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信長燃ゆ
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信長燃ゆの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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| 宗教に代表される中世的権威をとことん破壊し、近代日本社会の基盤をつくったのは織田信長である。 信長なかりせば、近代日本の歴史はよほど違っていたものになっていたことは間違いない。 作家の塩野七生氏も「信長が日本に政教分離を確立した」と高く評価しておられるが、 信長が「第六天魔王」と罵詈讒謗を受けながら強行した一連の「対宗教戦争」によって、 日本では政治権力が宗教に優越することが確定した。 実に西欧における政教分離原則の確立に先立つこと200年である。 その日本史上に輝く巨星が、権勢の絶頂において、部下の頭を張り倒したことくらいで殺されるものだろうか? 本能寺の変の「光秀怨恨説」には、昔から胡散臭いものがあった。 本書は、信長がなぜ失墜しなければならなかったかを、最新の歴史研究の成果も踏まえ、あますところなく描いている。 本書の説が歴史の真実であるかどうかは、わからない。 だが、十二分に説得的であり、何より小説として抜群に面白いのだ!! | ||||
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| 信長vs近衛前久という構図にひかれて購入したけれど、ひどいですね。文体は格調がないし、人物は軽薄だし。辻邦生氏の「安土往還記」で口直しをしています。 | ||||
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| 稚拙な信長モノ書って、光秀のうらみつらみ説が主流であんまり面白くはないですが、本書は公家VS信長って感じであるいみ新鮮味があります。 歴史的になにが本当なのかというと、実際のところよくわかっていないわけで、少なくとも広く言われている「光秀がいじめられて~」なんていうのは「物語」なわけです。 諸説あり増すが、想像の範疇を脱しないわけで、そういう中では本書は旧来の光秀怨念説一辺倒ではない分楽しめます。 | ||||
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| 数年前に新刊本が出たときからこの本を注目していましたが、この度、文庫本が出版されたことで迷わず購入しました。 あとがきにも著者がかかれていますが、この本は、洋書に見られるような工法を取り入れられています。普通、起承転結で始まりますが、この本は、冒頭が「結」です。いきなり「本能寺の変」の事件模様をドラマチックに物語っています。最初の部分に動乱があり、小説の目玉となる見どころのひとつになっています。 戦国時代の武勇伝をお気に入りの方はお奨めできませんが、大河ドラマ的な小説がお好みの方にはこういう切り口の小説に新鮮味が感じられることかと思います。 | ||||
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| 普通の小説、特に時代小説と言えば、読んでいるうちに主人公が読者自身と重なって、読者が主人公となっているような錯覚を起こしてしまうことがあると思いますが、この本は、たぶん主人公となる人物が読み進むうちにいろいろと取り変わっていくようです。主要な登場人物のすべてがこの小説の主人公でしょう。 このトリックは、この本を書き上げているという江戸時代の公家出身の人物が登場させることにより、著者は第三者的な立場を取っているためです。 時代小説は、合戦での武勇伝が多く、読み続けている読者がエキサイトしてヒーローになった気分を味わえることが面白いところですが、この本は、朝廷(公家)との謀略、ラブロマンスをまじえた小説に仕上げています。 大河ドラマ的なところがあり、男性も女性も読める時代小説だと思います。 上巻、下巻のページ数を合わせると800ページは軽く超える大作で、じっくりと読まれてはよいかと思います。 | ||||
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| 戦国物の定番小説である。当然、信長を書けば作者の力量が分かるわけで、その点では作家なりの一工夫あり。 近衛前久の陰謀説を前面に、前久からの視点から物語りは展開する。 その点、多分この作家が書きたかったと思われる現代社会・経済にも見て取れる既得権(近衛)と構造改革者(信長)の葛藤がうまく描かれており、納得する。但し結末がちょっと迫力に欠け、その点が拍子抜けしてしまった所がもったいないなー。 | ||||
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| 本能寺直前までの短期間の信長を描いている。 この中に近衛前久の心中をからめ、先にある信長との対決を見事に気持ちよく表現されている。 秋山氏の「信長」が剛であるのに対し、安部氏の「信長燃ゆ」は柔を感じさせる。 どちらの作品もここ数年の信長作品において、「秀逸」である。 | ||||
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| 上巻での読者を先へ先へ導きつつ、恋愛小説を信長へ絡める。こんなのもありかな的で楽しめる。表現はもちろん自由であり、小説事態はエンターテイメントであるから「信長燃ゆ」というタイトルに納得かなぁ。ただしわくわく感は上巻の方があった。対外国を見てる信長を理解できない前久が信長排斥に動いていく様子はとても新鮮である。 | ||||
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