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天平の甍
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【この小説が収録されている参考書籍】
天平の甍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 81~83 5/5ページ
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今、奈良平城京の跡を訪ねるとそこにはただ荒涼とした草原があるばか りである。遣唐使船で唐に渡った4人の留学僧、戒律を日本にもたらし た鑑真の壮烈な生涯の出発と終着点がここにあったかと思うと万感満ち てくる。「城破れて山河あり」の境地である。 歴史小説(伝奇小説は含まない)というものは「史的事実」を出発点にし ながら「史的事実を伝える」ということには留まらず、作者の幻想のフ ィルターを通して描かれる。この作品は登場人物に作者の余計な感情・ 分析(失礼)を交えず、淡々とまるで老人が昔話をするかのように枯れた 文体で記されている。 井上靖氏の歴史小説は全てそうだが、夢中になって読み続けるうち想像 は遥かな歴史の世界に飛んでいる。井上氏の歴史小説の魅力はま''!にそ こにあるのかもしれない。 | ||||
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今、奈良平城京の跡を訪ねるとそこにはただ荒涼とした草原があるばか りである。遣唐使船で唐に渡った4人の留学僧、戒律を日本にもたらし た鑑真の壮烈な生涯の出発と終着点がここにあったかと思うと万感満ち てくる。「城破れて山河あり」の境地である。 歴史小説(伝奇小説は含まない)というものは「史的事実」を出発点にし ながら「史的事実を伝える」ということには留まらず、作者の幻想のフ ィルターを通して描かれる。この作品は登場人物に作者の余計な感情・ 分析(失礼)を交えず、淡々とまるで老人が昔話をするかのように枯れた 文体で記されている。 井上靖氏の歴史小説は全てそうだが、夢中になって読み続けるうち想像 は遥かな歴史の世界に飛んでいる。井上氏の歴史小説の魅力はまさにそ こにあるのかもしれない。 | ||||
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阻まれても阻まれても信念に従って思いを果たそうとする主人公一行の<静かな執念>に魅せられました。 日本文化へ大きな影響を残した人々のその姿に胸打たれるものがあります。 | ||||
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