快盗タナーは眠らない



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

3.50pt ( 5max) / 2件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []C総合:1924位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

39.50pt

10.00pt

24.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2007年06月
分類

長編小説

閲覧回数1,928回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数1

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)

2007年06月20日 快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)

脳に銃弾を受けて眠りを失ってしまったが、その代わりに語学力と万巻の書からの知識を得たエヴァン・タナー。ギリシア‐トルコ戦争時のアルメニア金貨が今もまだトルコ領内に埋もれているとの情報を得た彼は、金貨を手中にすべく旅立つが、スパイ容疑で逮捕された!決死の脱出から始まるヨーロッパ大活劇。異能のヒーローが活躍する、ブロック初期の痛快シリーズ、ここに開幕。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

快盗タナーは眠らないの総合評価:7.00/10点レビュー 3件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

眠れないのはむしろ幸福?

ブロック最初期のシリーズキャラクター、エヴァン・タナー初登場作。
戦時中に頭に受けた銃弾によって一睡もできない体質に生まれ変わった男エヴァン・タナー。その特性を活かしてあらゆる言語を学び、色んな社会の団体や組織に属し、様々な書物を読んで知識を蓄えている。その知識を活かして学生たちの論文を代わりに作成するアルバイトまで行っている。

彼の強みの一つである各国の政治的団体の知り合いの伝手を使って、逃亡生活を送ることになるが、そのために彼は各国を渡り歩くはめになる。
トルコからアイルランド、スペインからフランス、イタリアからユーゴスラビア諸国、ブルガリアから再びトルコへと転々と移りゆく。全ては金貨のためだ。

その道中でタナーは同行者から逃れるために暴行を犯し、逃亡の身になってからは謎めいた男から機密文書の密輸を頼まれたり、ある時は独立の革命の闘士の一員となって戦ったりと波乱万丈だ。これも眠れない特質を活かして数ヶ国語を会得し、さらには世界中の反乱分子の団体に偽名で登録しているタナーだからこそ成しうることだ。

しかし目的はただ一つ。トルコに戻って大量のソブリン金貨をせしめること。見事それはタナーの機転で成功するが、物語はその後、意外な展開を見せる。

さて個人的なことだが現在忙しい日々を送っており、自分の時間を取れないこの時期に24時間全く眠らないエヴァン・タナーが実に羨ましく思った。私なら寝なくて済むならあれやらこれやらやりたいことばかりだからだ。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.2:
(4pt)

古風なアメリカンスパイ小説

舞台は東西冷戦時代。
眠りを失った代わりに未曾有の知識を手に入れた主人公がヨーロッパを駆け巡るお話。
個人的にはスペインで出会った危険分子もどきが特に良い味だった。
ただアメリカ人作家はすぐ美女と良い仲になる。羨ましいけど、こういうドタバタなストーリーでは上手くいかない方が面白いよ。
ルパン三世には及ばず。
快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)より
4488268021
No.1:
(3pt)

ちょっと古風なスパイ・パロディ

ローレンス・ブロックが好きなんです。
シリアスな「アル中探偵マット・スカダー」ではなく、コミカルな「泥棒探偵バーニー・ローデンバー」やシニカルな「殺し屋ケラー」が。
この「眠れないスパイ(?)エヴァン・タナー」ものも、あちこちに笑いを誘う味つけがされているなかなかの愉快作。
時代は冷戦真っ只中、各国の諜報機関や秘密結社の対立・抗争に巻き込まれながらも、度胸と機転で窮地を切り抜ける主人公。
出だしは好調、中盤以降やや中だるみ感はあるものの、冷戦が終わって久しい今読むと、いろいろと味わい深いものも感じます。
訳者あとがきによれば、「この第一作の評判がよければシリーズ順次刊行」ということなので、ここはひとつ頼んでおきましょう。
次回作、待ってます。
快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:快盗タナーは眠らない (創元推理文庫)より
4488268021



その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク