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天平の甍
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【この小説が収録されている参考書籍】
天平の甍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 21~40 2/5ページ
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休みになったらゆっくり読みたい | ||||
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凄く早い発送で大変満足です。又利用させてもらう機会あればよろしくお願いします。 | ||||
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古いもので、品質も悪くなっている。あまりお粗末なものは販売しない方がいいと思いました。 | ||||
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令和元年の新本でした。満足です。 | ||||
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久々に読み返してみましたよー。 若い頃に読んだ時とは感じることが 違っていました〜。大きな使命の前に自身はどう成長していくのか?若いころには、ある一人の僧に自分を重ねていたような気もするが、今ならいろんな僧の人生と重ね合わせてみたり、私はさしずめ誰だろうかーと考えてみたりしましたー。どっちにしろ、生きている姿が尊いのだなー。深いです〜(^-^) | ||||
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井上靖氏は私の若い頃の、それこそ「国民的作家」であって、膨大な著作群の中では「しろばんば」や「あすなろ物語」など、自伝的な或いは昔の言い方で「教養小説」風のものは読んでいました。健全な人生観と叙情性があって、ちょうど中高生の頃の読書には最適なものと思いました。 今、年齢を重ねるにつれて、時代状況と人間の生き方についての関心も高まっているなかで、この小説を初めて読みました。 淡々とした叙述でありながら、少しも物足りなさを感じさせないのはまったく不思議な気がします。それはもちろん扱われている題材が自ずと、筆致を必要以上に抑制させているのでしょうが、やはり作者の視線の誠実さによるところが大きいのでしょうか。 ここに登場する人物の中では、やはり普照が等身大の人間としての揺らぎをふんだんに備えていて、感情移入しやすかったように思えます。その他、日本からの留学僧たちは、おのおのが自分の意志を遥かに超えたものを前にして、結果的に不可避となったおのおのの道筋を辿らざるをえなかったことに、深い感銘を覚えます。私は特に業行の偏屈さに共感を覚えました。いわゆる「捨て石」となることを辞さずに、ただ筆写に打ち込むのは、使命感というよりもむしろ捨て鉢な情念の暗がりを感じさせます。最後の方で露骨に見せる、自分の筆写したものに対する執念は、おぞましさもありますが、なぜか私は共感せずにはおれませんでした。 一方の鑒真は、時折垣間見られる慈父的描写もありながら、どこか個人的なものを超越してしまった「志」そのものの大きさを感じさせてくれます。 いかに西洋化されたとはいえ、いまだ身近に、しかし気がつきにくい形で、仏教のもたらしたものの見方の余波は生きているようにも思えます。それは、この小説中に現れたような有名無名の人々の意志を撚りあわせて出来たもっと大きな「志」が、この国に投じた一石の、遥かな残響なのでしょうか。 | ||||
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歴史の教科書だと「鑑真は失明までしながら何度もの失敗にめげずに日本に来た」の一文で終わってしまう出来事の中にここまで様々な人の執念が詰まってたことに感動する。 | ||||
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奈良西大寺は生家より近くにあり、読後に初めて訪れました。三十歳を過ぎてのことでした。 平安の世に、この地で仏僧の風紀が妄れたことはまた歴史の無情であり、本質のよう。 | ||||
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遣唐使の当時の状況が良くわかった。鑑真が主人公でなく、遣唐使を主としたところが異彩の歴史小説 | ||||
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大阪港から内陸の旅になるはずだ。海外へ行くのには大変な勉強をして、中国に経をもらいにいくのだろう。でも、それは何のためだろうか。解決のつかない問題があるから、教えをこいにいくのだろうか。愚にもつかないような凡人の犯行に、多大な努力を払うことは、いつの時代もバカなことのように思われた。大阪でスーパーの店頭でアイスコーヒーをグビグビ開けるような、自称親戚のために、小矢部へ辿りつくことなのか。壊素は偉い僧だったろうか。どんなことをしても文句だけは言わせてくれるような。旅が終わって、ふと見れば、解決のつかない問題というのは、いつも自分を試す一里塚の夜明けの街でに見えていたということです。小矢部市で写経をしながら、どうにもならなくなっていく世の中を思う。 | ||||
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私自信家も、戒律を重視する律宗を小乗教徒と馬鹿にしていたが、最近、この教えこそが、釈迦の真実の言説だと分かった。日常生活における大切な戒律の一つは、「食欲を抑制する」ということだ。もし、この戒律が実践されたなるば、多くの生活習慣病は改善される。 | ||||
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2010年奈良・平城京1300年祭に行く前に、気分的に盛り上げて、唐招提寺にも行くぞ!という意気込みで読んだ。 主人公普照が唐に渡り、鑑真を日本に連れてきたその生涯のほとんどが小説として表わされている。 周りの僧達が異国の地での運命に翻弄され、それぞれの道(あるものは最期)を行く様は、人間ってお坊さんでもそうなっちゃうよねというような過酷なものである。『仏教を正しく伝える』という大義に自分の人生を懸けた昔の人たちのひたむきさ、純粋さも感じる。今の世の中にそういう事ってあるかな。 読後、甚く感動したものの、奈良訪問の際、正倉院展でかなり時間がかかってしまって唐招提寺に行けなかったという思い出しかない。 | ||||
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最後の解説でビックリしたのが、中国人が鑑真の存在を日本に教えてもらうまでほぼ知らないということ。 1500年くらい前なのに、秩序だっており、今と殆ど変わらないような洗練された生活ぶりというのは、驚いた。勝手にもっと原始的であるかと思ったが、江戸時代あたりの頃とさして変わらないのでは?と思うような生活具合。 さて、鑑真が来日する話ですが、一番思ったのは、やはり今の中国と唐の時代の国は全くの別の国であるという事です。歴史は繋がっていますが、民族やら習慣、風俗はやはりかなり別物であると再認識できます。だからこそこれほどまでに日本に影響を及ぼし、当時の日本人が唐の国から学んだのでしょう。 もし同じ人種であれば、近代でも学ぶことはあるはずなのに、この中に出てくる唐と今の中国とは全くもって、別の印象です。 史実を元に井上靖が内容を付け加えて作ったようですが、私自身に読む能力がなく、かなり時間がかかりました。 当時の時代背景や言葉なども多少知らないとなかなかスムーズには読めないかと思います。 | ||||
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確か、高校を卒業する頃にこの作品が映画化されたのを覚えている。 遣唐使の話でもあり、古代中国に関心の薄かった私は長いあいだ本書に手をつける機会に恵まれなかった。 紀元八世紀、聖武天皇の頃、第九次遣唐使派遣に参加した若き無名の4人の日本人僧。当時、日本には仏教の「戒律」が十分に規定されておらず、この戒律を日本にもたらしてくれる名僧を日本に連れて帰るという大きな使命を課せられる。ところが数十年の時を唐で過ごし、あるものは志半ばで斃れ、あるものは現地に家庭を持ち、それぞれの歳月を過ごすこととなる。最終的にこの物語の主人公とも言える普照という日本人僧が、何度となく渡航の失敗を重ねつつ、鑑真を連れて帰国する。鑑真が唐招提寺を建立したのはあまりにも有名な話だ。 無事、鑑真を日本に招いた普照のその後を伝えるものは残念ながら現存していないようだ。 後に橘諸兄政権で活躍した吉備真備や玄舫、あるいは唐の官吏として生涯を彼の地で過ごした阿倍仲麻呂なども随所に登場しているが、どこか同胞である普照らに冷淡過ぎるのは著者があえてそう描いたのか、あるいは無名の日本人僧に冷淡に接することで、自己の権威を高らしめようとでも考えていたのか。いずれにしても好感が持てない貴人たちだ。 | ||||
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面白いです。内容が緻密だし、わかり易いです。仏教の奥深さや当時の背景や、様々なことがわかってきて、とても有意義な内容でした。井上靖氏の作品は、素晴らしいです。 | ||||
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難しいから読めるかな、と思ったけど、読んでみたらすごく面白くて一気読みしました。いろんなキャラクターの人が出てきて興味深い。大きな歴史の流れの中で一人の人間なんて米粒みたいなもの、でも、一人一人がなにか自分の生きる意味を求めて生きてるんだなと感じました。阿倍仲麻呂や吉備真備のような官僚キャラもいれば、名もなき僧たちもいる。どの人にもストーリーがあるんですよね。そして、鑑真。昔と違う気持ちでまた唐招提寺を含め、奈良京都を旅行したいなと思いました。上手な文章書けなくてすみません。自分のメモ代わりにレビューです。 | ||||
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素晴らしい小説です。読み始めてすぐに物語に引き込まれるように一気に読んでしまいました。 | ||||
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鑒真のことを知りたくて、買ってみました。 鑒真がどれだけの艱難辛苦に見舞われなが、渡日を果たしたのか。非常によく分かる作品でした。 仏教用語がたくさんでてきますが、読み進めるうちに分かってきます。 唐代の僧侶の苦難が克明に記された名作です。 | ||||
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読了:2017年136冊(10月12冊)★3.3 『天平の甍 (新潮文庫)』 1964/3/20、井上 靖 (著) なんとか読み終わった。苦労した。本当かどうかはわからないけど、ここまで天平時代(700年代)のことを書けるのはすごい。そこまで資料が残っているのだろうか?船の搭載品などはかなり些細だ。主に鑑真の渡日について書かれている本書。失明し、6度目の渡日でやっと成功、その後、日本の政治や宗教文化の発展に大きく寄与した。この時代の渡航技術はもちろん低く、波に流されるまま〜、というのが実情のようだ。最近、唐招提寺に実際に行った。その風景を思い返しながら読むとなんだか感慨深かった。 | ||||
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あっという間に読める名作。不思議な小説だった。 主人公含め誰にも感情移入することなく、歴史の流れとともに人がそれでも生きている、ということだけを感じる。にもかかわらず、読後にじわじわとそれぞれの人の生き方が思い起こされる。注意書きが多いが、読みにくくは無い。 | ||||
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