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死にゆく者の祈り
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死にゆく者の祈りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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教誨師の目線としてストーリーが進むのかと思っていたら普通のミステリーでした。 最初からそのつもりで読むと面白かったんだと思います。 | ||||
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御子柴シリーズのファンです。 この作品は普通でした。 | ||||
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内容はまだ未読です。配送の箱から出したばかりですが、天部の角が落としたかのように曲がっていました。あまり気持ちのいいものではありませんし、正直本は綺麗に読みたい人間なのでショックです。内容に期待して星3です。 | ||||
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浄土真宗の僧侶となり教誨師として刑務所に赴く顕真は死刑囚と成り果てた友人と再会するが、かつての友を知る彼は違和感を覚えて事件の真相に迫ろうと動き出す。罰当たりな言い種だが普段法事において僧侶の読経は耳に心地好く感じるだけだが、経文の内容をこうして教えられると時代を越えても変わらぬ人の懊悩に真摯に向き合った聖人の姿が浮かび上がってくるように思える。しかし宗教に頼らなければ救いはもたらされないのだろうか?いや経文が教示する救済に依らなくても、生を全うした後に万人に等しく訪れる死こそ救いなのかもしれない。 | ||||
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囚人に心のあり方を説く教誨師の顕真。その死刑囚の中に、大学時代の山岳部の友人で命の恩人である関根がいた。 関根がなぜ死刑囚になったのか、教誨師として自分にできること、すべきことは何か、を見つめなおしていく物語だった。 煩悩や執着を捨てる生き様を見せる教誨師が、本来の仕事そっちのけで友を救うために奔走する様子は楽しめたのだが、最後はちょっと都合がよすぎたように感じた。 教誨師として被害者遺族にどう接するかなども見たかったが、本書では友人を救うことに重きがおかれていて、教誨師としての役割が薄かったように感じたのが残念だった。 | ||||
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中山七里らしい丁寧な描写で読ませる内容で進むのだが、お坊さんが土下座するくらいで無理が通ってしまうのは興ざめ。 周囲の人が都合よく助けてくれたり、突然展開が早まったりするのがありえなくて、結局後半にかけてありえない創作物になってしまった。 久しぶりにやっつけ仕事ではない著者の作品ではあっただけに残念。 | ||||
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中山さんの新作です。 まず、かつて命の恩人だった親友が死刑囚となっていて、疑問を感じた主人公が再調査して真相に至るという物語としては、中山さんお得意の方向性として面白かったです。 ただ、今回は主人公が『囚人に仏道を説く教誨師』という職業。 そして中山さんが近年の作品で宗教に関して触れており、その時は『中山さんは宗教に関して中立、若しくは否定よりかな?』と感じていたので、 今回の主人公の宗教家を如何に描くのか?が1番の注目でしたし、 事前のあらすじからは『凶悪犯罪者の心を、宗教&自分の体験から少しでも正道に導く主人公』と勝手に感じ、 今後のカエル男シリーズや御子柴シリーズで、重要なコラボレーションを果たしてくれそうな重要キャラクターだと想像してしまいました。 ところが主人公は、教誨師という職業の自分なりの信念を掴めておらず、 被害者遺族の『教誨師は、加害者だけを救って、被害者とその家族を地獄に落とす』という叫びにも落ち込んで答えを見付けられず。 親友との対話でも、親友としての言葉はたくさん投げ掛けられるけど、『宗教で得たり学んだ言葉』は投げ掛けられず。 かつて家族を亡くした苦しみから宗教家となった経緯は話すものの、その苦しみから宗教を通じて如何に自分が変わったのか?その体験を如何に今、活かせているのか?に関しては全く描かれず。 宗教家の主人公でありながら、宗教は表層的な事しか書けてない作品であり、 作者が何故?教誨師を作品に盛り込んだのか?その意義が全く感じられません。 ただ、『全ての組織が完璧ではなく、謙虚さと組織への猜疑心も必要』という組織論は、まさにその通り!と頷けましたし、 僕も、婚約者を亡くして後追い自殺から生還後に、たまたま挙動を心配して声を掛けてくれた見知らぬ他人さんが、宗教家で、 その方や仲間の仏道&宗教で磨かれた人格によって救われましたし、僕も救ってくれた方々との時間で研鑽されて磨かれた人格で、たくさんの他者の力になる事が出来ました。 かといって宗教にお金を払った事はありませんが、素晴らしい教えで磨かれた素晴らしい人格者が集まった組織でも、引っ越して支部が変われば教えやルールも曲解されて、全く違った組織にもなり得る恐ろしさと絶望も経験しています。 なので主人公と同じく、大切な人を亡くして宗教に救われた者として、その経験を他者の苦しみ・同じく大切な人を亡くして苦しむ他者に対して、自分だけの昇華された言葉を持たない・届けられない主人公にはガッカリしましたし、 作品が薄く軽く感じられました。 表層的な事しか描けないから、宗教に手を出すべきではなかったと思います。 ただ、『かつて命の恩人だった親友が死刑囚となっていて、疑問を感じた主人公が再調査して真相に至る』という物語としては、楽しめると思います。 | ||||
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正直、ラストのギリギリは「それは幾らなんでも間にあいっこないだろうよ」と思った事は否めない 「かつての友人」という立場より、もう少し「教誨師」としての立場の話が読みたかったかなあ せっかく特殊な業務の話なのに、「親友」の方に比重が掛かってたから、多少の勿体なさが無きにしも非ず 概ね楽しんで読みました | ||||
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