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荒城に白百合ありて



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【この小説が収録されている参考書籍】
荒城に白百合ありて

荒城に白百合ありての評価: 3.30/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

何度も読み返したくなる

私は歴史的な話が苦手なのですが、この作品は吸い込まれるように読んでしまいました。そして、読み終わったらまた読み返したくなる、そんな本です。
好きとか嫌いとか、そんな簡単な感情では生きられない時代の、身分の、生き様が描かれています。
荒城に白百合ありてAmazon書評・レビュー:荒城に白百合ありてより
4041084334
No.4:
(5pt)

恋の狂気

男の優柔不断と会津の時代錯誤
荒城に白百合ありてAmazon書評・レビュー:荒城に白百合ありてより
4041084334
No.3:
(5pt)

会津藩の女性と薩摩藩の男性のお話です。

交わることのない二人がお互いに抱えている「何か」が同じであることに気付き、何年もかけてそこに行きつき結ばれることのない想いを確認する......ざっくり言うとそういう話なのですが、幕末の会津と薩摩です。激動しかないのです。歴史ものながら、その読後感は歴史ではない、生身の人間の「何か」です。とても良かった。
荒城に白百合ありてAmazon書評・レビュー:荒城に白百合ありてより
4041084334
No.2:
(5pt)

え?ロミオとジュリエット?

本書の内容を簡単にご説明すると、サイコパスとサイコパスが出会って、惹かれ合う話です。

宣伝では、『幕末のロミオとジュリエット』とコピーが付き、KADOKAWA文芸編集部のツイートでは、「号泣したい。エモさに叫びたい」人におすすめ、とありましたが
どうも違うんですよ。そういう「泣ける」系ではなく、もっと死の匂いの濃い静かな話だと思います。
エロスとタナトス?幕末を舞台に、死と終末の雰囲気が横溢しているのですが、その事で逆に、生が鮮烈になる様が描かれています。

また、この小説の一面として、自分の事を分かっていない者同士が双方の出会いを機に、初めて自分自身に出会うという主題が描かれています。
そう、つくづく思うのは、自分を客観視する事はいい年になっても中々できず、他者との関わりがあってこそ可能となるのだという事です。
そしてそれは心楽しい関係だけとは限らない、むしろ葛藤していく事が自身の分析につながるのではと実感していたのでこの辺りの描写は刺さりました。
しかし、知らず知らずの内に、時代や共同体の価値観に飲まれて、自分が何を本当に望んでいるか分からなくなるものですかね、それも「自分」なのだとは思いますが。



(以下一部ネタバレ)


















ロミジュリというより、『トリスタンとイゾルデ』だったんですね。(著者インタビューを読んで)
お蔭でそれから読んでいて、ワーグナーの旋律が頭の中で響き渡っていました。
またドイツですか!(笑)二本松少年隊が、敗戦を前にしたヒットラー・ユーゲントとかに見えてきましたよ。

そして、著者のツイートで拝見した、編集者さんが某キャラをロイエンタールに例えたのはこの話のあのキャラかな?もしかして。そうしたら益々ドイツです。
なら、結末は「遅いじゃないか、ミッターマイヤー」という事?以上妄想でした。
荒城に白百合ありてAmazon書評・レビュー:荒城に白百合ありてより
4041084334
No.1:
(5pt)

敵対関係に有った薩摩藩と会津藩の男女の話。

ストーリーの内容については、ネタバレになるので敢えて書きませんが、歴史物小説では有りますけど、描かれているのは激動の時代に翻弄される人々と男女です。

もう少し突き詰めれば...敵対関係に有った薩摩藩と会津藩の男女の話ですね。これだけでも歴史物小説好きな方は『面白そう!』と思うでしょう?実際、面白いです...はい。

ハードカバーの単行本で、360ページの小説本です。歴史物小説ですが、小難しく無く読みやすいのは、若い方々にも受け入れやすいと思います。
荒城に白百合ありてAmazon書評・レビュー:荒城に白百合ありてより
4041084334

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