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桃源
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桃源の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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疫病神や、辞めデカシリーズで明らかなように、黒川は刑事にせよ、ヤクザにせよ、コンビで活躍する 人間を描くのが実に巧い。今回は、大阪府警泉尾署の刑事新垣と上坂という新たなコンビを生み出した。 二人とも経済班を追う捜査2係の独身刑事。新垣は、沖縄出身ですっと見栄えもよく、女にもてる。 派手なことはしないが、こつこつと事件を追う。一方の後輩の上坂のほうは、小太りでちょっと若禿、 よく食い、よく飲む。映画マニアという設定。二人とも上司の目を盗んではちょこっとサボることもあるが、 根は真面目に働く刑事たちである。そして、黒川作品で欠かせない、二人の掛け合い漫才的な やり取りもふんだんに盛り込まれ、さらには上坂の映画フリークとしての、ちょっとどうでもいい知識が 満載で只管楽しい。あまり事件とは言えないほどの金の持ち逃げを追う二人だが、この事件はやがて 「沈船詐欺」に結びつき、やがて覚せい剤をめぐる殺人事件まで発展していく。文庫の帯には「正統派 警察捜査シリーズ」とあるが、そうなのだ、まさに他の刑事ものには見られない至って正統派、リアルな 刑事ものである。アクションらしきものも殆どないが、二人のやり取りと、捜査の進展をリアルに追っていく 黒川らしい筆の運びは決して退屈しない、いや大いに楽しませてくれる。恥ずかしながら今初めて 知ったが、文庫のカバーのイラストは奥さんの黒川雅子さんが描いている。これも素晴らしい作品だ。 | ||||
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この方の書く小説はかなり読んでいます。 主人公のキャラ立てがお上手で、リアリティーがあり、不自然さがありません | ||||
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新コンビの活躍、掛け合いに読む進むことを止められない! | ||||
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黒川ワールド最高です。 | ||||
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じわじわと進む展開。 二人の刑事の関西弁のやりとりが、軽妙で小説というよりドラマのシナリオを読んでいるようにすいすいと読み続けた。 会話だけで表面的な関係かと思いきや、相手をどう思っていることが途中で吐露されて、へえ、そうなんだと思った。 小さな事件が大きな事件になっていき、警察としての対応がすごくリアルに感じられた。 登場人物にいまいち共感できなかったのは「痛み」を持たないせいか。 軽いタッチの刑事モノ、として読めばいいかと思う。 | ||||
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評価通りでした。 | ||||
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大変キレイで商品到着も早く満足です | ||||
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黒川節炸裂。ずっと期待を裏切らないのは凄い! | ||||
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黒川作品の最大の良さはキャラの立ち方と、その会話の面白さに尽きると思う。 もちろんストーリーとしては面白いし、社会性あるテーマをベースに描く下調べと、筆力はいつものごとく安定的な高いレベルでもある。 ただそれを踏まえて、掛け合いの楽しさが読者を引き付ける。 疫病神シリーズがイメージ強すぎて、それと比べるとどうしても一レベル落ちる感を持つ人も多いだろうが、刑事の人間的な背景をベースに独立した作品としては悪くない。 大阪、沖縄、宮古など展開広げながらも、スピード感あってだれなくて最後まで飽きさせない。 | ||||
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大阪府警の所轄の捜査二係のコンビが、大阪で起きた詐欺事件を追って沖縄に向かうと、 事件は思わぬ展開となる。 主人公は沖縄出身のモテ男・新垣と、映画オタクで食いしん坊・上坂のコンビ。 たわいもない会話を繰り広げることで、作品世界を浮かび上がらせるという 著者ならではのスタイルは健在。 反社の方々の事件への関わり方にリアリティがあるのも 黒川作品らしくてよかった。 出世のことばかり考えている上司の描き方もGOOD。 | ||||
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謹ちゃん、遼さんコンビの掛け合い漫才のような推理と行動の面白さを堪能する。 | ||||
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まだ読了前ですが(残り数十ページなので許してください)…… 今回の新垣と上坂さんのコンビ、私は今までのコンビの中では一番好きかも! (桑原さんと二宮さんのコンビは別として) いうまでもないことですが…… 二人の会話にはクスりとさせられてしまうことしばしば。 電車の中で読むのは、考えた方がいいかも。 私は電車内でニヤけてしまい、怪しいおっさんと思われたかもです。 軽そうにも見え、上司の悪口ばかりで捜査もいい加減な刑事コンビかと思いきや! そんなことはまったくありません。 (新垣さんはモテまくりだし、上坂さんは映画オタクだけど…) 的確な判断で容疑者の足取りを追い詰めていく様は、ページを繰る手を止めさせません。 読み終わらせるのがもったいない!と思わされた作品です。 沈船詐欺というところに目をつけた作者。 そこから南の島を巡る、新コンビの捜査旅行(?)は とてもリアルでしっかりと取材されたことは間違いないでしょうね。 今回の新コンビ、皆さんもぜひ!楽しんでみてくださいませ。 | ||||
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後妻業からファンになりました。疫病神シリーズは全て一気読みする勢いでしたが、こちらの作品は一気読みとはなりませんでした。 お正月のせいかもしれませんが。 | ||||
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この刑事コンビ、面白く、楽しんで一気に読んでしまった。 | ||||
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すぐに読むのがもったいなくて、大晦日まで飾っていました(発売日に買った意味がない)。 期待を裏切らぬおもしろさで、イケメン新垣とブサメン上坂のコンビが漫才風に掛け合いながら、大阪と沖縄を行ったり来たりして事件解決に当たります。事件を割り当てられたのは新垣がウチナンチューだからですが、圧倒的にキャラが立っているのは上坂です。正直、謎解きよりも上坂のしゃべりや痛風の方が印象に残ります。 ただ、「疫病神シリーズ」のあのコンビはなかなか超えられない。比較するとどうしても向こうに軍配が上がります。悪役のしたたかさにおいても、少しもの足りませんでした。超弩級の売れ線を持つ作者の宿命か、見えない天井に当たっている気がします。 | ||||
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沖縄出身のイケメン刑事新垣と痛風で映画好きの刑事上坂が新コンビの警察捜査小説。仲間の金を持ち逃げした男を追ううちに、トレジャーハントを装った出資詐欺に辿り着く。 事件もシンプルで派手な展開もない地道な捜査中心なのに、約550頁の長編をどんどん読み進めさせる推進力は、新垣と上坂のテンポの良い掛け合い漫才のような会話によるもの。その点は筆者の他のシリーズ作品と同様、安定の出来栄え。そして、余分な描写は無く、コンビの関係性が会話だけから窺い知れるような文章の上手さは流石です。 | ||||
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関西弁の刑事2人が捜査に当たるバディ物といえば今や黒川博行さんのトレードマークという印象がありますが今回もそれ、です。 ただ今回は片方の刑事=新垣が沖縄出身者という設定で、それがストーリーにも深みを加えています。 アクションテイストは控え目で謎解き要素が強い作品。いつもながらの丁寧な描写に加え、上坂のマニアックな映画の蘊蓄も楽しめます。 黒川ファンなら迷わず「買い」でしょう。 | ||||
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登場人物全員キャラが立っていて、一気に読みました。映画の題名がたくさん出てきて最初は鬱陶しかったが、だんだんみたくなってきました。 | ||||
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コテコテで、いつも期待を裏切らず、実におもしろい。 幾分、疫病神シリーズなどとよく似たパターンですが、このパターンがお気に入り。 今回は警察小説。 2012年の「落英」の主人公のパートナーが登場してきて、このキャラがなつかしい。 ボケとつっこみでローカルネタのオンパレード。 これがめちゃくちゃウケる。 必ずつっこみを入れるところが大阪のあるあるパターン。 なりふり構わない普段着姿が庶民的で親近感を覚える。 大阪風に、こじゃれて粋なところを描写。 映画ネタがウケる。 キャラの人物像やロケーション情景がすっと入ってくるので、おもしろさは倍増する。 | ||||
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黒川博行は大阪の作家である 会話はモロ大阪弁 しかし、私は彼の小説を読むとなぜか東京落語の名人志ん生を思い浮かべる 綺麗事だけではない浮き世を、嫌みなく表現できる不思議なスキルを両者が持っているからだ 考えると、飲む・打つ・買うの志ん生と、賭場に入り浸る(あくまでイメージ)黒川博行にはアンダーグラウンドな共通点がある… 人間遊ばないと学べないこということか 晩年の志ん生の落語の録音はハズレが多いが、まだ現役バリバリの黒川博行は打率が高い 黒川さん博打(しつこいがあくまでイメージ)もいいけど、次の小説を書いて下さい | ||||
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