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(短編集)
あひる
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あひるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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日常の延長にあるような、手に取れるくらい明確な輪郭線を感じさせる風景を描いているのに、なにか奇妙に揺らいで見える。 その歪みがなにか、まったく答えを教えてくれない。 妙に惹きつけられる物語だ。 | ||||
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『こちらあみ子』『むらさきのスカートの女』と読み進め今村夏子3冊目。 やっぱり今村夏子面白い。 本文庫に収録されているのは『あひる』『おばあちゃんの家』『森の兄弟』の3作。 表題作の『あひる』は文句なく面白い。 声を出して思わず吹き出してしまう場面が少なくとも3回ありました。 まずは何より「わたし」の家で飼われるあひるの名前が「のりたま」と聞くだけで、もう可笑しい。 そして、『むらさきのスカートの女』の「わたし」同様、今村夏子の小説における語り手「わたし」には、いずれの作品においても今村夏子ならではの何とも言えない味があります。 『おばあちゃんの家』を単独で読むと☆4つかな、との読了感でしたが、その次の『森の兄弟』を読むと、「おお、なるほど、これは上手い」と気づかされます。 つまり『おばあちゃんの家』『森の兄弟』は2作セットで一つの作品として読むことで、今村夏子の作家としての技量の高さを感じさせられるのです。 本文庫に収録された3作品とも、子供たちの描かれ方が非常に巧い。 『むらさきのスカートの女』でも、公園のベンチに座ってクリームパンを食べる「むらさきの女」と子供たちが仲良くなっていく場面が生き生きと描かれていましたが、『あひる』でも、あひる見たさに次から次へのやってくる子供たちと「わたし」の両親とのやりとりが、どこか微笑ましくも物悲しくもあり、今村夏子のいずれの作品においても、子供の存在は小さくないと感じます。 読みやすい文体であっという間に読めてしまいますが、繰り返し読みたくなる中毒性もあり、しっかり心にも残る作品だと思います。 | ||||
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筆とる腕に遭いを問う手もみた。 | ||||
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全ての人々に当てはまる、よくある日常の危うさや偽りの幸せを丁寧に描いてる作品 今の日本の日常に、野良犬がいないのは何故だと思いますか?私たちの平和は他の生き物の犠牲でできている いつかあなたも私ものりたま。 | ||||
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数々の受賞歴を持つ筆者の淡々とした文脈の運びには定評があるが、その中に潜む不気味さが不気味を装わずに読者の背後に迫ってくる。怪談ではない怪談と言えるかもしれない。一読をお勧めできる作品と思う。(短編なので本屋の立ち読みでも良いかも・・・。) | ||||
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商品はいいです。 ただ、開封のあの白テープの強度がイマイチです。 気持ちよく開きません。 ここで言うのも何ですが。 | ||||
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とても面白い。 話が繋がってるので読んでて面白い なた'mjtmjt | ||||
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イヤー最高 | ||||
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めちゃくちゃ怖い話ばかりで読むのが辛かったけど、読まずにはいられない物語だった。 | ||||
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一見ほのぼのとした穏やかな家族。彼らの日常のなかで、平然とおこなわれるあひるの扱いが、ひたすら不気味。あひるに群がる子どもたちの、傍若無人な明るさにも湿った暗さがある。身近な日常から、丁寧に掬い上げられる狂気に気がついた途端にぞくりとする。 | ||||
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児童書?かと思うような文字の大きさ。内容も、読みやすく、優しいのですが、底にはどこか残酷さも秘めていて。今村さんの文章には不思議な魅力があります。 | ||||
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一見日常かのような出来事に潜む異変。そこから生まれる得体のしれない恐怖。 ホラーではないが読み終わったあとなんかちょっと怖い、そんな楽しい一冊でした。 個人的には無駄のない文章で好きでしたが、手とり足取り説明しているわけではないので具体性あるストーリー(ディテールが事細かく書いてあるもの)が好きなひとは苦手かもしれませんね。 | ||||
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僅かな部分を除けば普通の児童文学、僅かな部分を覗けば異常な純文学 あまり深く考察しない方が良いと思う、極短編でしか表わせえない部分を持っている作品 海外作家っぽい、短編で僅かに歪ませる感じが 小学生に読ませて感想文を書かせてみたい 他作品も読みたいなと思った | ||||
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「あひる」他二編も面白かった。最後の解説の西崎憲さんの言葉がなるほどな、と思いました。どうやら今村さんは児童文学の素地があるそうで、これは小説家を志す者は無視できない分野だそうです。でもこの分野は文学界では軽んじられているのだとか。わたしはあまり児童文学には明るくないのですが、「あひる」が素直に面白く感じられたのにはそういう訳があったのだな、と感心しました。こちらは気楽に読むだけですが、著者に敬意を表します。 | ||||
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おすすめに出てきて | ||||
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大変読みやすく、意表を突かれた感じで面白かった。 他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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初めて今村夏子さんの作品を読みました。 最初のあひるでは 私が家庭環境に恵まれていないため、読んでいて気持ちが悪くなりました。 なんだろう、このじわりとくる感じは… 他の短編は良かったです。 ただ問題はKindleだと他のKindleの書籍と違って画像なので(他の方も書いておられますが)かなり見づらく感じました。 | ||||
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なんとも言えない読後感。 読み手は途中で「もしかして」も不安な感情に囚われ、そしてそれが確信に変わっても、あえてそれをサラリと流して話が終わってしまう。 読み手は思い切り取り残されてしまい、心にいつまでもその余韻が残る。 読んだ日は一日中どよーんとなってしまった。そういうのが好きな人には最高。 | ||||
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紫のスカートの女、こちらの作品が受賞しそう、というタイミングでアマゾンで購入して読みました。短いお話しで読みやすいのはもちろん、すぐに手元のキンドルで読むことが出来、大満足です。 | ||||
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私が読んだ今村夏子さんの2冊目の本です。どの作品に出て来る子供達も良い子悪い子のどちらも皆生き生きして元気ですね。「あひる」は解説に書かれている様にあひる(人間)がよく似ていて取り換えの効く存在という悲壮な見方も出来るかも知れないし「おばあちゃんの家」の怪しい婆さんは相当に危なく見えるし「むらさきのスカートの女」のストーカー女は異常で不気味に思えるかも知れませんが、著者はどの物語も一応のハッピーエンドで平和に幕を閉じていますし、甘く単純ですが物事は見方次第で良くも悪くも映ると言いたいのだとも思うのですね。 | ||||
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