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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1



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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1の評価: 3.97/5点 レビュー 36件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21~36 2/2ページ
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No.16:
(3pt)

ストーリー自体は面白い。ホームズとワトソンに抱くイメージが本書の描写と一致するかがポイント

ストーリー自体は面白く、また訳も読みやすかったです。
ハドソン夫人とワトソン夫人が主人公でホームズやワトソンはわき役。
この既知のキャラクターを使っているからこそ人は本書を手に取るのでしょう。作者の狙いは成功しています。
一方で、私がこれまで読んだシャーロックホームズの一連の作品を通して抱いたイメージとはホームズやワトソンの描かれ方がかなり違っていて、違和感を覚えました。
あと、ドイルがホームズを書いた時代と現代とは女性の地位にも違いがみられますが、無理やり現代の価値観に寄せているのも世界観が壊れる気がしました。こういった過去の有名作品のモチーフを使用した作品は大体忠実に人物像や時代の雰囲気をなぞる良さがあると思っていましたが、本品はちょっとそういった趣とはことなります。
タイムスリップしてパラレルワールド出現!みたいに思って読むと良いのだと思います。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.15:
(4pt)

ホームズを知らない人にも!

ホームズから派生したいろいろな小説があります。
本書もそのひとつですがユニークぞろいの派生作品の中においては
平易な内容であったと思います。
かといってつまらないということではなく、読みやすくホームズを
知らない人にも楽しめます。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.14:
(4pt)

面白いですけど

内容は、ネタバレになるのであまり書けませんが、面白かったです。
 コナン・ドイル財団公認の作品で、随所にコナン・ドイル作品のシャーロック・ホームズシリーズの登場人物が出てきます。この本は、"The Women of Baker Street" ではなく、”The House at Baker Street"の日本語翻訳版です。"The Women of Baker Street" は、『ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿2』として出る予定でしょうか。
 Mrs. HudsonとMrs. Watsonの物語となっています。(一般に「ワトソン」「ハドソン」と書かれますが、この翻訳では「ワトスン」「ハドスン」と原音に近く、好感が持てますね。発音は/sn/で、oは読みません。)
 Mrs. Hudsonは、Sherlock Holmesが下宿しているベイカー街二二一Bの家主です。また、本作品の「語り手」でもあります。Mrs. Watson(Mary Watson)は、ホームズの友人で医師であるJohn H. Watsonの夫人です。
 ホームズが依頼を引き受けられなかった、強請(ゆす)られている女性の依頼を素人女性探偵二人が調査する物語です。(後で、Irene Adlerも加わり、3人になります。)
 Sherlock Holmesシリーズを読んだことがない方たちにもわかるようにという配慮か、登場人物の紹介説明などが長く冗長で読みにくいところがあります。時系列も前後します。過去のことと物語の現在のことが、唐突に切り替わります。唐突に昔話が出て延々と続いたり、状況の説明が長かったりします。わかりやすく簡潔にまとめてほしかったです。現代の日本の多くの小説だと会話文だけで1行になりますが、この小説の会話文はかぎ括弧の前後に文章が書かれていますのでくどい感じがします。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.13:
(4pt)

面白いが、「外伝」では金輪際ない「二次創作」

先行レビューがVineばかりで、つまりはシャーロッキアンが自分で購入したわけではない...それを悪くいうつもりでは決してないのですが、多分、今後シャーロッキアンが本書を読むと、評価はガラッと変わるのではないかな、という気がします。

端的に言ってしまえばタイトルに書いたことが感想の全てです。
ハドスン夫人とメアリーを主人公とする着眼点も、実際のミステリとしての内容も面白いのですが、なにせ作者の書きたい内容のために、シャーロック・ホームズその人の人物像が崩され、魅力的ではあるが正典とは異なるキャラクターとなってしまっています。スポーツ漫画の主人公と親友を題材に描かれた、よくできたBLを読んだ原作漫画ファンはこのように思うのでしょうか...(よく知らない世界ですが)

単独の作品としても、今後の展開についてのわずかな「ほのめかし」も、本当によくできているので、おそらくは作者の男女観が過剰に反映された結果であろうと思われる、この「別物」度合いがもう少し少なければ...というモヤモヤは中盤に差し掛かる頃から読後まで続いています。もっと正直に言えば、この作者のフェミニストっぷりがなければ、もっとずっと良い作品だったろうに、と思われるのです。

うーん、シリーズの続刊は読むかなぁ...少なくとも「四人の署名」のメアリー・モースタン嬢が、ワトスン夫人になったからといってホームズをファーストネームで呼ぶなんて無茶は、何か理由をつけてでもやめて欲しいんですが...
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.12:
(4pt)

シャーロックホームズとは違うが面白い

学生時代コナンドイルのシャーロックホームズを読破しています。
今回の”ベイカー街の女たち”は当時の雰囲気は確かにありますが全くの別ものでした。
シャーロックホームズを読んだ事がなくてもすんなり入っていけますが、読んだ事のある方にはちょっと拍子抜けかもしれません。ですが非常に読みやすくおもしろかったです。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.11:
(5pt)

シャーロックホームズの外伝という感じの本です スピンアウト系の本に抵抗が無い人向けです

ホームズとワトソンが借りている家の大家が絡む話です。作者はドイルとは全く関連の無い人が書いた創作という感じですが、没入感は高い話だと考えます。 スピンアウト系や二次創作系に抵抗が無い人は楽しめるのではと考えます。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.10:
(5pt)

新しくもどこか懐かしい外伝

へー。ハドソン夫人とワトソンさんの奥様が主人公のホームズパスティーシュか!いかがなものかな?と注文。
早速読みましたが、著者のバックグラウンドからかフェミニズム色は多少感じられるものの、不快な程ではなく、爽快感があります。さらに、作中にホームズ作品の文体や本家でのベイカー街の情景がこぼれ匂い、子どもの頃に読んだホームズシリーズへの懐かしさが感じられました。
また、ホームズシリーズを読み返したくなったので星5つ。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.9:
(4pt)

ベイカー街の住人たちへ

あの時代、イギリス、ロンドン。学生時代に貪り読んだホームズが帰ってきた。それだけで嬉しくなる一冊です。往年のシヤーロッキアンであればクスッとしてしまうようなネタが満載で飽きさせません。「なるほどこの手があったか」と脱帽の一冊です。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.8:
(3pt)

読みにくい

翻訳の仕方もあるかとは思うが
ドイルをオマージュした語り口だが
ドイルはワトソン視点での語り口が軽快だったが
女性目線からのワトソンっぽい展開がイマイチだと思う
なんか逆に重く読みづらい
シャーロキアンからみると残念感があるかもしれない
ホームズをかじった程度なら人物像が見えるので読みやすいかもしれない
好みが分かれると思う
私にとってはラノベの域を出ない愚作でした
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.7:
(3pt)

淡々と

シャーロックホームズは読んだ事がないので、書き方が似ているか分からないが、淡々とした口調で書かれている。

詩のような感情を呼び起こそうとするような表現はあまり無く、何が起こったか淡々とかかれているので緊迫した感じがわかる。英語の表現の方も拝見したいが、和訳はさっぱり、ざっくりなのでレポート式の小説なのでシャーロックホームズを読んだファンが違う目線から小説を愉しむように出来ている小説かと思った。

初心者としては、先にオリジナルの方を読んでからこれにチャレンジしても良いかと思った。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.6:
(5pt)

女性視点と言う新発想作ながらも、ベイカー街の雰囲気は完全再現♪

まず書籍体裁は、角川文庫らしく450頁程の純粋ミステリー作品で、シャーロックホームズの世界観を模したパスティーシュ作品でもあり、コナン・ドイル財団のお墨付きも受けています。

その特色は、書名通りに【ハドスン】夫人視点で描かれ、相棒に既に【ワトスン】の妻となっている【メアリー】を据え、人妻コンビが特有の大人視点で事件に挑む様は、やや現代的です。
勿論、登場キャラが犬でも、舞台が歌舞伎町でも無い、キチンとしたベイカー街の物語なので、お馴染みの方々も話に絡んできて、時代的に『切り裂きジャック』事件等の名も踊ります。

そんな中で、書名に沿って作中随一の知性派女性【アイリーン】も登場しますが、流石に主人公では無いので、本編みたいに読者を驚かす程の活躍とは言えず、【ハドスン】夫人の心理推察が主体に話が展開する感じです。
勿論、本編の遊撃隊張りに横の繋がりを軸として、同世界観を楽しむ要素も忘れておらず、公認作品と言う点も頷けます。

総じて、流石に現代女性の感覚を落とし込んだ様なアレンジは漂いますが、ベイカー街の雰囲気を損なう事は無く、本編よりも気楽に挑める外伝としては、高評価出来ると感じます。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.5:
(5pt)

名探偵ホームズの登場人物がでてくる推理小説です

名探偵ホームズといえば、ホームズとワトソンの探偵小説なのですが、本作は下宿のおばさんであるハドソン婦人と、ワトソンの奥さんが主人公で大活躍します。ホームズとワトソンが活躍する話も楽しいですが、脇役の方の活躍の話もとても面白いです。ホームズが活躍していた物語の雰囲気にまた浸ることができます。次回作も楽しみですが、ホームズやワトソンの出番ももっと増やして欲しいですね。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.4:
(5pt)

シャーロックホームズ

シャーロックホームズの登場人物の視点で描かれる小説です。
映画のシャーロックホームズ(ロバートダウニーJr主演)くらいしか見たことがないのですが
できればシャーロックホームズがどんな作品なのか
知っていたほうが大変理解しやすいし、随所随所で理解が深まり
面白いと思います。
ですが、全くシャーロックホームズを知らなければ知らなければで、
それはまた違う視点の作品になると思うので、あえて知識ゼロで読むのも面白いかもしれません。
それでいて、そのあとにシャーロックホームズの本編を見たら良いと思います。
文章の難易度も難しくないですし、読みやすいと思います。
よくまとまっていて面白かったです。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.3:
(5pt)

オリジナル作品の人たちが顔を出してくるのが面白いです。

シャーロックホームズ時代のロンドンの街で
女性を狙った薄汚い恐喝事件。
名探偵に依頼を断られた女性を救うために、女性たちが
助けに活躍するお話です。
シャーロックホームズに出てくる多くの
キャラクターたちがここでも、たくさん、
顔を出してくれるのが、嬉しいですね。
ホームズを日本人にしたり、女性にしたり、
アメリカへ移住させたりと、いろんな
ホームズのオマージュ作品が、ありますが
これもなかなか面白かったです。
連作として、2作目は既に書かれている
様ですので、楽しみです。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.2:
(4pt)

異色のパスティーシュ

シャーロック・ホームズシリーズは本編の他に様々な作家によりパスティーシュ(パロディ)も作られており、現在においても愛されている古典の一つです。
単純にキャラクターを拝借してくるだけでなく、原典の情報や時系列を整理したり小ネタを拾ったりとホームズ愛にあふれているのがホームズのパスティーシュの特徴でしょうか。
切り裂きジャックや夏目漱石と遭遇する話なんてのもあり、大半を網羅してるような人はもはやホームズ研究家と呼べるレベルなのではないかと思われます(笑)

閑話休題。今作は脇役であるハドスン夫人(名前はマーサ・ハドスン説が採用されてます)とワトスン婦人のメアリーを主人公に据えて、名探偵ホームズと相棒ジョンは脇役に回されてしまいます。
当方が寡聞なだけかも知れませんが、このパターンは初めてみました。ありそうでなかった異色作なのかなと思います。
またサブタイトルや登場人物一覧を見たらすぐ分かってしまうので書いてしまいますが「あの女性」の名も……!

事件簿ということで最初は短編集なのかと思いましたが長編です。原文では続刊がある模様。
女性に悪質な強請を行う謎の男の正体をハドスン夫人とメアリー、そしてベイカー街の少年たちが追うといったお話。なかなかホームズらしさのある話かなと思います
作品の雰囲気や小ネタなどパスティーシュとしてのレベルは高いのではないか。
女性作家だけにハドスン夫人らの心理描写もよいのではないでしょうか。
派手さはありませんが、ホームズ感のある冒険活劇が展開されます。

強いて言えば、小ネタを散らしているためにやや冗長な文もあり、展開がやや遅く感じるのが欠点!
長編とはいえもう少しコンパクトに纏まっていたほうが"ホームズらしさ"があるんじゃないかな。
解説によると続刊では今度はホラーめいた作風もあるとのことで気になります。和訳されたら読んでみたい作品です。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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No.1:
(5pt)

ホームズ外伝、名探偵H

著者のミッシェル・バークベイーは13歳の時に初めてシャーロック・ホームズの作品を読んだそうです。
大学で英語を学んだ後、数々の職業に従事、図書館、地方議会、そしてマクドナルドがあったそうです。
推理小説、殊にホームズが好きである日、登場する女性達の魅力に気づき本書が誕生しました。
読めばわかる様にフェミニズムに信仰者でもある様です。
内容は最初はよくある派生本かと、又、文章が込み入っていて読みづらいと感じたのですが、犯人を追い詰めていくに従って中身に取り込まれて言ってあっという間に読み終えました。
登場人物のキャカクター立てが上手く読んでいる方も心情が移っていく様でした。
第二弾もオリジナルでは発行されているので、訳本を心待ちにしています。
ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1 (角川文庫)より
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