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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1
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ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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ホームズとワトスンは最初のちょっと出てくるだけ。 彼らの周りの女性たちが探偵として活躍するという話で面白そうに感じて購入。 知っている彼女たちが活躍するのは面白いが、とにかく話が長い。 もっと短い話を何話かあった方が読みやすく感じる。 ここまで話を長くするほどの魅力はない。 | ||||
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主人公達のパラメーターが上がりすぎていて常になんだこれってなる。 分かりやすく言えば、通信教育で空手を学び大会に出て優勝するようなもので、違和感だらけだった。 期待していたのに残念でならない。 | ||||
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ストーリー展開に少々強引さを感じますが、シャーロック・ホームズの世界観は楽しめる作品です。 最後まで読んで「えーっ。」となりましたが、読後はハドスンさんのケーキが食べたくなります。 | ||||
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当時の雰囲気が見事に表現され、本家同様な風雅さや貧民街の描写は流石ロンドン出身作家。ストーリーも洒脱な本格派で、導入や解決編も上手い。ホームズも思ったより多く登場しファンは満足でき、作者自身もジェレミー・ブレットがお気に入りと言うだけあり、登場するホームズの描写はそのままジェレミーを彷彿させ大変好印象。 ただ残念だったのは、章のつながりや登場人物の唐突な出現にやや雑な説明不足が感じられ、キャラも ハドソンさんとメアリーの明確な違いが薄い印象もあり、そこにアイリーン・アドラーも絡みややキャラの際立たせが弱いかも。 ですが、鋭い突っ込みや厳しい目も有ろう題材をここまで巧くかける作家もそう居ないとも思う。設定の目の付け所や、女性でなければ気づけないストーリーの深堀も見事で、昔懐かしいオーソドックスな本格物を描くのが厳しい昨今、舞台そのものを原点に持ってくる事で自分の書きたい題材を描く手法は、灯台下暗しでかなりの手腕。 | ||||
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この高評価が謎です。 話の本筋がわからなくなるくらい、「ホームズさんは・・・」が入り込んで「依頼主」のことを忘れてしまう。 1章読んで、本の厚みにため息がでました。 もう少し読めば面白いんでしょうか。 ちなみに枝葉のエピソードがわかる程度には「ホームズ」を読んでいますが、ニヤリともしません。 | ||||
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ホームズの世界を再び味わえて感涙。世界観も時間軸も考証してあり、完璧です。読み終えるのが惜しい作品でした。 | ||||
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シャーロック・ホームズのパスティーシュ作品としては、わりとよく出来ていると思います。ハドスン夫人を主人公兼語り手にして、ホームズの時代の世界+女性の視点での物語という点で設定はうまくて、またこのハドスン夫人の視点が現代的です。現代的というのは、一見、その当時の因習に沿いながらも、完全に現代の思考様式だと思えるからです。そのため、今の時代におけるパスティーシュ作品として正統派だと思いました。ロンドンの街の描写なども、とくに、話の一つの中心となるホワイトチャペル界隈の様子などは、いかがわしい雰囲気を良く出していると思います。一方、人物の造形に関しては、主人公で語り手のハドスン夫人が少々模範的にすぎる傾向があるように思いました。 ハドスン夫人、メアリー・ワトスンの2人が中心となって、物語が進行します。純粋に単独の推理小説として面白いかどうかは、人によって意見が分かれると思いました。著者は、ホームズの時代の世界を構築して、その世界で登場人物を動かすのに熱心です。しかし、少なくとも「巻き込まれ型」のストーリーではないためもあるのか、よく構築された世界ながら、自分にとっては、自分がミステリに期待する、大人の小説としての迫力に欠けるように思いました。とは言え、最後にはカタルシスが得られて、読んだだけのことはありました。 コナン・ドイル自身によるホームズ作品は限られた数なので、自分も全部読んでいるわけですが、正典のホームズ作品を読み終わったころに本書を読めば、別の世界が目の前に拡がって、もっと感激したことと思います。そういう点では、若い人で、コナン・ドイルによる正典を読み終わったばかりの人にはお薦めできると思います。 | ||||
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序盤は、語り口がもったいぶっているというか、まどろっこしい感じで読んでいていささかイライラする傾向がありました。 しかし、犯人像が次第に明らかになってくる中盤あたりから、俄然、面白くなりました。 ネタバレになるのを避けたいので具体的には書けませんが、ホロヴィッツの「絹の家」のもったいぶった割に(現代の犯罪小説では)良くありそうな真相で拍子抜けしたのに対して、本作では古典的といえば古典的な悪人像なのですが、見せ方が巧みでより読者に嫌悪感を抱かせることに成功していると思います。 とはいえ、全体的に冗長な感じはぬぐえないので、その点は残念です。 | ||||
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原作者は随分前に亡くなっておられるので、 現代の作家がシャーロック・ホームズを題材とした創作本。 ネタバレにならないように書きますが、なんとなく時代設定が現代っぽいので 違和感が感じられる(翻訳の関係かもしれないが) 聞いたような名前の人物が登場する、オリジナルの探偵小説として読むのが正解かもしれません。 | ||||
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原典へのオマージュ作品ですので、人物紹介を込めたエピソードが初めの方に多く、正直 退屈をしました。 徐々にメインの物語に進むにつれて、日陰の存在だったミセスハドスンとメアリーの活躍に引き込まれていきました。特にシャーロックにとって特別な存在のアイリーンが人間味溢れる人物に描かれているのが、賛否分かれるかもしれませんが、わたしには興味深かいものがありました。 | ||||
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ホームズシリーズにありがちな細かな描写が最初は間延びして感じますが、 幾重にも張られた伏線を丁寧に拾いながらクライマックスまで一気に進みます。 ワトソンが記すホームズの物語と並行して進む、普段は物語の引き立て役の ハドソン夫人やワトソン夫人、少年たちが、主人公として生き生きと活躍し、 ホームズ顔負けの推理とアクションをやってのけています。 やればできるじゃーん!って読んでて思ってしまうくらい、大活躍ですよ。 面白かった。 最後に一つ謎が残るけど、そのモヤモヤ感もまた楽し。 | ||||
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シャーロックホームズのオマージュ作品、多いですが、女性視点は面白かったです。 ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスン、当時の女性の立場の中で描かれたミステリーとして興味深かったです。 翻訳もよく、読みやすかったです。 | ||||
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謂れなき誹謗中傷で社会的に葬られ、追い詰められて本当に命を絶ってしまう女性たち。 ただその様子を見て楽しみたいがために卑劣な恐喝を行う犯人。 どこか今日的な設定を、これまた女性たちの活躍で解決すると言う ある意味とても現代的なストーリーです。 これをホームズの設定を借りて19世紀を舞台に語る、その巧みさにまんまとハマりました。 コナン・ドイルは実際にこの時代に生きていたのですから、女性を男性と同列には考えておらず、 その作品にも当然のように当時のジェンダー観が描かれているわけですが それを逆に利用して爽快な女性たちの活躍を描き出してくれました。 面白かったです! | ||||
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ホームズの家主であり家政婦でもあるハドスン婦人が主人公で、ワトスンの妻メアリーと一緒に事件を解決するスピンオフ。 わりとしっかりした骨子の長編小説で、ホームズが活躍した時代には見下されたり虐げられたりしていた女性が活躍するのも特徴的。 推理の切れ味という点では本家ホームズに見劣りがするが、心理・人情の描写という点では女性作家らしい細やかさが感じられた。 | ||||
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Michelle Birkbyの『The House at Baker Street』(2016年)の翻訳。 著者はロンドン生まれ、ロンドン育ちの女性作家で、本書がデビュー作。理想のホームズはジェレミー・ブレットという。 サブタイトルのとおりに、ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンが探偵役となる長編ミステリだ。アイリーン・アドラーも重要な役割をはたす。聖典では脇役にすぎなかったハドソン夫人らが活躍する姿には、すかったとさせられる読者も多いだろう。物語そのものも、ヴィクトリア時代末期の虐げられ、弱い立場にある女性たちへの、深い同情と憤りでもって描かれている。 本格ミステリ/トリック重視というよりは、ハラハラドキドキのスリラーに近い。 ホームズとワトスンが活躍する場面も。 | ||||
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シャーロックホームズの外伝。 翻訳自体は手慣れてる印象で読みにくいということはありません。 物語はハドスン夫人とワトスン夫人視点の話となります。 原作のシリーズはいくつか読んだ程度ですが、ホームズなどの話が上がるシーンなどでは、原作とは違う雰囲気。 ストーリー自体はホームズっぽさを感じました。 著者が違いますし、財団公認とはいえ、あくまでもファンブックの1つかなという印象です。 | ||||
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あまたある、シャーロック・ホームズの外伝の一つという位置付けの作品です。 そしてこれまた、この手の外し方があったのかという風に、ワトスン婦人が大活躍という意外な設定を用いています。 登場人物だけ借り出してるけど、これ、普通のミステリーでしょというあやかり作品も多い中で、本作はホームズシリーズについて中々判ってるなぁという感がありますね。 但し、その代わりに、ミステリーとしての面白さは、まあ凡庸というか、手垢がついたネタという印象は否めません。 なんというか、ホームズ好きのための、世界観の余韻に浸るための作品という感じがしました。 | ||||
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原作ファンでもNHKドラマファンでもNetflixから入った新規ファンでも充分に楽しめる本です。 翻訳がよくてかなりテンポよく読めますね。ご見事です。 ハドスン夫人とワトスンの妻メアリーの事件簿で設定からしてもちょっと興味を持ちますよね。だいたい想像通りだと思います。ちょっとドジな感じもしますが、そこそこ厚い本の割にサクサク読めて楽しいです。ホームズファンならすぐに浸れる場面設定は登場人物たちも結構生き生き書かれているのでドラマ化してもよいでしょう。 | ||||
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シャーロックホームズシリーズを読みましたのは小学生の頃でしたので、もう内容も覚えていなかったのですけど、 ハドソン夫人とメアリーが主役の作品と知り、入手しました。 ドイルの描いた世界観との比較はできませんが、女性視点での作品がどんなものか興味がありました。 十分楽しめました。 推理小説として読みますと、主役たちが十分とはいえない証拠から推理を進めていっていることや、本来の話の筋とは直接関係ない挿話が含まれていることなど気になりますが、それも、 話者であるハドソン夫人の目をとおして語られる、当時の女性の心情を追いかけていっていると思いますと納得がいきますし、読みごたえがありました。訳者さんが女性ということも影響しているかもしれません。 読みごたえといいますと、訳注が添えられていますので、この先、ドイルのホームズ作品を読み進めるきっかけになるかと思います。 堅い言葉が目立ってわたしには読みやすくはなかったのですが、翻訳で感じる読みづらさはありませんでした。 | ||||
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ホームズのパスティーシュとしては、ホームズが主人公の非ドイル作品もあれば、舞台を現代に置き換えたBBCドラマの『SHERLOCK/シャーロック』や、ワトスンを女性化した『エレメンタリー』などの翻案モノもあるわけですが、ワトスンを女性化したのは『エレメンタリー』が初めてではない。昔からそれなりにありました。 ですので、ハドスン夫人とワトスン夫人を主人公にしたホームズ小説もきっとほかにもあるのでしょうが、この小説は、本当に素晴らしいです。 語り手は、ハドスン夫人です。ホームズが部屋を借りに来たところからスタートして、本章は、女性の依頼人がホームズに事情を言えなくて「事情を話していただけないなら、力にはなれません。お引き取りください」と部屋を追い出されるところから始まります。ホームズという男性に対して、内容を詳細に言えない事情があったわけです。医師のワトスンは往診で不在。代わりにハドスン夫人が事情を聞いてあげる。依頼人は、夫に反論できない(当時の女性の)立場があって、ホームズは隠し事を好まないから(運悪く)ホームズには邪険に扱われてしまった。彼らの代わりにハドスン夫人が(同じ女性として)依頼人の気持ちに寄り添ってあげる。そこから始まる物語です。 ホームズやワトスンは脇役ではなく、ちゃんと出てきます。 なぜホームズやワトスン、あるいはレストレイド警部に助けを求めなかったのかは、読めば心理が分かる展開になっていますし、ハドスン夫人は終盤で「無我夢中だった」と語っています。 男性と女性の立場に差があった。そういう時代背景を事件の発端&ハドスン夫人とワトスン夫人が活躍するきっかけにしているのです。 邦題は『ベイカー街の女たち』ですが、英語題はThe House at Baker Street”。ベイカー街の家、家庭。ハウスには「クラブチーム」的な、チーム、グループの意味もありますし、この英語題は単数のハウスなので、『ベイカー街のチーム』です。ハドスン夫人とワトスン夫人と、ベイカー・ストリート・イレギュラーズの面々と、そしてホームズとワトスン。全員あわせて『ベイカー街のハウス』。ホームズとハドスン夫人が住んでいる建物ということだけでなく、おそらくチームの意を含んでいるはずです。読むと、そう思わずにはいられない。 ボリュームもあって、満足できる読後感を味わえます。 続刊もたのしみです!! | ||||
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