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マイ・ブルーベリー・ナイツ
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マイ・ブルーベリー・ナイツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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薄いし読みやすかったので、洋書も欲しくなりました 中古でも綺麗でした | ||||
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ウォン・カーウァイ監督の最新作映画でノラ・ジョーンズ初主演作品の映画ノベライゼーションです。映画のテーマは失恋からの再生です。古いですが日本昭和歌謡風にいえば「失恋レストラン」の世界でしょう。NYの高架下の大衆食堂〈クルーチ・カフェ〉は不思議と恋を失った男女を惹きつけます。マスターのジェレミーとヒロインで失恋したばかりのエリザベスが出逢います。やがて2人の心が通い始めた頃にエリザベスは自分を見つめなおす旅に出ます。カフェで彼女が帰って来るのを待つジェレミーにも過去に清算しなければならない愛がありました。エリザベスはウエイトレスとして働きながら、メンフィスでラス・ヴェガスで、さまざまな男女の父娘の愛の姿を知らされます。 恋愛という物に対して軽く使い捨てしたり出来ない感情を抱く一途な人達が多く登場するドラマですので、少し暗い雰囲気が漂う物語にはなっていますが、それでも味わい深く心に残る印象的な小道具やフレーズがあります。マスターが毎日作るのにいつも売れ残るブルーベリーパイ、理由ありの男女がマスターに預けた、さまざまな由来をもつたくさんの鍵を閉じ込めたガラス容器。「あの鍵はどれも絶対捨てちゃいけない。永遠にドアを閉めたりしちゃいけない。」「人がいなくなると、あとに残るのはその人がほかの人の人生に残した思い出だけだ。あるいは伝票に書かれたいくつかの品書きだけだ。」「わたしたちはときに他人を自分の鏡にすることがあります。自分が何者か知るために。」それぞれのドラマは、本書を読んで映画を見て、じっくりと味わって下さい。心うきうきとは行かず少し苦いかも知れませんが、きっとこれからのあなたの人生の役に立つ指針を与えてくれると思います。また、本書の中に多数挿入されているモノクロームの写真が陰翳を帯びて渋い効果を上げていて、天然色よりも作品の雰囲気には相応しいと思います。 | ||||
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