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信長燃ゆ
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信長燃ゆの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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本当は、単行本が欲しかったが、在庫切れで叶わなかった。 でも、楽しく読むことができました。 | ||||
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TVドラマ版の栗山千明(勧修寺晴子)を愛でる小説ではないことに注意を要する。 歴史的できごとに登場人物を絡ませられないまま。無駄に詳細に列挙していることが多く、よって登場人物が放置されてしまう結果となり、歴史小説としては駄作だ。 登場人物が動く場面描写だけに圧縮したら100ページいるかどうかではないかと思える。 逆にTV版は尺を考えた上で、駄作を上手に構成してたのだと実感できるとも表現できる。 | ||||
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天皇や朝廷を中心とした日本の在り方、武士と朝廷との葛藤などがよく理解できる。神道の解釈も正鵠を射ていてすがすがしい。天皇の祭が単なる形式ではなく、真に日本国を支えてきたものなのだという真実をしっかりと踏まえている。光秀が反逆した理由も、そこから自然に導かれている。事実の是非はまた議論があるだろうが、それを別にして真実に満ちた本だと思います。 | ||||
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本書は、2001年6月に日本経済新聞社から刊行されたものを、2004年10月に文庫化したものです。 信長の近習だった近衛家の門流の少年が、本能寺の変当日に使いに出ていて難を逃れ、 やんごとなきお方から35年後に本能寺の変の物語を書くように依頼されたという設定です。 上巻の冒頭で、朝廷が本能寺の変に深く関わっていたと明かし、 下巻は武田氏の滅亡の話から始まりますが、武田氏滅亡に120ページも費やす意図が分かりません。 本能寺の変が起こる直前で終わるため、信長がどのような結末を迎えたのかには触れていません。 また、やんごとなき方が誰なのかにも触れていません。 「あとがきにかえて」によると、安部氏が参考にしたのは、橋本政宜氏、今谷明氏、小和田哲男氏、 立花京子氏、津田勇氏、藤田達生氏らのようで、内容は推して知るべしでしょうね。 | ||||
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本書は、2001年6月に日本経済新聞社から刊行されたものを、2004年10月に文庫化したものです。 信長の近習だった近衛家の門流の少年が、本能寺の変当日に使いに出ていて難を逃れ、 やんごとなきお方から35年後に本能寺の変の物語を書くように依頼されたという設定です。 冒頭で、朝廷が本能寺の変に深く関わっていたと明かし、本能寺の変の前年正月に 信長が安土で左義長を行い、都でも左義長を行おうとする話から始まり、 翌年2月に木曾義正が寝返った報告を受けて終わります。 本能寺の変は散々描かれ尽くされ、現代に本能寺の変を描くなら斬新なアイデアが必要ですが、 朝廷と信長が対立していたり、信長が安土遷都を企んでいたなど、受け入れがたい話に辟易しました。 また、誠仁親王の女房を話に絡ませるのも如何なものでしょうか? やんごとなき方が誰なのか、また結末がどうなのかを知るため、下巻に進みます。 | ||||
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武田氏滅亡、徳川家康達を、安土城へ招待し、本能寺の変までの、数年間を、公家の女性を絡めて、偉大な作家の見事な、筆圧で描いています。読んでみる値打ちのある、1冊です。 | ||||
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谷口克広氏は、天下人の父、織田信秀の、14ページで、約1万2000程と言っています。誰か、どちらが正しいのか、教えて下さい。 | ||||
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目立つ汚れなどなく、上下巻セットでリーズナブルに入手でき満足です。申し込み時にセットかどうか微妙にわかりづらかったのでダメ元で注文しましたが期待どおりでした。 | ||||
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上巻に続いて購入. 面白く読ませていただきました. 読み物としてよくまとまった本で,一気に読みきることができました. 今まで数多くの本が本能寺の変の細かい部分に拘った本だったとすれば, この本はそれ以外の部分に拘った本かもしれません. よく描かれていると感じました. いずれかの本の補足として読むもよし,この本単独で楽しむにも良い本です. | ||||
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書店で見つけて購入しました. 興味深いタイトルに惹かれて購入しました. 冒頭に,本書に信憑性を持たせようという配慮がみられます. 私の場合,そこを越えれば一気に読めそうな内容だと感じました. 読み始めて信長そのものを描くことは勿論,生きた時代も描いていることに気付くはずです. 登場人物は,色々な本を読んでいる方には真新しいものはないと思います. しかし,視点が多岐にわたることがこの本の特徴ではないかと思います. この本に登場する信長には,もう一つの自我が存在しますね. 心憎い演出と思いました. 宮廷側に関しても,なかなか詳しく書かれておりそういった意味でも初めて知ることが多かったです. 時系列として,上巻では武田征伐に向かう直前までが描かれています. 下巻も購入済みですのであまり間を開けずに読もうと思います. | ||||
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さがしていた本です。価格も安く、状態も非常に良く大満足です。 | ||||
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信長の晩年に着目しているため戦のような華々しさはないが、 その分、信長や前久をはじめとした登場人物の心理が細やかに表現され、 逆に感情移入してしまいました。 信長の一代記は読み飽きたという人でも、全然楽しめる本だと思います。 | ||||
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省略されがちな信長晩年の話が、朝廷近衛前久の視点を交えて詳細に描かれているので 意外に新鮮でおもしろかったです。 | ||||
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数多く信長についての小説や歴史書を読んできましたが、朝廷側が信長をどの様にみていたかが書かれものはあまり多くないので、新しい信長像を発見した気持ちです。 | ||||
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この小説は清麿という公家が、さるやんごとなきお方から 「本能寺の変の真相を明らかにしてほしい」 と依頼を受けて執筆したという形式で、主人公が特定されず第三者の立場で話が進んでいく。 変の首謀者はあまり学会で有力視されていない、近衛前久が中心とした朝廷陰謀説が採られているが、さもありなんと思わせる内容で中々面白い。 著者が直木賞を受賞されたことにより、復刊されたので気になったのなら一読を | ||||
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大変面白かった。作品紹介は次のとおり。「天下布武」──武力を背景に世を変革してゆく信長は、天正九年、安土を中心に磐石の体制を築いていた。だが、巨大になりすぎた信長の力に、好誼を結んできた前関白・近衛前久らの公家も反感を持ち始める。武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長に惹かれる東宮夫人・勧修寺晴子、信長に骨髄の恨みを抱く忍者・風の甚助ら、多彩な人物をまじえ史料に埋もれた陰謀を描く本格歴史小説。 一般文学通算422作品目の読書完。2007/06/01(in山東省・青島) | ||||
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大変面白かった。作品紹介は次のとおり。「王権守護」―甲斐武田家を滅ぼし、さらに勢力を増した信長は、いつしか朝廷の禁忌に触れつつあった。ついに信長への離反を決意する前関白・近衛前久。朝廷に身を置きながら、信長と深く結びついてしまった東宮夫人・晴子。信長というあまりにも大きい存在に畏怖と動揺を隠せない明智光秀、羽柴秀吉。周到な陰謀が、天下人を追いつめはじめ、すべての意志が本能寺へ結集する。 一般文学通算422作品目の読書完。2007/06/10(in山東省・青島) | ||||
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信長の南蛮好き、徹底的に敵対者を殲滅するさまが描かれていますが、本能寺の変にいたる径緯が朝廷を利用するだけ利用して、幕府という形で 国を治めるのではなく、公武の上、天皇の上に立つ国王を目指していたことが公家の近衛前久に信長を討たなければと決意させ、公家に縁のある 明智光秀に勅命がおり実行にいたります。光秀は10日程で討たれたため真実の程は不明ですが説得力があり面白いです。 日本の古来から文化、教養、伝統や儀式に精通し伝えてきた公家はそれで、人々の尊敬を集めている。 反面信長は神や仏教、伝統、しきたりをやぶること犯すことにまったく躊躇せず、弱者の言い訳のように考えている。 信長に従うものはどこまで野望をなしとげるかついていきたい、外国も征服していく巨大な国になることを夢見ている。 結局、日本人は前者の方が思いが強く、信長は心ざし半ばで討たれたのでしょう。 | ||||
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本書はたしか2000年頃に日経新聞夕刊に連載された小説。公武の確執という観点から本能寺の変での死までの信長最晩年を描く。本能寺の変の真因に関するいわゆる朝廷・公家黒幕説に依拠する本で、当時はその説が流行しており、私もワクワクして日経新聞夕刊が届くのを待っていたものだ。しかしながら、この説は信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤うによって論理的に否定されており、今では光秀単独犯説が確立したといってよいだろう。故に、本書で歴史の真相を知ったとは考えないでほしい。いくら文武両道に秀でた近衛前久とはいえ変に備えて戦支度をするなど公家がそこまでするはずがないではないか。その他、冷静に考えるとあり得ないことは多く、本書は「本能寺の変」はなぜ起こったか―信長暗殺の真実で指弾されている「荒唐無稽」な本の1つかもしれないが、だからといって無視できない魅力を持っている。左義長の描写から惹きつけられるし、荒唐無稽ついでにフィクションとして公武の垣根を越えた信長と勧修寺晴子の恋愛や信長に恨みを持つ伊賀の忍者を登場させる。恋する信長を描いた小説は寡聞にして他には知らない。前久や晴子の心を掴む一方、前久が信長を打倒せねばならぬと考えるに至る信長の冷酷な行動、特に甲州攻めと武田勝頼の悲劇、そして朝廷・公家を信長打倒の黒幕にするのは論外としても、公武の微妙な関係はよく描かれている。ただ、信長晩年の底知れぬ孤独までは感じられず、その点では安土往還記 に及ばない。しかし、陰謀を悟った晴子が必死で本能寺に駆けつけようとする姿は哀れではないか。歴史的事実とは離れた壮大な娯楽フィクションとして充分楽しめる本と私は思う。 | ||||
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宗教に代表される中世的権威をとことん破壊し、近代日本社会の基盤をつくったのは織田信長である。 信長なかりせば、近代日本の歴史はよほど違っていたものになっていたことは間違いない。 作家の塩野七生氏も「信長が日本に政教分離を確立した」と高く評価しておられるが、 信長が「第六天魔王」と罵詈讒謗を受けながら強行した一連の「対宗教戦争」によって、 日本では政治権力が宗教に優越することが確定した。 実に西欧における政教分離原則の確立に先立つこと200年である。 その日本史上に輝く巨星が、権勢の絶頂において、部下の頭を張り倒したことくらいで殺されるものだろうか? 本能寺の変の「光秀怨恨説」には、昔から胡散臭いものがあった。 本書は、信長がなぜ失墜しなければならなかったかを、最新の歴史研究の成果も踏まえ、あますところなく描いている。 本書の説が歴史の真実であるかどうかは、わからない。 だが、十二分に説得的であり、何より小説として抜群に面白いのだ!! | ||||
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