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羊たちの沈黙



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羊たちの沈黙の評価: 4.01/5点 レビュー 68件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 21~40 2/3ページ
No.26:
(5pt)

面白かった

何度も読み返します。強い正義感や聡明さ、果敢さの一方で、過去や抑圧されたものを内に秘めるアンバランスで危ういクラリスは素晴らしいキャラクターです。レクター博士は言うまでもありません。(怖いのに、でもちょっとお父さんみたい)
筋書きも充分に秀逸だけど、やっぱりクラリスとレクター博士、この2人のキャラあってのストーリーですね。人物はいいのに話が…もしくはその逆な作品もありますが、これに関しては全く心配いりません。翻訳でしか読めませんが、著者が記者出身なだけあって文章がとてもうまいんだろうなと思わされます。第三者に徹してあくまでも客観的なんだけど(これが下手な人が割といる)、文学たり得る情緒と人間らしいまなざしがきちんとあるような。翻訳によるところもあるのでしょうが、とにかく著者の文筆家としての力量に安心し、ストーリーにハラハラし、最後には著者の作家としての力量に感激しました。すぐにハンニバルシリーズとブラックサンデーを集めて読んだけど、やっぱり沈黙が一、二を争います。大好きな一冊です。

翻訳について、固有名詞始め、ん?と思う箇所が複数ありますが今やそれさえ味だと思っています。笑
古い言い回しなどは却って雰囲気が出て良いです。昔の翻訳者って沢山言葉を知ってるし、日本語を使うのが上手だなぁ~と感じます。カタカナ語とかに逃げられなかったのもあるのかな。
話は逸れましたが、とにかくとっても面白い作品です。おすすめ!!
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.25:
(5pt)

翻訳、英単語の表記について

確かに、「クローフォド」「テイブル」などの英語表記は、場合によっては非常に鼻につきます。でも、それが却って独特の雰囲気を出している面もあったりして、まぁ感じ方は人それぞれでしょうが、功罪半ばするといったところでしょうか。「キャンザス・シティ」の表記は個人的には気に入りました。
ただ、その点さえ目をつぶれば、文章には品がある上に無駄がなく明快であり、それならこの良い意味での「硬さ」いわゆる「訳文調」(?)も悪くないかな、と感じています。でも、この英語表記に我慢がならない方が多いという事も、それはそれでよく解ります。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.24:
(5pt)

良かったです。

中学生の息子が読みたいと頼まれて注文しました。

近隣の書店をさがしてもなかったのでyあったので良かったです。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.23:
(4pt)

一番良かった

トマス ハリスの他の小説も読みましたが、レクター博士とスターリングとの間の状態をこの小説が一番良い状態で表現していたような気がします。
トマス ハリスの著作の中では一番気に入りました。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.22:
(4pt)

前の版のほうが好きだなあ。

前の訳への不満の声もいろいろあるようですが、私は前のほうが好きですね。
言葉の固さが不気味な深刻な事件を盛り上げていたような気がする。
シャワー室の外でクラリスが上官の号令のように急かしていて訓練生らしかったのが
普段の女の子っぽい話し方の呼びかけになっていたり
「結構」が「いいねええ」になっていたり
読みやすくしたことで雰囲気が軽くなっているというか。
原書で読んでいるわけではないのでどちらが正しいのかよくわからないけれど。

こんな場面あったかなと思って2つの本を見比べるのも楽しい。

「14」の訳が前の版でもわかりにくくてキャザリンも聞き返しているところ
今回は年齢を聞いていることになっていたのは間違いだと思う。
急に味が分からないことを聞かれて同じようにキャザリンは聞き返していたけれど。
ここは良くわからない質問のままにしておいてもよかったんじゃないかな。
年齢ではなくて服のサイズではないかと思う。アメリカサイズの14はちょっと大きめのL。
羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)より
4102167080
No.21:
(5pt)

良かった

レクター博士の見た目がかわいそうで 助けてあげたくなるのは私だけです 独房に居てイラついてるからクラリスにいろんないらないことを質問してます 後 看護婦に噛みついたレクター博士に敬意を払います 全ての人へ無念が消えるのではないでしょうか?
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.20:
(5pt)

心理面の記述はさすがに映画では描けない

映画も名作である。しかし、どんなに素晴らしい映画でも、心理面は描ききれない。心理面をじっくりと描いた本書は、本当に息が詰まるような内容である。一方で、アクション的なところは、やはり映画の方が印象深い。映画も本もどちらも素晴らしい。
羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)より
4102167080
No.19:
(5pt)

最も邪悪で優雅な「名探偵」

言うまでも無く、現在に至るまでのサイコスリラー〜シリアルキラー物の氾濫の端緒を作ったエポックエイキングな作品。
そして最も邪悪で優雅な「名探偵」ハンニバル・レクターが宿命的なヒロイン、クラリスと邂逅する歴史的傑作。
いささか生硬な文体であった(D・フランシスの「競馬シリーズ」などではそれがまた魅力に転じるのだが・・・)菊池光の訳より、初読の方には今回の高見訳をお勧めする。
羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙(上) (新潮文庫)より
4102167080
No.18:
(4pt)

内容は

いわずかものなサイコミステリー小説の最高峰と言ってもいい
腰を据えて読みふけられる上質の作品です
です、が、やはりね映画のイメージを強く感じる私がいけないのでしょうが、クラリスが品のない女性だと印象づきそうな記述が目立つ
訳者のセンスが感じられない訳、原文が読めればと心から思います
古典的な言い回しらしきところは理解出来ますが品がないのは頂けない
私は下品と、品がないは天と地ほどの差があると考えてる
下品は救いあるが、品がないのは救いようがない
つまりはそういう事です
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4102167021
No.17:
(5pt)

ダウンタウンの松本人志です

ハンニバルライジングも見たので もし洞察力に優れてる映画だとしたら レクター博士がなぜ見張りの警察をあれだけ無惨に殺害出来るのかちょっと共感出来ます 僕に置き換えると 何より非情な人間に一番憎悪を抱いているんでしょう 悪の親玉がいて 非情な人間とは悪の親玉に従わざるを得ない人です 何も考えてなくて多数決で人を辱める罪の意識がない人です 僕は そんな人をシマウマかハトと呼んでます シマウマはどんなに群れても僕がライオンならずっと同じ一匹を狙います ハトはパッと掴みます 憎悪は隠すことが出来ます 皆さん気をつけましょう
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4102167021
No.16:
(4pt)

名作

確かにモダンとは言えない訳が散見されるが作品世界に害を与えるほどのものではないだろう。
他の方もおっしゃっているようにこの作品の一番の魅力はレクター博士とクラリスの駆け引きだと思う。犯人が・・・や例の蛾をもっと主幹においてほしかったという不満を吹き飛ばすクオリティー。クラリスは本作とハンニバルでしか拝めないのがもったいないキャラクターだと思う。
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4102167021
No.15:
(5pt)

映画を観た後でも十分読む価値あり

私は映画の方は十数年前に観ており、
いつかは原作の方も読みたいとは思いながら今まで過ごしてしまった。
たとえ結末を知っていても十分に読む価値があると感じた所は、
何と言ってもレクター博士とFBI訓練生クラリスの秀逸なやりとりだと思う。
レクターの天才的なモンスターぶりが映画以上に伝わってくるのはもちろん、
映画では表現し切れていなかったクラリスの捜査官としての頭の回転と勘の鋭さが
非常に巧く描かれている。
余談ながら精神異常犯罪者用病院の院長チルトン博士に対する
レクター博士のおちょくり方がとてもおかしく、
特に「ビリー・ルービン」の所は自分的には大爆笑だった。
翻訳が直訳っぽくて読みづらいという指摘もあるが、
これは優れた原著に敬意を表して出来るだけ忠実に訳そうとしたからではないかと
私は好意的に解釈したい。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.14:
(4pt)

原作の方が断然面白い

映画の方を先に見てしまいましたが、原作を読んでその面白さが
映画には結構抜け落ちているのが分かって、とても残念に思いました。
ストーリー展開はスリリングで面白く、アメリカの人種・階層・政治と
司法の関係、犯罪など、緻密に組み立てられていて完璧でした。
しかし、何せ高級靴・香水の名前や多重人格などポイントとなる言葉で
翻訳にまずい点があって、雰囲気が損なわれているのが、☆が1つ欠けた
理由です。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.13:
(5pt)

読んでから観たほうが面白い

 英語、特にアメリカ英語はその浮き沈みが激しく、新語がどんどん出てきては消え、消えては出てきているのが日常の人騒ぎであり、から騒ぎであるが、本書にも1989年当時としては日本語に訳しにくいアメリカ新語があるようで、訳者の菊池氏はカタカナ交じりの翻訳をしている部分がそこそこある。
 "turn him on" の "turn on" というのをロックの歌詞に最初に使われたのが、ジョン・レノンの "A DAY IN THE LIFE" で、「彼を興奮させる」という意味のドラッグソングだったのだ。
"skin" (皮を剥ぐ)の類義語に "flay" があるが、FBIは "skin" を使おうといっている。
 FBI行動科学課のジャック・クローフォド課長は、ミスター・ザリガニ(crawfish)と揶揄されている。
 SWAT は、"Special Weapons And Tactics" (警察特殊部隊)のことで、通常 "SWAT team" として使われるようだ。
 「さなぎ」を英語では、"pupa" というが、「ピューペイ」ではなく、本当は「ピューピー」と発音する。なお複数形は、"-pae" となる。
 "flush" は「閃光」であり、「前を見せる」のか?
 このように、この本は、ホラー・ミステリーとしての面白さのほかに英語のお勉強にも役立つのだ。
 小説よりも、映画のほうが面白いのは、そもそも本書自体が、映画化を想定して作られているからだ。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.12:
(4pt)

傑作だけに、「ライジング」は読むんじゃない

 これはとても楽しく読んだ。珍しく映画も見に行ってしまったほどだ。レクター博士の頭の良さにはほれぼれさせられた。医師であるだけでなく、芸術にも秀で、趣味が良くて、いや実にいい男だ。あれだけの残虐非道も、頭のいい男だから許される。
 星を四つにしたのは、他の方も書いておられるが、訳がなっていないからだ。「クローフォド」と「ハニバル」だけは何とかしてよ。「ハンニバル」で訳者を変えたのは正解だった。
 で、ここに書くのもどうかと思うが、「ハンニバル」はまだいいとして、「ライジング」はやめておけ。殺人鬼に過去は要らない。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.11:
(4pt)

最高の内容と最低の翻訳

シリーズ中最高の出来だと思います。本作と前作『レッド・ドラゴン』はこのジャンルの最高レベルにあるのではないでしょうか。
しかし、翻訳はひどいものです。そのままカタカナでもいいものを無理やり日本語に訳したところがあるかと思えば、「授業」とすべきところが「クラス」になっていたりなど…ほとんど中学生レベルですね。また、人名や商品名、ブランド名などの固有名詞の表記もメチャクチャで、読みにくくてしょうがない。翻訳者の独りよがりでここまで文章を壊されたら原作者もかわいそうですね。
改訳を心の底から望みます。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.10:
(5pt)

トーマスハリス最高傑作!

かつて10数年前に劇場で本作の映画版を見て感激し、その後も何度か視聴したが今回初めて原作を読んだ。(買ってから読まないで本棚に10数年放置・・・・) 「レッドドラゴン」「ハンニバル」と比較して、本作が最高傑作だと思う。クラリスとレクターの駆け引きもさる事ながら、「倉庫で死体を見つける場面」や「レクター博士逃亡シーン」「クラリスと殺人犯との死闘」などは、まるで自分がその場にいるごとくの恐怖を感じた。映画ではよく理解できなかった細部の疑問も本作にて消化。大変満足しました。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.9:
(5pt)

出されている意見のレベルが

ネットが普及して以降の、一般の方にはあまり気が付かれていない現象は、かなり低レベルの意見が、もっともらしくあっちこっちに平気で登場していることだ。それはそれらの意見のレベルをチェックする人間が、どこにもいないからだ。活字雑誌の場合には、プロの編集者という者が必ず存在し、そういうことが起きないよう目を配っていた。文章や作品評価に一定の見識をもつプロの存在というものは、そういう意味で重要なものなのだ。ここに頻出している、「翻訳が低レベル」「文章が古い」などの評価は、それらの典型である。かなりの読書を重ねていない者のこういう意見は、その意見のほうが見当ちがいである場合もあると、知っておいたほうがよい。この本の文章は、原文も翻訳も、とても上質である。それがほんとうのところだ。
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4102167021
No.8:
(4pt)

作品そのものを楽しんでみては

久しぶりに読み返したが、やはり非常に引きつける力のある作品だった。
翻訳の文章には多少の難があるが、それはせいぜいカタカナ単語の音をどう表現するかに過ぎないので、私はあまり気にならなかった。
この頃のレクター博士にはまったく破綻がない。
次回作であるハンニバルあたりから人物に少々破綻が生じ、ハンニバル・ライジングでは更なる破綻が起こってきている。
文章や単語や人物の変化に疑問をさしはさんで不愉快な読書をするよりも(これは文学作品ではないのだから)そのあたりは大目に見て、作品そのものを楽しめばそれでいいのではないだろうか。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021
No.7:
(4pt)

この作品から、一世を風靡する“サイコ”の時代が始まった

映画化もされ、話題を呼んだ<ハンニバル>シリーズの原点となる作品。ずいぶん遅まきながら、今回初めて原作を読んだ。私が手にした文庫は、なんと56刷目だった。
’89年、「このミステリーがすごい!」海外編でダントツ第1位になっている。
ストーリーは―若い女性ばかりを狙った連続皮剥ぎ殺人犯の手がかりをつかむため、FBIアカデミーの訓練生クラリスが稀代の殺人鬼ハニバル・レクター博士と接触する・・・。そして、今、上院議員の娘を誘拐して、まさに血祭りに挙げんとする、くだんの殺人犯と対決する―というもので、映像化によってすっかりお馴染みである。
今回原作を読んでみて、いかに原作に忠実な映像化がなされていたかを再確認した。特に本作では脇役であるはずのレクター博士が、主役やストーリーの本筋を食わんばかりに存在感たっぷりに、衝撃的に登場するあたりは圧巻である。
また、原作である本書は、トマス・ハリスの、映像とはまた別の、小説ならではの格調高い独特な筆致と、短い章立ての簡潔・鮮明な描写を場面ごとに味わうことができる。決して通俗スリラーに堕すことなく、高いレベルと次元でスリルとサスペンスを盛り上げているあたりはさすがである。
ともあれ、ジョディ・フォスター主演の映画が公開され大ヒットしたことも手伝って、それまで一部ミステリー・ファンにしか知られていなかったサイコ・スリラーというジャンルが、巷にどっと溢れることとなった。FBIのプロファイリングという独特の捜査法が一般に流布したのも、この作品がきっかけだったのではないかと思う。
この作品から、一世を風靡する“サイコ”の時代が始まったのである。
羊たちの沈黙 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:羊たちの沈黙 (新潮文庫)より
4102167021

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