を継ごうとした氏郷。 しかし、目前の戦がなくなり、平穏な日常が訪れたとき、「自分はいったい何のために戦ってきたのか」という疑問を抱き、茶の師・利休を訪ね、ともに茶杓を削る。そこで、信長の死を奇貨として天下を取ろうとしている秀吉への不信感が募っている自分の心に気付く。 小田原攻めの際、細川忠興に請われ旅箪笥を開いて茶を振る舞うが、そこで山上宗二惨殺の経緯と、秀吉に疎まれ始めている自分を知る。 三畳台目の小間で伊達政宗が点てた濃茶を飲む。茶碗に仕込まれた毒が40歳という早世の原因となる。 死を覚悟した利休が釜から湯をくみときの所作から、「不義に屈するな。秀吉や政宗に妥協してはならない」と伝えられる。 いずれも、氏郷の人生にとって、重要なターニングポイントになる場面ですが、「茶の湯」が大切なツールとして使われています。 茶道を学ぶ私にとっては、その情景が浮かび、妄想を膨らませました。 利休七哲の二人、「レオン」という洗礼名を授けられた氏郷の霊父(ゴッド・ファザー)高山右近、妻がガラシャ夫人として有名な細川忠興も要所要所で登場します。 タイトルに「レオン氏郷」と付けたくらいですから、キリシタンとしての氏郷がもっと描かれていると思いましたが、少し物足りなく感じました。「狭き門より入る(狭き門とは、狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。というイエス・キリストの言葉に由来する。すなわち困難であっても多数派に迎合せず、救いにいたる生き方の喩え)こと」を決めた氏郷の心境に切り込んでほしかったです。 山場は、何と言っても、伊達政宗との対決! 今まで抱いてきた政宗のイメージとはかなり異なり、腹グロ男として描かれています。 しかし、それ以上に嫌悪感を掻き立てられたのが、利益になり利用できるうちは重用し、無用になれば容赦なく掌を返す秀吉でした。 蒲生家の当主は代々和歌に秀でていたそうで、氏郷の歌も幾つか披露されています。 その蒲生家の領地で詠まれたのが、額田王が大海人皇子に贈った恋の歌「あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る」。 私の大好きな歌ですが、蒲生野で詠まれたことを初めて知りました。 安部龍太郎作品は、「等伯」に続き二作目。読み応えがありました。 | ||||
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信長の娘婿にしてキリシタン大名の蒲生氏郷の物語を 丁寧に描いた作品は珍しい。 というか、作品によってイメージがコロコロ変わる人物だからなぁ、氏郷は。 ここではもちろん、辛抱強く正義感あふれる人物。 前半は信長に見出された氏郷の輝かしい姿と、 信長の死によって世界が覆り、秀吉の天下掌握が進む中で、 氏郷が生き残りを模索する姿の、変わりようは、 ドラマチックで切ない。 毒殺説を採っているので、その辺のくだりが後半のハイライト。 イスパニアのアジア侵出と戦国日本とのつながりが、けっこう深く洞察されていて、 秀吉の朝鮮出兵もイスパニアとイエズス会が絡んでいた、としているのが いろいろ納得できて面白かった。 また、どうも氏郷がらみで出てくると秀次が聡明、というパターンが多いのだが、 ここでも氏郷と共に世界情勢をきちんと見ていたことになっている。 逆に、敵対した伊達政宗の小物っぷりが笑える。 名古屋山三郎がただの一言、一行も出てこなかったのが、残念。 ただ、どうして氏郷がキリシタンとなったのかが、 この作品を読んでもあまりよく分からなかった。 妻である冬姫は信長の娘だし、蒲生の家だってそれなりの名家だし、 氏郷は抱えているものが大きすぎて、 キリシタンになること自体が無謀なんじゃないかと私は思っているので、 作中の描写では納得がいかなかった。 とくに、後半の キリシタンの禁止令とイエズス会の目論見とイスパニアとの外交という キレイゴトでは済まされない話の流れの中で 「わたしはレオン氏郷だ」と言い続ける氏郷の行動原理が ホントによくわからない。 このタイトルだから、 もう少しキリスト教への熱愛みたいなものがわかると思ったんだけど。 宗教がらみの話はやはり理解が難しい。 | ||||
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さわやかな若武者の前半と重苦しい秀吉時代の後半が好対照。 しかし、氏郷の死因にはかなり疑問がある。南禅寺住職の記述に頼っているが、 彼は医者ではない。当時の噂を信じたに過ぎないのではないか。「信長燃ゆ」の 近衛前久はある程度のリアリティを持って読めたが、こちらはそうではない。 ほかにも話を劇的にしようという作為が目につく。 改名以前なのに「氏郷」と記したり、突然話が前後したりといった著者らしからぬ 混乱も気になった。 氏郷は晩年京都で、秀吉らを招いて宴を開いたとか。無念はあったろうが、実際は もう少し穏やかな最期を迎えたのではないだろうか。 | ||||
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別の著者による「蒲生氏郷」の小説を読んだが、千利休の高弟であることも、 キリシタン大名であることもほとんど触れられていなかった。 もっと良いものはないかと探していて見つけたのがこの書でした。 もちろんキリシタン大名であること、また千利休が登場すること、 大変満足のいくものでした。特に大切な場所で、 氏郷に「御国がきますように。みこころがなされますように。」 と主の祈りをさせたり、千利休に「命は借りものじゃ。志の方が大事であろう。」 と言わせたり、まさにレオン氏郷伝というべき小説です。 | ||||
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