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55



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【この小説が収録されている参考書籍】
55 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

55の評価: 2.67/5点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

【ネタバレあり】ミステリーとしては弱い

タイトルの55を意味深に何度もチラつかせた割にオチが弱いというのが読後の感想
展開も中盤まで亀のように遅く、主人公であるチャンドラーとミッチのどうしようもない言い争いを延々と聞き続ける羽目になる
過去と現在起こった事件を結びつけようと、何度も回想を挟むが、特に過去の事件にインパクトがなく発生の経緯も不明瞭で、現在の事件に結びつけるには理不尽さしかない
主人公が最終的に味わう不幸についても、その理不尽さゆえの同情しか感じられないのがとても残念だ
登場人物はかなりいるのだが、特に警察関係に関してはモブ中のモブといったところ
これだけ登場人物を出すなら、どちらが犯人か分からないという展開よりも、犯人候補が次々現れるといった展開の方がよほど話は転がっただろう
ただ、この手の作品は原作が悪いのか訳が悪いのか判断がつきづらいので、とりあえず星2つとする
55 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:55 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151839518
No.1:
(2pt)

不安的中

舞台はオーストラリア西部の僻地。住人である登場人物が自分の故郷を「肥溜め」と呼んではばからない何もない場所。
巡査部長チャンドラーが勤めているそんなド田舎の警察に、埃と血にまみれた若い男性ゲブリエルが助けを求めて駆け込んでいた。
殺人鬼によって山小屋に監禁され、お前は55番だと言われたという。しかし、その後、同じような状態の男ヒースが連行されてくるが、ヒースの状況説明は、ゲブリエルとそっくり立場を入れ替えたものだった。
どちらが真実を言っているのか?そしてどちらかが本当に殺人鬼なのか?被害者は54人もいるのか?
チャンドラー巡査部長は、やむなく本部のミッチェルに連絡を入れるが、チャンドラーとミッチェルは幼馴染というだけでなく、実は訳ありで・・・。

オーストラリア発のミステリー小説では連敗続き。つまらなくて途中断念もあったので、今回は不安だったが、不安的中(実はオーストラリア発ではなかったけど)。
汚い土地、泥、汗、血にまみれた嘘つきの男たち、冗談みたいに高慢ちきで傲慢な幼馴染、そして子供と仕事のはざまで、どちらにも集中できない主人公。前半は全く話が進まない!
オーストラリアが舞台だが、作者はアイルランド出身らしい。オーストラリアに住んだこともあるとのことだが、他の国をよくまあ、これだけ「文化果つる処」のように書けるなあ、と呆れました。
作者はS.キングのファンだとか。エンディングだけは突然巨匠キングっぽく、ある意味シュールでした。
がっかり。
55 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:55 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151839518

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