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ツインスター・サイクロン・ランナウェイ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)

ツインスター・サイクロン・ランナウェイの評価: 4.00/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

文章が…

文章が雑。主人公二人の口調はまるでインターネットの腐女子のようだし、地の文で必要以上に多用されるオノマトペもしつこい。SF特有の難解さ強調するための語彙が貧弱。「内部では連立方程式を大量に解いているのだろう」みたいな文が出た時は驚いた。せめて「行列計算」とでも言えばいいのに。

設定は良いと思う。ハードSFになってる。それだけに、物語への没入感を損なう文章が気に入らない。オタク同士のTRPGのリプレイでも見ているような、そんな荒削り感があった。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)より
4150314217
No.4:
(3pt)

現代の日本におけるLのリアルな心情

SFなのに主人公2人の感情がとてもリアル。
結婚は男女でおこなうもの、という決まりに苦しんだり一緒に暮らしていても誰からも何も言われない場所にきたら「まあそれでもいいか」と妥協しそうになるところは同性婚をするんだと決意して田舎から出てきたけど都会は同性のパートナーと暮らしていても変な噂がたつこともないし暮らしやすいからこれでいいかな〜ってなっちゃう現代のLと同じだなあと思った。
台詞が多くアニメ口調なのが読み手を限定してしまいそうで勿体無い。…自分もあまり好みではないので会話の応酬が続くときつかった。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)より
4150314217
No.3:
(3pt)

序盤さえ乗り切れれば楽しい一冊

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

とんでもない(?)暦名に始まり,社会や文化の成り立ち,宇宙漁や仕組みなど,
丁寧ながらも説明的ではなく,自然に理解,中に引き込んでくれるのがまず好印象.
その一方で,二人の役割を指す言葉の意味や,序盤での入り組んだ時系列には戸惑い,
文章自体は読みやすいのですが,状況な時間の把握に手こずらされたことは否めません.

また,重要そうに見えたプロローグが,今ひとつ本編に強く効いていたとは思えず,
最後にそれらしく関わってはくるものの,取って付けたようでやや大雑把に映ります.
このほか,消化不良に終わったエピソードいくつかあり,いささか詰め込みすぎの感も.

とはいえ,一人ではどうにもならなかった二人が,出会ったことでピースが噛み合い,
あれこれとケンカやトラブルを繰り返しながらも,結果を残してく様子は気持ちが良く,
相手を頼り,信じ,そして自分の『本当に気持ち』に気付くやり取りには胸が打たれます.

百合SFアンソロジに収録の短編を拡張した作品で,『そちら』の描写も見られますが,
全体的にはライトなスペオペ,SFで,序盤さえ乗り切れれば,楽しい一冊だと思います.
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)より
4150314217
No.2:
(3pt)

物語のバランスは好みが別れる

資源の乏しい惑星で魚のような生物を採って生きる宇宙漁師の話ですが、彼らの世界はとても閉鎖的で古い慣習に囚われているために恐ろしいほど男性優位・女性軽視でありそんな環境で出会ったある二人の女性がただ共に生きることを決意していく、いわゆる百合作品です。
私としては百合もSFも大好きですが、この作品をこれで完結とするなら格要素のバランスや構成がちょっと歪というか、宇宙漁師という設定があくまでこの世界でのジェンダー観の古さを生み出すための舞台装置としか機能しておらず、「漁」の描写それ自体については、主人公たちの成果などもいまいち凄さが伝わりづらく結構さらっと流されるので、そこまで重きを置いていないように感じました。
漁獲するあの生物がそもそも何なのかという点について終盤である人物の口から捲し立てるように一気に説明されてしまうのも引っ掛かりました。そういう点がノイズとなっていまいち乗り切れなかったのは非常に残念です。
主役の二人はめちゃくちゃ好きです。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)より
4150314217
No.1:
(3pt)

少女コミックのような百合SF

物語の大筋は二人の漁師がコンビを組み、ガス惑星の中で漁をするというお仕事小説。それに色々なアイディア
が加わる。例えばSF的要素では、魚は「昏魚(ベッシュ)」、漁船は「礎柱船(ピラーボート)」・・・等々。そ
れから、ガス惑星を取り巻く雲の形や動き、色彩などの描写が魅力的である。
 一方、人間関係ではデコンパとツイスタのコンビで乗船。死と隣り合わせの仕事なので、夫婦でなければならな
いという設定である。ところが女性二人が主人公を担っている点が本書のメインテーマにつながっている。これっ
て、いわゆる百合小説というもの?好みの分かれる分野ではある。(個人的には小川氏のファンです)

 話題の範囲や中身のなさ、話の流れや乱れなど少女あるいは女性特有の会話に、かなりのアレルギー(抵抗感)
を感じた。表紙のイラストを認識したら予想できたのに・・・。
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ツインスター・サイクロン・ランナウェイ (ハヤカワ文庫JA)より
4150314217

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