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本屋さんのダイアナ
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本屋さんのダイアナの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 21~40 2/3ページ
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読書好き女子二人、大穴と書いてダイアナと読む金髪美女子(日本人)と清楚なお嬢様美少女の、小学生から大人に近づくまでが心情細やかにつづられた作品。 お互いを認め合った女子が些細な行き違いから仲違いし、それからの10年の月日が交互に語られるのだが、それぞれの人生だけでも一つの小説になるだろう。 ダイアナのキャバ嬢母さんら脇役が良く、友情や親子愛が随所に散りばめられていて、読み進めるうちに暖かいものがこみ上げる。特にラストの少女二人のソウルメイトっぷりには胸熱となってしまった。自分の存在って何?という問いかけでもあるんだね。 著者の溢れんばかりの読書愛を垣間見ることができる。 | ||||
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相反する家庭に生まれ育った二人が、それぞれをうらやみつつ、未熟な部分で苦しみながら、ありたい自分を模索していく姿が普通に現実にありそうで、心の動きや変化が丁寧に描かれているので身につまされもして、ひきこまれました。ラストがお決まりのハッピーエンドではなく、これからに期待するような終わり方になっているのもいい感じです。 | ||||
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子供に買いましたが、なかなか、読みごたえのある内容だったようで、よかったです。 | ||||
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これは彩子とダイアナの大人への成長過程だけじゃなくて16歳でダイアナを産んでDQNネームを付けた親ティアラとダイアナとの成長過程でもあって、非常に面白かったです | ||||
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ご都合主義って言いたくないけど、後半はおとぎ話感が否めません。。(あえてそう書かれているのかな?) 全体的に微笑ましく2人の少女を応援できますが、2人の主人公の周りの人々が、実はほぼつながっていたみたいな設定は読んでるうちに、またか、、と、どんどん熱が下がってしまいました。 ダイアナ母は世俗的で流行りものが好きでそういう人っていうままで良かった。そういう母親を持つ悩ましい少女はたくさんいると思うので。。 少女がそんな母親とうまく折り合いをつけて自立していくお話だったら、選択肢をたくさん持っていない世の中の少女たちに勇気を与えるのではないかと思います。 母は実は聡明な女性でそれを隠してた形だと、結果的にダイアナも彩子側の世界の人という印象を持ちました。 | ||||
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読書好きな二人の少女の物語。 個人的には、ダイアナのお母さん・ティアラさんのような女性に興味深々。 『夜食のアッコちゃん』に登場する、歌舞伎町のレイカさんの親戚のような雰囲気 | ||||
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冒頭、何行かで、即ダウンロード!愛着がすぐ湧いたのは、ダイアナ、だからかな。ダイアナ=アン。特に赤毛のアンに傾倒は無いけど、シーンシーンが何年経っても自分の生活の中にふと湧き出してくる。ふたりの少女が女性になるまでのすれ違いが、とてもリアル。読み終えたくなかった1冊です。 | ||||
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本の内容は青い鳥文庫とかから読書デビューした小学校中学年あたりの子にハマる内容だと思うのでぜひレイプ描写をなくして書き直して出版してほしい。 正直、彩子の成長には大事件だとは思うがレイプというテーマを安易に使いすぎ。 なぜ編集者がこの流れにしたのか理解に苦しむ。 | ||||
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読書女子ってのは、それだけで物語になってしまうところがある。 だから袖木さんはズルいです。 読書男子なんて京極堂とか稗田教授位しか思い浮かばないし 怪しいニオイはするけどちっとも可愛らしくありません(笑) 大穴と書いてダイアナ。 まあね、肉子ちゃんで泣いてしまった僕ですから許容しますよ。 ダイアナと彩子の対称的ながら二人とも本好きで美人ってのも よろしい。 二人の少女の家族も暮らし方も、 作者がわざとやらかしてるくらい類型的だけど これは少女小説へのオマージュなのだから全然アリですよ | ||||
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途中まではとても面白くて、読み終わりたくないってくらい好きでした。 それは他の方のレビューの通りです! ダイアナの成長だけを見れば私も絶賛したのですが、彩子大学デビューがちょっと…。 彩子が被害にあったすぐ後は「後輩を自分のような目にあわせるわけにはいかない」と考えているのに、数ページ後(数年後)には多くの女子学生を同じ目にあわせ傍観していた描写があって「???」となってしまいました。 最後には1人だけ助けますけど、この性犯罪サークルへの処罰が軽すぎる。他にも訴え出た子がいるのに?首謀者、停学だけ?その他の犯罪者も内定取り消しだけ??しかも彩子、内定取り消しはちょっと可哀想みたいな雰囲気出してるし。 た、武田くん警察沙汰にしてくれ!大学、事件もみ消してんじゃん!怒れよお前ら、現実世界では同じ手口で有名大学の学生たちが逮捕されてるんだからな…ともはやお話どころではなくなってしまいました。 ダイアナは強い所も弱い所も含めて魅力的ですが、甘ったれ彩子がなあ〜。 | ||||
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読み始めは児童書?とか思ったのですが、二人の少女の成長物語でした | ||||
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一番ああ!と思ったのは”赤毛のアン”について 変わった女の子だったアンが村の人々に違和感なく受け入れられていったのは ダイアナが親友だったから という一文でした。そしてほとんどの少女たちはアンではなくダイアナなのだと。だからみんなアンを愛するのでしょうね。 タイトルの”ダイアナ”がすとんと心に落ちました。自分自身読書に支えられてきたと思っているので本好きの主人公たちに共感を覚え あんな友達や大人がそばにいたら楽しいだろうなと少しうらやましくもありました。 | ||||
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初めて読んだ柚木さんの本です。 この本をきっかけに彼女の大ファンになりましたが、好きゆえにどうしても、納得できずここ1ヶ月程悩んでいることを書きます。 まず主人公「大穴」の名前ですが、あんまりにもあんまりだと思いました。 詳しくは書きませんが中学生辺りで、確実に、下品な陰口を叩かれます。 大きい穴以外なら「蛇依亜那」、「大愛奈」やいっそ「姫」と書いてダイアナでも良かったのでは? そして母親のティアラさんですが 小学生の娘の髪を(変質者除けで)(ぱさぱさの)金髪にする。 食事はファストフードやインスタント食品、銀だこ等。 明け方に大穴を叩き起こしてゲームに付き合わせる。 これで実はティアラさんは賢くて聡明だ。とか、適当な気持ちでつけた名前ではない、ティアラさんは大穴を深く愛している。と言われてもしっくりこないのです。 後半に行くにつれ、ティアラさんのそういった面が見えてくるのですが見えてくる程、上記のシーンはなんだったんだ、と思ってしまいます。 また、最後のほうで彩子が具合の悪いお母さんにクッキーを焼くシーンがあるのですが、正直クッキー!?と思いました。 個人的にはもっと水気のあるものの方が良いのでは?とも。 | ||||
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ちょっと上手くは表現できないのだけど、誰しもが読む価値がある作品のひとつだと思う。 情け無いけど、これしか書けない。 まだ読んでない人は、このレビューには疑問が残るだろうけど、きっと読んで貰えば納得してもらえると思う。 | ||||
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女性の心情の表現が大変じょうずな柚木さん。ダイアナのお母さんにはきっと何かあるな、と思わせつつその秘密が徐々に明かされるところはまるで映画のようです。ダイアナに「がんばって!大丈夫だから」と思わず声を掛けたくなります。サクサク読めて楽しい一冊でした。特に読書好きな女性におススメ。 | ||||
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赤毛のアンとダイアナみたいな、ふたりの対極なタイプの少女たちが主人公のおはなし。 ふたりの共通点は読書。児童文学の名作傑作が次々に出てきて、それだけでテンションが上がりました。 親子の関係や友達との関係が、ちょっとしたすれ違いが積み重なりこじれていくところなんかは、涙をこらえるのに必死でなんとか読みました。 読み終わったあとは、不思議な位の興奮状態。 でも、数日あけて冷静になると、「うーん、なんだか話ができすぎているような気がする」と思いはじめました。 なんでしょうか…ふと、設定が不自然に思えたり、作り込みすぎな感が否めなかったりと、そのへんやや気になりました。 物語の伏線をすべて見事に回収してみせたい!という欲求を満たしちゃったがために、逆にそれがトゥーマッチに見えるというか… でもいいお話だと思います。特に少女時代の話はとても素晴らしい。 | ||||
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少女小説を思わせる「本屋さんのダイアナ」というタイトル。グレーに黄色い薔薇や開かれた本、しましまのミツバチの中に花冠をかぶり、しましまのタイツを履いた女の子が描かれている装丁。 女の子らしい可愛い装丁で、前半は清く正しい少女小説そのもの。主人公のダイアナ(大穴)と彩子の二人は、小学校・中学校を「親友」として過ごすが、高校生以降は口もきかない関係になっていく。恵まれた家庭の子である彩子は偏差値の高いお嬢様学校へ。キャバクラ勤めのシングルマザー・ティアラを母にもつダイアナは公立高校へ進学する。ちょっとした行き違いから付き合いがなくなり、生きる世界が変わったことで関係が変わっていく様子がリアルで胸が痛んだ。 女子大に進まず、共学の大学に進んだ彩子と、高校卒業後に本屋に就職したダイアナの話が並行してストーリーが進む。 彩子は大学でできたばかりの友人に連れられていったコンパで慣れない酒を飲まされ、入学前からほのかに好意を抱いていた先輩にレイプされる。 レイプされた経験を無かったことにするために、榎本先輩の好みを把握して夢中にさせ、恋人関係になる。被害者ではなく、「彼女」になることに尽力していく彩子。 一方のダイアナは職場の上司・田所不津(たどころ ふりっつ)に心を寄せるが、田所は同僚の山木涼子と結婚する。 **************** 少女小説のような前半から一転、後半はハードな展開で加速していった。 ラストはほんとに泣けます。モンゴメリやオールコット、コバルト文庫を愛読していた女性なら、とても楽しめる一冊です。 | ||||
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優しい思いもあるが人は気持ちをくみ取れない しかし健気に頑張る女の子の姿が良い。 | ||||
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ダイアナが働きだしてからの話では、自分の殻を壊して新しい一歩を歩んでいきます。いままでは、自分の考えが正しくて周りが間違っていると思いたいから相手を否定する材料を探すことをしていた。それが、自分の考えだけが正しいわけではないことに気づくところが印象的でした。ただ、彩子の大学生活の闇堕ちと作家の本の万引きはいらなかった。そこだけが、この物語から浮いていた。それと流石に「大穴」はないでしょ。 | ||||
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登場人物がとても魅力的で引きこまれる作品でした。金髪なのに読書が大好きなダイアナ。派手なお母さんを恥ずかしく思い、自分自身を恥ずかしく思い、孤独に育ちます。 ある日、運命の友達、彩子とちょっとしたきっかけで仲良くなります。お互いがお互いにとっての眩しい存在。二人を結びつけているのは、本。 夢の様な幼年期から、現実味を増していく青年期のギャップはとてもありますが、色々な意味で考えさせる作品でした。作中で多く出てくる児童文学作品たちが重層的により作品をきらめかせているように感じました。赤毛のアン、改めてしっかり読みたくなりました。 大好きな本がまた一冊増えました。 | ||||
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