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敦煌
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【この小説が収録されている参考書籍】
敦煌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 21~40 2/5ページ
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この時代小説は古さを全く感じることなく、とても面白く読めた。オススメです。 | ||||
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11世紀中国。自他共に認める優秀さで将来を嘱望されていたはずの男は、ひょんなことで試験に失敗してしまう。その帰り道会った異国の女に触発されて、西夏文字を学ぶためにも、西夏に旅立つことを決意する。運命に導かれるままに、西夏のために戦う漢人外人部隊に加わり、指導者との出会い、ウイグルの王女との恋と別れ、数々の戦闘や旅を経験し、やがて仏教へと導かれていく・・・ 井上靖作品ははじめてでしたが、一見簡潔に見える物語の筋が次々と展開し、主人公にも共感しやすく、物語の流れに乗って中国西域の果てしなさを感じながら読むことができます。設定は中国なのですが違和感はなく、作者は透視能力者なのか?というくらいリアリティを感じます。 | ||||
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満足です | ||||
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大部古い本でそれなりの経年劣化は見られますが満足しています | ||||
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誰かが、経典を敦煌に隠したのは、事実ですが、作者は、敦煌の経典が、どのように して隠されるようになったか、架空の登場人物趙行徳(主人公)、朱王礼(隊長)、尉遅光 (王族の後裔)の3人とウィグルの王女の恋愛をからませ、あたかもほんとうにあったか のようにすすんでいきます。 もともと、主人公は、漢人であるが、西夏軍(チベット族)の漢人部隊にはいります。 しかし、、西夏軍(チベット族)が敦煌を占領し、灰にしようとします。 主人公は敦煌の文化遺産を戦乱から守ることを決意し、貴重な書籍や経典を敦煌郊外の 石窟寺院に運び出していくのがごく自然におもえてくるから不思議であります。 NHKが1980年に、日中共同制作「シロクロード」とこの小説「敦煌」により敦煌ブームが゛ 始まったとされております。 非常によくできた面白い小説です。 | ||||
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予想していたより面白く敦煌に興味が湧いた | ||||
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期待どおりでした。満足です。 | ||||
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kindle版で購入、一気に読みました。 | ||||
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映画とは違い原作は矢張り読まなければいけないと、つくづく思いました。 | ||||
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高校世界史で、西夏やその文字を習ったものの、宋や蒙古(元)ほど記憶にない。中国史の復習としても読んでみたら面白い。冒頭の罪を犯したした女が、屠殺用の肉として売られているという設定は凄まじい。 | ||||
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小説とは異なり、よりその自負代が知ることができた、しかし、現実はまた少し違うかも | ||||
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シルクロード旅行を計画しており、その始まりの地である敦煌を舞台にした有名な小説があると聞いて手にとりました。一つの国として表現するにはあまりに大きすぎる中華を舞台に、死が今よりも身近だった時代の人々の生き様は、史実である敦煌文献の背後にあったであろう中華の浪漫を感じます。 | ||||
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予備知識として有効。今に続くシルクロードブームの火付け役が井上靖先生とは?!もし当地を旅行記にいくなら必読では?敦煌文書もかるく調べておいた方がいい。下手なガイドバックより名作を道連れにする方がこころに残ると思います。 | ||||
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歴史の勉強になった | ||||
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前から気になっていた本であったが、読んでみて大正解だった。 | ||||
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スイス在住の娘を訪ね、およそひと月の旅行。以前に読んだ井上靖を読み直そうと楼蘭、敦煌を 購入。退屈しのぎどころか、のめりこみました | ||||
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趙行徳に課せられる西夏ゆきの運命と、ロマンティックな文章に見せられて、頁をたぐっていきました。50年以上前の作品とは言えないくらいの秀作です。 | ||||
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・サノーさん一言コメント 「洞窟に置かれた六千巻もの経典。誰が、何のために、それを行ったのか。広大な中国西部を舞台に展開する、一人の男の運命」 【サノーさんおすすめ度★★★★★】 ・ウノーさん一言コメント 「シルクロードの光と闇です。戦乱を生きた人々がなにを想い、なにを遺したのかを、虚構から描きます。井上文学の最高峰にして、人の矛盾を知る一冊です」 【ウノーさんおすすめ度★★★★★】 ・サノーさん、ウノーさん読書会 サノーさん(以下サ):遥か古代の道、シルクロードは、大陸を貫き、多くの人々が夢と冒険を求めて往来した「人類の道」そのものでもある。 ウノーさん(以下ウ):浪漫です。西と東をつなぎ、地球全体の「文化」が往来した場所です。 サ:と、同時に、長い長い戦国時代により、常に戦場が生まれては消えていった地域だ。 ウ:20世紀初頭、この地域は世界中の考古学者の憧れの場所となりました。 サ:宗教、言語、民族、遺伝子、それらがぶつかり合い、混沌を生み出した場所は、「発見」を求める学者にとっては「聖地」のようなものだ。 ウ:その発見の一つが、洞窟の中で発見された無数の経典です。 サ:キリスト教でも、似たような発見があった。『死海文書』の話は、誰でも聞いたことがあるだろう。 ウ:某アニメでも登場した単語ですから、有名ですよね。 でも、この物語の「起点」となっている『敦煌文書』は、知っている人は少ないです。 サ:状況は、同じなのにな。未開の地で、あるはずのない「文書」が、洞窟から大量に発見され、長い年月にわたり、研究の対象となっている。 ウ:そして「誰が、いつ、なんのために置いたのか」が「不明」だという点も共通してます。 サ:この物語は、その「謎」について、フィクションの観点から迫ろうとしている。 ウ:主人公の「行徳」、武将「王礼」は、井上先生が生み出した「架空の人物」です。この物語は「敦煌文書の発見」という史実のトピックを題材にした「小説」です。 サ:だが、その前提を途中で忘れる。井上靖という「天才」の筆が描き出す「生々しい戦乱の荒野」が、読み手をその時代、その場所へと引きずり込む。 ウ:戦乱の世に翻弄されながらも生き抜く主人公、不思議な縁で結ばれた女たち、そして「二対の首輪」を巡る駆け引きが、巨大絵巻のように展開していきます。 サ:この物語を堪能するのに、オススメの「手段」がある。 ウ:まずは『平山郁夫の画集』を観ておくのが、とても良いと思います。 サ:大きな図書館にはあるし、もし可能なら美術館でシルクロードを題材にした作品を何点か観ておく。 ウ:この物語の舞台を日本画の巨匠から教えてもらえるのですから、こんな楽しいことはないです。 サ:文学と絵画、二人の天才を魅了した「敦煌」に、一度は行ってみようと思う。 【了】 | ||||
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感動すべき物語!敦煌に行く前にこれを読めばよかったなぁと!ぜひこの本を読みながら河西走廊の歴史的な風物を楽しんでください! | ||||
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シルクロードを訪れた時、敦煌の莫高窟をたずねた。今では、この作品に載る写真とは異なり多くの人たちが訪れる観光地の様相をも見せている。その莫高窟に大量の経典があったことは、杉森久英著「大谷光端」を読んで知っていた。 この作品「敦煌」は、その大量の経典や他のいずれも歴史的に重要な資料となる記録が、なぜ莫高窟の中にあったのかという作品である。作品が書かれた時代は、まだ日本が中国と国交がなく誰も中国に行くことのできなかった時代でもあり、無論井上靖も敦煌に足を運ぶことはないままに、ただただ資料を数年がかりで収集して書かれたものである。(とは言え、その時代に例えば加藤登紀子さんのご主人であった藤本氏は中国に足を運んでいるので、全部の日本人が中国へ行けなかったわけではないが。) そいう井上靖の資料に基づくものであるから、けっして空想の物語ではないのだけれど、進士の試験を転寝でのがした趙行徳が市場で全裸にされ、その肉を豚より安い値段で売られようとしている女を買い上げて助け、女がお礼にくれた青夏文字を読むために青夏へ向かうことに始まる物語は、その時代の中国はかくもあらんと感じるには十分な作品である。 さらに興味を沸かせるのは、その趙行徳は青夏軍に捕らえられ、幾たびかの戦いに命を投げ出そうとするが、行徳の心には、こうした人生の置き所へ好んでやってきたのでも、また好まないとも考えない、いわば仏教の因縁というものに因るとしか言えない思いがいつも漂っている。 そして、この行徳がいたからこそ、多数の経典が莫高窟に留まったということになるのだが、さて、そのあたりの詳細は読者にはぜひ作品に出合い、古き、知ることの無い時代が、今に連綿と続いている妙に触れてほしいものである。 | ||||
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