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甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理
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甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
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作者の作品は初読。「知識と薬は使いよう」、「薬は嘘をつかない」、「薬剤師は未病を治す」及び「毒をもって毒を制す」の4つの短編から構成される薬剤師シリーズの第二弾の連作短編集。薬剤の知識を使った軽快なミステリと思いきや......。 まず、冒頭の「知識と薬は使いよう」を読んでガッカリした。薬剤の知識の押し売りと医薬業界の裏話ばっかりで全く面白くない。テーマの立て方も間違っている。ミステリに拘った「認知症の祖母の服用薬が1つ無くなる」という謎が強引かつ無為で、これなら「認知症に効く薬やケアの仕方」について解説して貰った方が有り難かった。「薬は嘘をつかない」も謎という程の謎がない上に、<新世紀エヴァンゲリオン>を無断引用している手前勝手な拙作。物語の構成法を知らないのだろうか ? 私は糖尿病かつ麻雀に詳しいので、「薬剤師は未病を治す」は本当に詰まらなかった(プロの影山の仕業がミエミエ)。「HbA1C=6.8」って既に重症レベルでしょう。作家としての資質が無い上に、病気の知識もあやふやとは。「毒をもって毒を制す」のある趣向が一番面白い(表題の意匠を一番反映している)が、全体的に現行の医薬業界への作者の批判を書き連ねているだけとの印象が強い。 物語構成と言う作家の基本が成っていない愚作でミステリとは程遠い。これなら、ミステリではなく、薬剤の効用・副作用に関する簡単な入門書を執筆した方が読者のためになったのでは ? | ||||
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