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桃源
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桃源の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「連鎖」で初めて黒川作品を読んで、上坂勤ちゃんのキャラに惹かれてこちらを。 「連鎖」よりは面白かった。 「詐欺師は初めて会うたときから、十年来の友達みたいにフレンドリーで、息つくまもなく喋ります。」と勤ちゃん。 なるほと、なるほど。 「悲しいかな、日本は科挙の国ですわ。人格がどうあろうとも、試験さえ受かったら国家権力を手にできるんです。警察庁のキャリア連中もそうやないですか。と勤ちゃん。 なるほど、なるほど。 縁の下の賽銭箱には金は落ちんのや」新垣遼さん こんな感じで駒回し的コンビがとても味わい深い。 だが、警察小説的深さ?は無いような気もする。 まだ黒川作品は2作だけれど、これだけ勤ちゃんのキャラが立っていたら 他が薄まるのかも。 私は、ストーリーや展開より、勤ちゃんのファンなのでその面白会話で十分楽しんでしまった。 あ、ただ新垣遼さんのセフレ女たちはいらんのでは? とってもとってつけた感ありで余分だったと思う。 | ||||
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一番好きな著者なので、新しい作品が出るのを心待ちにしていました。 今回は待ちが長かった気がします。 いつも通り登場人物全員に良い悪いも併せた、全てがごっちゃになったリアル感があり、 そこは楽しかったのですが、今回は事件の当事者達が薄かった気がします。 主人公の二人は事件を捜査するだけで、解き明かすナビゲーターであり、 事件に巻き込まれる訳でもなくただただ捜査と解明解説していくだけなので いつもの主観的なハラハラした感じが一切ないというか、 全体的に淡々粛々とあまり山のないRPGをやっている感じでした。 ただこの人の作品は文体など含め本当に好きなので、 じゃあ読まなかった方が良かったかと言うとそんな事はなく、 これを知った上でもお勧めではあります。 | ||||
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近頃の黒川作品の特徴は、2点あると思う。 1、「後妻業」の小夜子や「破門シリーズ」の桑原など、主人公に強烈でアクの強い個性があること。 2.後妻業は言うまでもないが、パチンコ業界など、社会問題やダークな業界をテーマとしていること。 その点、今回の作品は、イケメン&ブサイクの漫才コンビのような警察官が主人公で、犯罪者の側も含め、強烈でアクの強い個性の登場人物はいない。また、テーマも社会問題に関連しているのではなく、ある意味で通常の詐欺事件である。 こうしてことから、大阪府警シリーズの延長線といった作品と考えたほうが良いだろう。ただし最近のアクの強いスパイシーでパンチの効いた作品に慣れた読者からは、物足りなさを感じるかもしれない。 | ||||
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