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パリのアパルトマン
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パリのアパルトマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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評価が高かったので期待したが自分には合わなかった。 1. 最初から最後まで主人公2人が好きになれなかった。特に、元刑事の女性がほとんど常にイライラしていて傲慢な印象。 2.リアリティーに欠ける。パリ・マドリード・NY と移動するのだが、5日間でこのペースはかなり無理がある。特にクリスマス直前の時期、この時期に飛行機のチケット直前に取れるか??また、NY のことは知らないが、欧州で10年以上暮らした経験からすると、ヨーロッパではこの時期に普通に開いている場所はかなり少ないはず。なので主人公2人が色々なところ(店や個人)にアポなしで赴いて話を聞いたりするのに違和感。まぁ著者はフランス人なので勿論パリのことは著者の方が圧倒的に詳しく、しかもパリは観光地だからとは思うが。 3. 画家の人物像・それを取り巻く美術界の描写が素人ぽい、この分野に明るくない人が精一杯考えて書きました感がある。ステレオタイプの天才芸術家にならないように捻って設定したつもりで、かえってステレオタイプになってしまっているというか・・・当方、現代美術専門なのでどうしても批判的な見方になってしまうが、これ以外でも上2つの点が常に引っかかり、読んでいて引き込まれることがなかった。 せっかく画家の家を魅力的な場所として登場させているのだから、最後までそこを基点にして物語を展開して欲しかった。余談になるがイギリスに Kettle's Yard と呼ばれる家があり一般公開されている。ここは生前、色々な絵や彫刻(小石なども!)を集めた夫妻の家で、来訪者はここで、夫妻が家の中の美術品を1日の光の変化の中で見たのと同じように経験できる。いわば、生きた美術館やアトリエ。本作を読み始めた時、なんとなくここが頭に浮かび、こういった場所での落ち着いた知的な謎解きを勝手に想像していた(忙しく飛び回るのではなく)。 こんな評価ではあるが、期待値が高かったせいもあるので、前情報なしで読んだらもう少し楽しめたかもしれない。 | ||||
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