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人面瘡探偵
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人面瘡探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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展開がスムーズに進む点。 | ||||
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ただ、犯人達についてはかなり最初の方で予想がつく。最後のちょっとしたどんでん返しも無理筋。この作家は「キャラクターつくり」と「お話しつくり」は悪くないけれど、「推理」「トリック」で毎回がっかりさせられる。 | ||||
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「人面瘡」で探偵と助手をうまく使い分けていて面白い設定だと思った。横溝的世界観だが田舎風景などの情景描写がもう少し欲しかった。シーンが単調なので少し長く感じた。 | ||||
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六兵とジンさんの掛け合いがおいしかったです。毒舌ジンさん仰る事にごもっとも。 | ||||
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ワトスン役の相続鑑定士とホームズ役の彼に取り付いた人面瘡とが事件を解決する。 『悪魔の手毬唄』的な部分と『犬神家の一族』的な部分が重なった横溝ワールドでぞくぞくする。 しかも因習にとらわれた地域のなかでも特にひどい素封家の屋敷が舞台だ、といえば期待値は無限に上がるだろう。 が、犯罪自体がいけない。 相続人が四人いて三人が殺されれば残りの一人だとすぐわかる。 しかも動機もわかりやすい。 主犯に不可能な犯罪も世の中には○犯というものがある。 全くつまらない、この点横溝の名作群とは大違いだ。 著者が得意などんでんがえしの面白さをあえて取り上げれば実は相続人が四人ではなかったことだが、これで犯人が捕まっても相続は成立するのに、著者はそこにはふれていない。 | ||||
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この作者の話にはハズレがないと思ってたのですが、本作はちょっと残念でした。 他人には積極的にはお勧めしません。 | ||||
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文庫本の帯に「よみがえる横溝ワールド」とあったが、それは言い過ぎである。舞台は、限界集落的な周りと隔離された部落。そして本家に本家に生かされているような村民といったところは、横溝っぽいし、古い日本家屋で次々と相続人が殺されるのも横溝っぽい。でも・・・・・・。 違和感があるのは、殺され方と警察の動き。地元警察が地元の権力者に忖度することはあるだろうが、県警までもがあの感じはありえない。 そして主人公と県警刑事との取引、あの取引で怒らない刑事もどうなのでしょう? とはいえ、最後まで飽きずに読めたので、筆力は確かなのであろう。自作も読むと思う。 | ||||
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面白い、プロットと、ストリー展開、文章力、ピタリ、はまり、ページをめくる手が止まらない❕ | ||||
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現代に於いても地方に残る因習に起因する愚かさと人間の悪意が遺産相続と云う舞台で噴出する。そして探偵と云う夾雑物と、見立てと云う鳴り物入りを除いたミステリーといったところか?いや、探偵役は相続鑑定士にとり憑いたとされる人面瘡と、作中に登場する絵本の見立てに見せかけてその実『犬神家の一族』と云うこった見立てではあるが、少なくともわざわざ探偵が乗り込んでいって立て続けに殺人が起こるミステリーよりは居心地は悪くない。次はどの作品が下敷きにされるのか楽しみだ。 | ||||
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皆さん感想が手厳しいですが、私は面白いなと思いました。2019年の本なのにいまでもふっと思い出します。探偵が人面瘡ですよ?他の作品で今のところこの話以外で読んだことないですね。 ラストのなんとも言えない切ない終わり方も良いと思います。 単行本は手放してしまったのですが、時々思い出して読みたくなるので文庫化を待ち望んでいます | ||||
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AIがミステリーを書くとこんな感じかもしれない。 | ||||
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山間の旧家、当主の死と相続、奇妙な人間関係、因習と横溝正史の世界が揃っており、これはこれで楽しめました。 ただ、探偵が主人公に寄生した人面瘡であることはストーリーに絡むことはほぼなく、奇を衒っただけに思えます。解決場面では主人公が人面瘡の指示通りに喋って犯人を暴くって、名探偵コナンでしょうか…。 登場人物も薄っぺらく、殺されるためだけに出てきたようです。作者の他の作品とは明らかに質が違い、残念です。 | ||||
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風変わりな設定で、最初は怪奇小説なのかという雰囲気で読み進めましたが、結局は普通のミステリーでした。中山千里さんの小説を耽溺してきたものですが、本作品はミステリーとしても消化不良だと言わざるを得ません。これまで、様々なスタイルのミステリーを量産していて、好きな作家の一人なのですが、この作品は好きになれませんでした。 ミステリーですから、ストーリーの展開には触れません。まして顛末やラストは一切語りません。読者の興味関心を奪ってもいけませんので。 筆力のある作家なので読ませる技術は十分なのですが、肝心のストーリーとミステリーの味わいに難があると言わざるをえません。 多作の作家の陥りやすいワナなのかもしれません。才能豊かな作家ですが、本作は凡庸なミステリー作品でした。残念ですが。 | ||||
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三津木六兵は、相続のマネージメントをする相続鑑定人。本人は、いたって気弱なへなちょこなのだが、肩にできた人面瘡が強気で頭がまわり、罵詈雑言をまき散らすとんでもないやつ。設定が意表を突く。 相続鑑定人の六兵は事務所から、地方の山林王の家に派遣される。当主の本城蔵之助が死んだのだ。ところが、六兵が現地に到着してから次から次へと殺人が起こるのだ。六兵は疫病神と言われながらも、じん面瘡に尻を叩かれて探偵役を務める。 うーん、どうなんだろなあ。見立てによる殺人方法に無理やり感があるような気がする。殺人動機もどうもなあ。さすがに中山七里らしく、読ませるけど。 探偵が連続殺人を止めるのに全く役に立たないのは、金田一耕助へのオマージュなのか。最後のお手伝いの久瑠実のつぶやきめいた10行は、ちょっと面白い。これは気に入った。 | ||||
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肩に人面瘡が寄生した相続鑑定士という珍しい職業の男が大地主の相続物件を調査しながら殺人事件に巻き込まれていく新シリーズ。 肩に人面瘡が寄生して、人面瘡にリードされながら事件を調査していくというのは新しいと思うが、ミステリとしてはいまひとつだった。 警察の捜査もおざなりだし、兄弟が殺害されたら普通はもっと警戒すると思うのだが、簡単に連続殺人になってしまうのも都合がよすぎた。 最後まで特別な仕掛けもなかったし、著者のファンとしては物足りない作品だった。 | ||||
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中山七里としては、ラストが平凡で無理やりのどんでん返しを狙ったのかもしれないけどかえって無駄。 ただ地域的な背景を踏む馬手ストーリー的には楽しめる。 検察ものみたいな重厚な面白さはないけど、あーシリーズ化狙っているんだろうなという点は今後への期待。 | ||||
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基本的に中山七里という作家が、どんでん返しに命を懸けるタイプであることはいまさらいうまでもないが、本作は何としたものだろうか。 正直この手の話で何のサプライズもないのはちょっといただけない。もし作者が考えたサプライズが「そこじゃなくあのラストでしょ」というのであれば、あんなものはサプライズでもなんでもなく、それこそ「ありきたりのクソ仕掛け」としかいいようがない。 いくら多作とはいえ、そのために小説のレベルを落とすのは論外である。 長年作者を愛読するものとして一言、苦言を申し上げたい。 | ||||
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これジャンルは何に入るのだろう。 単なる奇怪小説? もし推理小説のジャンルに入れるならお粗末な作品。 トリックの一つもない、何だろう?単なる小説とでも言えばいいのだろうか。 次回作に期待したいので、星4つ。 この作品自体は星は付けられないほどの駄作だと思う。 推理小説のつもりなら。 奇怪小説なら可でも不可でもない、という感じか。 | ||||
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中山七里は私の好きな作家ベスト5に入る。しかしこの小説は本当に彼の作品なのかと信じられなくなるほどの展開を見せている。結末近くの描写に至ってはなおさらである。あの御子柴や岬を世に出した作家の小説とは到底思われない。期待していただけに残念である。 | ||||
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面白く読んだ。 未だ因習が残る山間の分限者一族の住まう屋敷で、急逝した当主の遺産を巡って起こる連続殺人。資産評価の求めに応じて訪れた相続鑑定士(一応こういう資格は確かに存在するらしい)が提示する真相とは…? というわけで、物語の結構は横溝正史的。見立て殺人の趣向もあるし。殺人の重要な動機となる一族の忌まわしい秘密を突き止める経緯に、主人公の相続鑑定士という役割もうまくはまっている。でもね。 この作品、探偵役が人面瘡という奇抜な設定が一番のポイント。むしろ、この設定がなければミステリとして凡庸な代物ではないのか? 「意外な犯人」をほのめかしつつ、最後の最後でどんでん返しもあるが、実はあんまり意外な真相になってないのだ。そもそも犯行の経過がかなりいい加減である。屋敷の敷地内で死んだ最初の被害者はともかく、2人目以降が深夜に易々と戸外におびき出されて殺害される展開に無理がある(屋敷内で会えば済むはずだ)。日を置かずに犯行が起きながら見張りの一人も配置していない地元警察も相当な間抜けだろう。もう少しもっともらしい装いを凝らしてほしい。 | ||||
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