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キャプテン・フューチャー最初の事件



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キャプテン・フューチャー最初の事件の評価: 3.46/5点 レビュー 24件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(2pt)

ぽっと出の世間知らずがトッポイ振る舞いをする退屈な物語

期待はしたのだけど…月面育ちで一般常識を知らん子供が一人気を吐く(あまり有能でない)姉ちゃんに引きずられて事件解決に奔走するけど読者を引きつける魅力も爽快感もないままだらだらと話しが進むだけ。アンドロイドやロボット、「生きている脳」が全員無能であることを痛感するだけの退屈な物語。もうちょっとヒロイズムというのを見せてほしかった。続刊も長いこと出てないしこのまま歴史に埋もれていくのだろう。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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No.6:
(2pt)

荒唐無稽こそがキャプテン・フューチャーの一番の魅力だと思うのですが

それなりに読めなくはないですが、ワクワク感が足りないです。キャプテン・フューチャーは、荒唐無稽こそが一番の魅力であって、科学的裏付けは二の次で十分です。個人的には、宇宙にはエーテルが満ち溢れ、別の物理法則が支配しているパラレルワールド的/ファンタジー的な設定の方が楽しめると思います。いくら科学的とは言え、ドラエモンじゃあるまいし、サイモン博士がプロペラで移動するのにはガックリ。また、中扉に掲載されているコメット号のイラストも、カッコよさが皆無で、「何じゃコリャ~」です。「SFは絵だね~」とおっしゃっていた野田宇宙大元帥が見たらお嘆きになると思います。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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No.5:
(2pt)

これは、新キャプテンフューチャーなのか?

私は今56歳、キャプテンフューチャーには小学生の時に出会い今も思い出に残る作品です。
今回、新キャプテンフューチャーとして新作が出ると聞いて手に取りました、私は
ハミルトン氏の原文を読んでいません(読めません)ので野田昌宏元帥訳を基準に述べさせて
もらう事になります。
そしてこの新キャプテンフューチャーを読んだ感想ですが

きつい言い方をすればキャプテンフューチャーの劣化コピーと言う印象、読んでいて雰囲気は
キャプテンフューチャーっぽい感じもあるのですが、どなたかも書いてありましたがドキドキ、ワクワク感が
足りない、これは科学的考証も大事ですがキャプテンフューチャーはスペースオペラ、
SF(Science Fiction)ではなくSF(Space Fantasy)なのだからもっとおおらかでいいと思う。

それ以上に問題なのはキャラクター特にキャプテンとサイモン、この二人のキャラクターがどうかと思う、
キャプテンのキャラクターは今風なのだが本来は太陽系最高の科学者の一人なのに、いくら最初の事件で
若い時のエピソードだとしても、これではただ単に優秀な学生程度のイメージしかない、さらに性格も、
敵の私邸で敵の用意した部屋で自身の秘密をペラペラと喋るなんて迂闊すぎるだろと、若いというのを
考慮しても、もう少し思慮深くあっていいと思う、あと物語の中でカーティスが「キャプテンフューチャー」
を名乗ることになった経緯も、しょうがなくって言うイメージでこれもどうかと思う。

サイモンにいたっては今の姿(生きている脳)になって煩わしい肉体から解き放たれて純粋に思考に
没頭出来ると、どちらかといえば肯定していたはずなのに今作では肉体に未練たらたらだし。
細かい所だが個人的には、せめて親愛を込めてカーティスを呼ぶときは「坊や」と呼んで欲しかったが
それさえも一回もなかった。

あと、これは全編を通して気になったのが「カーティス」ではなく「カート」と言う表現になっていたのが
とても違和感を覚えた。

個人的には続刊が出たとしても、おそらく手に取ることは無いだろうと思う

訂正:他の方から指摘がありました
>せめて親愛を込めてカーティスを呼ぶときは「坊や」と呼んで欲しかったがそれさえも一回もなかった。

確認したら何回かは確かに「坊や」と呼んでいたので訂正させていただきます。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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No.4:
(1pt)

ハミルトン/野田大元帥とは完全に別物。人物だけが昔の名前

先ず鼻につくのが「カーティス」(野田訳)が「カート」になっている事。野田大元帥のエッセイに、「オットーやグラッグが原文ではキャプンと呼ぶがこれをどう日本語にするのか迷った」というものがあったが・・・・若いころからSFに入れ込んだ訳者であれば、このような事は知っている筈。野田訳にはそれ那類の工夫があったはずだ。だから名調子と言われた。どなたかの評にオットーとグラッグは単に悪口を言っているだけ、とあった。野田大元帥節と訳語を期待するほうが野暮なのか?少なくとも大昔、野田訳にて育った者からすれば、「カーティス」ではなく「カート」だけで読む気が半分以上失せてしまう。グラッグとオットーのやりとりにも野田大元帥役には愛情が感じられたが今回は無味乾燥。続編が出ても読む気がしない。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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No.3:
(2pt)

ワクワク感、テンポ感に乏しく、キャラの魅力もいま一つでした

ハヤカワ文庫の翻訳が次々と出ていた小学~中学生の頃、むさぼるように読んだ。徐々にクラークやアシモフなどの作品に移っていったが、私にとってSF体験の原点である。月日が経ち、本書の訳者あとがきでも触れられているハフナー・プレスの原書復刻版を取り寄せ、野田昌宏氏の翻訳と比べながら読んだりもした。

そんなシリーズなので、どのような形でリブートされているのか期待と不安を持ちながら読み進めたが、残念ながら、いまひとつと思わざるを得ない出来だった。

金星人や火星人などの存在や輪の形をしたビームが飛ぶ銃といった荒唐無稽な原作の設定、また「キャプテン・フューチャー」という名前の由来など、細かい点を筋道立てて構築しているこだわりは見事だ。しかし肝心のストーリーに、どうにもワクワク感が足りず、テンポ感にも乏しい。ハミルトンのような作風に徹したわけでもなく(もちろんそれでは今の読者には受け入れられないだろうが)、逆に人物や舞台を借りたシリアスな読ませる作品にしたわけでもない、中途半端な内容だと感じてしまった。

本作のカート(カーティス)は、「最初の事件」ということもあって未熟さが消えない若者だが、それが魅力となっているとまではいえないし、キャプテン・フューチャーになっていく成長物語としても弱い。

原作の主人公はいわば完全無欠のヒーローで、逆にいえば尖った個性を感じさせない、記号ともいえるような存在だった。それでも夢中になって読めたのは、波乱万丈のストーリーに加えて、グラッグとオットーをはじめとするサブキャラクターや悪役の魅力が立っていたからだと思う。

その意味でも、グラッグとオットーのキャラやお互いの関係が(これまた「最初の事件」とあってか)面白みに欠け、カートの弱さを補うような存在になっていない。また、スーパーマンのレックス・ルーサー、バットマンのジョーカーに相当するような原作の悪役を投入しているのに、このリブートでは、ただの「悪者」としか感じられなかった。

またハミルトンの原作の面白さは、正直言って「野田節」によるところも大きかった、と原文と読み比べた際に思ったが、本書では、そうした「超訳」すれすれの翻訳をめざしたのではないのは一読して明白なので、その点では分が悪い。ただ、本書の原文は読んでいないものの、英語の慣用句などはもう少しスマートに訳せなかっただろうか、と感じたところがいくつかあった。

最近はリブート流行りだが、アメリカのサブカルチャー系の作品で感心したのは、バットマンのコミックスのリブート Batman: Earth One だった。これは元のキャラクターや設定から大きくは逸脱していないものの、それでも現代の読者にとって説得力のある改変がされていて、”弱い”バットマン=ブルース・ウェインの葛藤と成長がうまく表現されていた。本書もそうした内容を期待して読み始めたのだが、そうはいかなかったのが残念だ。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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No.2:
(2pt)

野田版“キャプテン・フューチャー”の子らの眼には?

“ヒューゴー賞・星雲賞受賞”
“「キャプテン・フューチャーの死」”
……………………………………………………
…………………………と、きて。
その下に小さく
…………………………“の著者が、
正典を読み込み、”
と、続く帯のコピーが
ああっまぎらわしい!
うっかりしてると、
本作が“ヒューゴー賞・星雲賞”獲った!”
とか
「キャプテン・フューチャーの死」が併録されてる
とカン違いしそう・・・。
映画『キカイダー REBOOT』以来、リブートなる言葉に対する警戒感をぬぐい切れぬながら・・・。
ソコはソレ、野田昌宏訳のオリジナルシリーズを時系列順にコンプリート
プラス遺族の了解の許、執筆された贋作を初収録した
“キャプテン・フューチャー全集”の創元SF文庫だから、もしや⁈
と期待もしましたが、本作もその想いを払拭してくれるには至らず・・・ザンネン。
今後も同じ作者による
“新キャプテン・フューチャー”
出るらしいが、
その時は鶴田謙二のカバーイラスト1枚のために
1000いくらハタくことになるンだろうな。
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No.1:
(2pt)

コレジャナイ感が・・・

リブート作という名目なので、ナノマシンなどの現代SFガジェットを登場させるのは理解できますが、やっぱりキャプテンフューチャーといえば、レトロフューチャーな世界観とハッタリの利いたトリックが無ければいけないと思います。
あと訳者が野田昌宏宇宙大元帥じゃないのも痛い。
野田大元帥の手によるオットーとグラッグは実に生き生きとケンカをしているのに、この作品は淡々と悪口を言いあうだけで少し残念でした。
キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:キャプテン・フューチャー最初の事件 (新キャプテン・フューチャー) (創元SF文庫)より
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