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間宵の母



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【この小説が収録されている参考書籍】
間宵の母
間宵の母 (双葉文庫)

間宵の母の評価: 3.33/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

さすが歌野晶午

一気読みしてしまうほどおもしろい。
読後はあまりよい気分にはならない。
ひと味違ったホラーをお探しなら、お勧めです。
間宵の母Amazon書評・レビュー:間宵の母より
457524225X
No.1:
(5pt)

狂気と不幸のスパイラル

小学三年生の紗江子の義父は、イケメンで話が面白く、同級生やお母さんがたに大人気だ。ある日、親友の詩織を招いてハロウィンのお伽噺話が始まる。虚実の境界を越える楽しい時間のあと、生臭い地獄が待っていた。義父と詩織の母が駆け落ちしたのだ。

半狂乱というか全狂乱になった紗江子の母は、詩織の家に常軌を逸した嫌がらせを始める。DV・育児放棄・家出・非行化・妊娠。さながら地獄のフルコースだが、これすら前菜に過ぎなかった。

全四章から成る物語は、年代順に狂気と不幸の連鎖を追う。強烈な牽引力でいっきに読まされた。気分が真っ黒に染まるのが気持ちいい。メンタルが弱ってる人はご注意ください。
すべてが衝撃で山場と言って良いが、二章に登場する情けない男子学生が笑える。関係者は全員不幸のズンドコだな。ざまみー。

理解しがたい怪奇現象はちゃんと理由があるので、無責任なプロット破綻小説ではない。逆転が続き、最後まで予断を許せない優れたエンタメだ。ミステリーでサスペンス、そしてホラーだ。
間宵の母Amazon書評・レビュー:間宵の母より
457524225X

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