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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続
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黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 21~40 2/4ページ
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状態もよく、このシリーズはやっぱり面白い。 | ||||
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説明どおりでした。 | ||||
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表題作は宮部版「そして誰もいなくなった」ですね。年齢も職業もバラバラな男女が一箇所に閉じこめられ、戸惑いつつもそれなりに協力しあって暮らし始めるが、それぞれに秘めた過去の罪が…という筋書き。巨大な怪獣とか巨大イナゴの大群(イヤ過ぎる)とか、派手なお化けが出てくるとちょっと興醒め。語り手の男性の罪は(単なる博打狂いだけだと罪というには弱いと思うので)結局何だったのか?語られないままのところが余韻を残してていいなと思いました。 一作目はお色気系怪談ですが、おちか編の一冊目にも姉弟が恋仲になる話があって、こちらの方がずっと艶っぽく怪談としても恐ろしかったと思います。こちらは語り手が若い女性だったので。今回のように語り手が男性の場合は確かにおちか相手には語れなかったでしょうね。 正直、怪談も三島屋以前から結構書かれてますし、読むほうとしてもちょっと慣れて飽きてきた感はありますね。あーまた嫁姑ものか、とかまた怪屋敷か、とかまた道中でお化けに取り憑れる系か、とか(笑) スピンオフで貸本屋若おかみ・おちかの奮闘記の方が読みたいです。宮部さんの時代ものは、本筋と関係ない食べ物や登場人物の衣服や住まい、各職業の人々がどんな暮らしをしているのか細やかに描写されていて、ミステリがなくとも充分に面白いです。 | ||||
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百物語の聞き手が変わったにもかかわらず、相変わらず、読み進むにつれて引き込まれていく体験談ばかりでした。 | ||||
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「三島屋~」シリーズの6冊目ですね。5冊目までは、文庫が出ているのですが、待ちきれなくてこれはハードカバーで買いました。前巻(伍之続)「あやかし草子」で、語り手にして、女主人公の「おちか」が嫁に行ってしまい、道楽息子(と決めつけるには問題があるけど)で従兄弟の富次郎が語り手を引き継ぎます。そのせいか、作者のテイストが変わったのか、これまでのようなハッピーエンド(前巻でいえば「だんまり姫」とか)、ほのぼの系あやかし(前巻の「金目の猫」、2冊目の「あんじゅう」「逃げ水」のような話が少なく、一家離散やら、巻き込まれた人間が全滅に近い死に方をするような、陰惨な終わり方の話が多いようです。 しかしながら、新装シリーズは始まったばかり、7冊目に相当する部分が、新聞連載中だと聞いていますので、期待しております。やっぱり、この作者のストーリーテラーとしての能力は、買いです。 | ||||
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全体としては 面白かったです。ただし いくつか 不満の点があります。故に 星 四つです。第1話の 最後 、語り手の 主人公の 父親が 家出しますが その 理由が 書かれていません。読者があれこれ想像しなくてはいけないのでしょうか? ちゃんと 描いてほしかったです。 表題作の「黒武御神火御殿」とても面白かったです。息つく暇もなく 一気に読みました。ただし これも 最後の 理由ずけのところ、「言わぬが花」的に 書いていますが これも もうちょっと 描いてほしかったです。モヤモヤ感が残ります。 でも 全体としては 面白かった! 2020年8月26日 「熊本日日新聞」で「三島屋変調百物語 よって件のごとし」が 始まりました。楽しみです。 | ||||
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これまでの百物語から主人公がかわることで話の進みに変化があったように感じる。具体的にはこう!とは言えないが、それが今後の展開に変化を見せるかどうかが楽しみ。 | ||||
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大事に読んでます(笑) | ||||
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大好きな宮部みゆきの本。大変、良い状態で、包装も丁寧。とても嬉しかったです。 | ||||
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おちかから聞き手が変わってどうなるのかな?と少し心配でしたが、面白かったです。 他の登場人物との関わりがこれから更に増えてくれると嬉しいなぁと思います。 | ||||
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シリーズ全作品面白く読んでいます。読み手の年齢や立場で感じ方も違うので皆様の評価様々ですが、私は各作品期待どおりで次回作が待ち遠しいです。次回作は、富次郎の聴き手としてどの様に成長していくのか楽しみです。 | ||||
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あまり言うとネタバレになるのであまり言いませんが…(笑) 確かに今作は因縁というか因果応報的なお話は少なかったかな?と思います。腑に落ちない点も少しばかり。(むしろ理不尽とか、偶々、というのが今作のテーマなのか?くらいに思ってしまった。) ですが、怪異ってそういう理不尽なものが多いのではと個人的には思っています。そもそも生きてても理不尽なことたくさんあるし…「同行二人」の語り人もそんな身の上でしたが。 あまり因果応報すぎるお話が多いと嘘くさいと言うか…もちろんそういうお話も大好きですが、そればかりだと出来すぎていて白けてしまうと言うか。(個人の嗜好と言ってしまえばそれ限りなのですが。) おちかと違って、今のところ暗い過去を背負ってなさそうな富次郎が聞き手になったことも関係してるのかな? とにかく富次郎が今後どんなふうに成長?変化?していくのかが楽しみです! お勝と闇の商人の活躍も心待ちにしてます〜! | ||||
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毎日新聞で連載されていたものを単行本にしたものです.さらなる展開が楽しみです. | ||||
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おちかから富次郎に代わって少し残念な気がしていましたが、読み続ける内に気にならなくなりました。 やっぱり宮部みゆきハズレがありません。 続編を楽しみにしてます。 | ||||
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最後の物語が凄い。お江戸SFと言いましょうか。面白い。 | ||||
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美しく心優しく度胸の据わったおちかが嫁ぎ、聞き手は従兄の富次郎に。 おちかが幸せに向けて生きるようになったのは喜ばしいが、正直あんまり 富次郎には期待してなかった。賢く気のいい男だが、ただのお坊っちゃん。 まあ嫌な奴ではないから、語られる内容が面白ければ満足。その満足度は、 表題作である長編は☆5つ、あとの3編はいずれも☆3つというところ。 『泣きぼくろ』と『姑の墓』は、両者とも家族崩壊の物語と言っていいか。 前者は、善良な豆腐屋の大家族の話。語り手の兄嫁や娘がいわゆる色魔に 憑依され、それがもとで一家離散に至る。『姑の墓』は、嫁をいびり抜く 性悪な姑の怨念が子孫にまで祟った話。どちらも宮部みゆきにしてはやや 物足りないかな、という印象。「魔」の正体が明確になっていないところ、 むしろ安易でなくていい。読者に想像の余地を与える程度にはしっかりと 書き込まれていたし。展開がどうにも単調に感じるが、描かれる人物像や 家族内の人間関係は、どれも惹き付ける。新津きよみなんかの登場人物は 単なる記号でしかないが、宮部みゆきのキャラはいつも生き生きしている。 とりわけ『姑の墓』の女たち……偏屈だった兄嫁が心を開いていく過程は それだけでドラマが成立しているし、後家のおりん叔母さんの飄々とした ずうずうしさは読んでいて楽しい。 『同行二人』……脳内に絵が浮かぶ筆力には脱帽しっぱなしだが、これは 飛脚の道中における風景描写が多過ぎて、読んでいて疲れた。内面描写も 濃密ではあるものの、物語としては「ありふれた不幸」に過ぎない印象で、 のめり込めるほどの内容ではなかった。本題に入る前、すなわち語り手が 今の仕事に就くまでの話のほうが興味深く、以降は少々だらけていた。 『黒武御神火御殿』……序盤がまどろっこしいのは、宮部さんがそれだけ 周到な書き方をしているからだろう。語り手が登場するまでも相当に長い。 「異世界」に引きずり込まれた6人の男女の物語で、圧倒的に頼りになる 武士の堀口金右衛門が出てきてから一気に読みやすくなる。この男はまあ、 なんと魅力的なことか。か弱き民を救い、そのために自己犠牲も厭わない、 まさに武士の鑑である。その聡明さ、男気だけで読んだ甲斐があった…… とはいえ、この話は男臭い侍の英雄物語ではない。それも要素の一部だが、 根本にある「神とは何か」という逡巡に心を奪われた。 本題に入る前、三島屋でのやりとりのなかでお勝がキリスト教について、 「信心の程を試すために人に試練を与えるというのが解せないし許せない」 と語っていて、個人的に大きく大きく頷いた。俺はカトリック系の学校に 通っていたんだが、キリストというかあの宗教における「神」って、要は パワハラ上司じゃねえの?と思い続けていたのである。パワーがあるから 気に食わない人を苦しめるのは朝飯前、かといって人間を幸せにしてやる わけでもない……祈ったら幸せになるとか、そんな打算は卑しいっしょ? だからとくに何にもしてあげないけど、とりあえず俺を崇めて祈れやぁ! それがキリスト教だよな、って。べつに俺だって神様やキリスト様に何か してほしいわけじゃないけど、だったらなんで「祈ることは尊い」などと 喧伝するかね? 結局のところ「人間に無償の愛を強要している」としか 思えないんだよね。はっきり言って「信じない奴は地獄に落としてやる!」 っていう教義でしょ? 信者に言ったら殴られるけどさ。博愛を掲げつつ、 豚やイスラム教徒を当たり前に差別する……それが正しいと思い込んでる。 サイコパスと違うんですかー?って思ってる。 この物語におけるキーパーソンは、そんな俺ほど未成熟ではないものの、 キリスト教の「神様が人に要求するだけ!」という方針にルサンチマンを 抱いたらしい……これ以上はネタバレになりそうだから(すでにけっこう 書いてるが)止めるけど、それがこの本の半分以上の長さを占める表題作。 畏れ多くも「神の欺瞞」などということを考えてしまい、それと対照的な 金右衛門の「人としての最大級の善意」を、ひたすら美しく心強く感じた。 言っておくと、俺は「神様」を批判しているのではない。神様もしょせん 人間の概念であって、神様に矛盾や不信を感じるとしたら、それは人間が 悪辣ということだと理解している。いずれにしても、宗教観ってあんまり 人に話すもんじゃないね。この話を読んで宮部みゆきに文句付ける信者が いないといいけど。 | ||||
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三島や変調百物語。 聞き手はおちかさんから、三島屋次男の富次郎さんへ。 3つの短編と1つの長編。 今回も期待にたがわず、怖くて面白くて哀しい物語。 宮部みゆきさんの物語は、どうしようもない人の悪意とか 亜企業とかが、きちんと描かれているところが好きです。 読んでいて辛い場面もあるのですが それがこの世の常。 おちかさんと、その旦那さん、瓢箪古堂の勘一さんも 出てくるのが、とっても嬉しい♪ 大満足の1冊でした。 | ||||
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三島屋のシリーズ大好きです。おちかが出なくて寂しいですが、表現がリアルに想像できて、ちょっと怖かった。 次も期待してます! | ||||
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前作まで全て読んでいるが、現代屈指のストーリーテラーにしては凡庸。1話目と2話目は良くある怪談話。3話目も何度も出てきた異世界閉じ込められもの。絵画的描写が多く、映像化狙い?と思ってしまう。面倒で読み飛ばしてしまった。 でも、次回作には期待。 | ||||
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夢中で、一気に読んでしまいました。描写が、凄く細かいので、目の前に映像が見える様です。 恐ろしくて、悲しくて、面白かったです。でも、私は、挿絵も楽しみにしておりますので、もう少し、入れて頂きたかったです。 | ||||
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