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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全459件 281~300 15/23ページ
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新聞の書評で興味を惹かれて購入。約300ページの長編であるが、一日で読む。9歳の少女を2ヶ月「誘拐」していた罪に問われる大学生。しかし、二人の間では誘拐、監禁の意識の無い関係で、少女は自由に自宅に帰ることができていた。事件後15年で再会する二人。新たな関係が始まるが、被害者と加害者のという一度押されたレッテルが再び二人を襲う。読みやすさと二人の関係がどこに行き着くのか気になって一気読み。果たしてこれは恋愛小説なのか、一考する作品です。 | ||||
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切な系ロリエロ漫画にありがちなシチュエーション(特に同人に多い)を、エロ無しで大まじめにその先まで(出版してもらえる立場の人が)書いたらこうなるという作品です。 この作家さんはBL出身らしいですが、そのせいか読者の嗜好にフックをかけるポイントがうまいです。 ザワつく布石やミスリードの誘いは多数撒きつつも、それほど執着せず手放して回収しているので、鬱すぎず調子良すぎず、バランス良くラストまで持っていってるのは技術的にうまいです。 というのもまあ、王道の小公女的不幸シナリオがベースにあるから成立しているんですけどね。 ネタバレで書くと・・・ 開放的な両親の元のびのびと育った少女が、父の病死を契機に母に捨てられ、引き取られた叔母の家で従兄弟に性的暴行をされ、家出してロリコン(推定)大学生の元に身を寄せたら誘拐被害者女児の立場に陥り、叔母の家に連れ戻されてキレて従兄弟を殴打して、児童養護施設で9年間ヤバい連中の中を息を潜めて生き抜き、身寄りも無い高卒で就職できたのは地元の手取り13万の会社で極貧生活、経済的に男に依存する生活となり結婚を当然のように強いる男は最低のDV野郎・・・そして、ロリコン(推定)元大学生と再会しエンドレスループ・・・。 と、主人公女性は、冷静に考えればあり得ないぐらいに不幸な境遇なんですけど、事実は小説よりも・・・という感じであり得る気がする読者のうまい心理を掴んでいるわけです。 キャッチーな導入があり大衆受けする傾向で、ちょっと火をつければ注目されて売れる、本屋さんが平積みで売りたいドル箱コンテンツになり得ます。 まさに、「本屋大賞」に相応しいコンテンツです。 | ||||
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吸い込まれるようなストーリーで一気に読みました。 | ||||
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外と内からでは世界が全く違う、常識が常識でなくなる、そういう小説を読む楽しさが詰まった本でした。 買った日にカフェで読み始め、読み終えるまで変えることができませんでした。小説を読むのが好きでよかったなと思える小説でした。 八日目の蝉が好きな人は気にいると思います。本屋大賞を取るだけのけっさくでした。 | ||||
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この本はワナワナする。 この本はイライラする。 どっちも掠っては遠のいて、たまに近づくけど、素っ気無く、、、 という本です。 | ||||
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夕飯にアイスクリームが食べたくなった。 バニラアイスクリームにはウイスキーをかけても美味しいらしいです。 | ||||
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非常に面白かった。 | ||||
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本屋大賞受賞作というのを初めて読みました。とても読みやすい文章ですが、登場人物が頭にきて読み進めれなかった瞬間も。 映画化するなら、更紗を杉咲花さん、文は坂口健太郎さんがイイなぁ | ||||
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被害者だからかわいそうな人、加害者だから危険な人。そう思うのは普通の感覚である。しかし、100%そうであるとは言い切れない。 人は見たい側面だけを切り取って見る。自分の理解を超えるものにはレッテルを貼ってくる。事実と真実の違いも考えずに。 | ||||
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主人公がなかなか被害体験を言い出せない。そのことは、とても当たり前なことだ。言い出せないことを本人は悔やむけれども、言おうとしても声が出なくなるのは、自然な反応。ましてや、幼いときであるなら、なおさらである。そんな風に、そのほかのそれぞれの登場人物についても、非常に現実感のある描写、作者の造詣が素晴らしかった。 この物語がこの終わり方でよかったと思う。 この主人公たちの関係が本物のロマンスであるかどうかはわからないが、「二人は結婚して子どもを産んで幸せな家庭を作りました。めでたしめでたし」のような終わり方をしなくてよかったと思う。 | ||||
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最初は少女漫画のようで読むのが苦痛だったが、中盤から終盤にかけてはページをめくる手が止まらなかった。 本屋大賞受賞も納得の作品。 ただ、主人公の言動には共感できず、終始イライラして読んだのでマイナス1とした。それ以外は本当に良かった。 | ||||
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とても大好きな作品です。 | ||||
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この本を読んで、久しぶりに良い本に出会えたと感じたのでレビューします。 他の方のレビューを見ると、かなり意見が分かれており、少し驚きました。 ただ、それはこの本の主人公の経験に共感できるかに関わってくると思います。自分の心の奥底に押さえ付けて眠りにつけているものを、親、兄弟、友、ましてや他人に対して伝えることはとても勇気がいることです。私もそのような経験があるため、伝えられないことに対する違和感は全く感じませんでした。人生で挫折や後悔がなく、自分の思い通りに歩めている人は、恐らく読んでいて苛々する場面がいくつも出てくるだろうと思います。ただ、私には刺さる物語でした。 そもそも良い本かどうかというのは、その時その人が抱えている悩みや思想によって変化していくものであると考えているので、意見が人によって変わるのは当然だと思っています。 ただ、私にとっては恐らく10年後も誰かに勧めたい、位には感じ入った物語だったので、大きく分かれるレビューで迷っている方は是非一読してみることを強くお勧めします。 | ||||
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知り合いの薦めで読みました。残念ながら感想を交わす機会はなかったので、レビューに感想を残します。 主人公の青年(少年)と少女(幼女?)が望まずも事件の当事者になり、歳を過ぎてもなおその事件が主人公たちの平穏な生活を、周りの善意が主人公たちに悪意となって掻き乱していく。主題はこの主人公たちの恋愛とも違った関係性なのでしょうが、ちょっと違ったところをレビューします。 主人公の少女に対する周囲の扱いに本心を殺すように表面上は明るく生活していく。察することも美徳だが、それが間違った方向で一方的に決めつけられたときは相手の心を傷付ていく。これは物語という中での出来事というわけではなく、日常によくあることで、自分も普段こんな悪意を秘めた善意を振りまいているのではないかと、胸が痛くなる思いでした。だからこそ、小説の中でも分かり合えること、そういう人がいることの有り難さに安らぎを感じました。話は主人公の少女で展開されますが、登場人物のどの立場で情景を読むかで、主人公へも物言いたい気持ちも湧くと思います。ちなみに登場回数は少ないけど、ビルのオーナーのおじいさんがお気に入りです。 | ||||
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実在してるのかな? この本を読むまでは俺も信じられないと思います。 本人が幸せなら何でもいいのかもしれません ただ、その人の幸せを考えてしまう自分がいる トラウマはあるのだろうか? 年齢を重ねて、これでよかったと思えるのか? 若いからじゃないのか?答えはありません | ||||
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美しいのは、作者が登場人物たちに寄り添う気持ちです。 美しいのは、作者が題材に向ける眼差しです。 酷評するレビューをいくつか読みましたが、 作中に登場するDV青年を思い出して気持ちが悪くなりました(笑) | ||||
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普通でなければいけないのか、人と違う価値観を持ってはいけないのか。 色とりどりのカクテルを、洒落たラベルの酒瓶を、子供が美しいと思ってはいけないのか。夕食がアイスクリームではいけないのか。 主人公の普通でない価値観と行動に驚き、嫌悪を抱くかもしれない。かくゆう私も、主人公の様なキャラクターは普段なら好ましく思わないのだが、著者の文才により本書の世界観に引き込まれ、主人公の思想に同調させられてしまった。 主人公に同調すると、彼女の普通ではない価値観の根幹は、ひたすらにピュアで透明である事を痛感させられる。 主人公が取り巻く環境は苛烈である上に、自分の正義を押し付ける人、悪気なく好奇の目を向けて迷惑をかける人…普通と銘打った、多種多様な価値観が織り混じる。この辺りに捉われ過ぎると、泥沼のような環境下でサイコパス主人公が登場する小説という感想になってしまうだろう。 しかしこの小説の真髄は、泥沼の様な環境下で垣間見える、キラキラと煌めくガラスの様な純粋な心にある。 普通の常識に押し潰しされそうな時に出会う「お父さんと同じオールドバカラ」「夕食差し置いて食べるアイスクリーム」そして「昔と変わらない佐伯文」。どれもがキラキラとした光が見えるかの様に描かれ、主人公の心の奥底に燻る、普通ではない価値観に喜びを与え大きく息を吹き返させる。 主人公が美しく感じている物は、ガラスの空き瓶の様に、ある人には煌めいて見るが、またある人には何の価値のない物に映る。私も空き瓶はただの資源ゴミとしか捉えていなかったが、本書を読み終わえた今、ボンベイサファイアの瓶が煌めいて見える様になった。 また、ガラスの様な美しい煌めきに出逢いたくなった時に、再読したくなる名作。読了感も爽やかです。 | ||||
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DVやロリコンがキャッチーなかたちで盛り込まれているので、その部分はなんだか上っ面を滑っていくところがあるのですが、テーマは愛です。しかし、まあ、簡単に愛と名付けるわけに行かないからこの小説は書かれたとも思えるので、軽々しく愛と言ってはいけないですかね。で、あなたは心を寄せる人からこういう関係を迫られたらどうしますか?私は当惑しますが、今の所受け入れるしかないのかなと思ってます(?) | ||||
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本屋大賞を取った小説ということと、帯の書店員さんの書評に興味を惹かれたので内容を知らないまま購入。 読み始めは「ああ失敗した私はこの子どもが嫌いだ」と感じたが最後まで休まず読み切れた。 主人公の女の子に対して苛立ちを覚える場面が幾つもあったことは確かだけど、読み進めていくと、この子は結構フェアに物事を見ていると感じられる部分も出てきた為、自分の中での折り合いは付けられた。 文章が綺麗だったのでこの作家さんの他の本も読んでみようかなと思う | ||||
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あまりレビューに5つ星をつけることは少ないのですが、久しぶりにとても好きなお話になりました。 文と更紗の関係がすごく好きです。 更紗の周りに言いたくても言えない秘密を抱えているせいで文を守れなかったことや、元カレに対するもどかしさはありました...笑 でもそういうもどかしさよりも文と更紗の関係が上回るくらい好きです。 トネリコが象徴するものや、タイトルの『月』の象徴するものを考えた時とてもいい作品だなあと感じます。 どうか2人の人生が『安らぎ』と『優しさ』で満ちていますように、と思います。 | ||||
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