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メインテーマは殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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驚きの謎解き | ||||
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構成上の妙と謎解きの醍醐味を堪能した「カササギ」の味わいがわすれがたく、これ以上の満足度は期待できないかなと思いながら、こわごわ読み始めたが・・・。 やはり、うならされた。 直球勝負の犯人当てミステリーながら、語り手=ワトソン役であるホロヴィッツ氏の視点と記述が、大胆な伏線をちりばめつつ、一方でクレバーなミスデレクションを醸し出す巧妙さ。 虚実のあいまったエピソードも楽しい。 2019ベストワン評価は、伊達ではなかった。 | ||||
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カササギ殺人の方は上巻を読んでそのまま、こちらを読んでしまいました。 作者自身がワトソン役で、本当に現代のシャーロックホームズのような。作者の仕事がそのまま本の中でも生かされていて、某映画監督や俳優の名前が出てきたり映画好きな人ならニヤリとするのではないでしょうか。 内容も本当に現実に起きた事件をまとめているようで、楽しく読めました。 探偵のホーソーンも最初はピンときませんでしたがだんだんと人間味が増していき、最後にはすっかりホーソーンの虜になっていました笑 謎も、どうせこんな感じかなと思っていたのと違っていて、どんでん返しとは違いますが結末まで楽しめました。 カササギ殺人は続編が出るようですが、是非こちらもシリーズ化して頂きたいです。またこの世界観に浸りたいと思ってしまいます。ひさびさに読み終わるのが惜しいと思いました。 | ||||
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元刑事のホーソーンと殺人事件をノベライズするホロヴイッツ。この二人がホームズとワトスン役を担う。本作品の著書であるホロヴイッツが作中で書かれようとしている本の著者として登場するという構造であるが、そんなに混乱するものはない。むしろ現実と作中の出来事がリンクするようで楽しく読めた。 物語では、ある女性が自分の葬式の手配を終えたその日に殺害される。そしてその女性の葬儀の日に息子が惨殺される。共通点は10年前の双子の自動車事故に関するもの。そこから捜査が始まるが、犯人は意外な人物だった。分かりそうで分からないトリック。うまく騙されました。個人的にはカササギ殺人事件よりも面白かったです。 | ||||
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「カササギ殺人事件」は二度と使えない内容だと思ったけれど、こちらは正統派のミステリーという感じです。じっくり読んだのに騙されました。 | ||||
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アンソニー・ホロヴィッツという名前は前から、気になってました。ポアロものを見ていた時、面白いなと思える脚本には必ずこの名前がありました。そして刑事{フォイル」。これは全編彼なので大喜びでした。勿論カササギもとっくに読了。そしてこの「メインテーマは殺人」です。もう読むのももどかしく、しかも作者がワトソン役ですから、ご自身の作品も出てきて、なお面白い。とにかく読んでみてくださいませ。 | ||||
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動機やトリックのヒント提示がシンプルながら気づきにくい構成になっているので 解決編の読後感が爽やかです。反面、「やや過剰な業界裏話」「首をひねりたくなる薬物知識」 「イギリス(英語圏)ならではのヒント」も目に付いたのが残念でした。 | ||||
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『カササギ殺人事件』は二重構造のミステリーでしたが、今作品は作者がワトソン役を買って出るという現実とフィクションが錯綜した作り。あまりにも現実に存在するものがたくさん作中に登場するので、いちいちスマホ片手に裏をとりたくなる衝動に駆られました。ミステリーものにありがちな「なんだ、肝心なヒントが書かれてないなら読者は絶対謎解きできないじゃないか」ということは一切ないので、そこはミステリーとしては評価大だと思います。個人的には作中でちょっと嫌われ者だったホーソーンのキャラは好きでしたが、ワトソン役のアンソニー・ホロヴィッツが延々と自作の宣伝とも自慢ともとれる話を語っているキャラには辟易しました。 | ||||
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「カササギ殺人事件」ではクリスティへの郷愁が漂っていた(その割には下巻が冴えない)が、本作はホームズ物の体裁で作者自身がワトソン役を務めるという凝った趣向のミステリ。ホームズ役は(型通りの)天才肌で変人の元刑事ホーソ-ン。扱うのは、自身の葬儀の手配を済ませた数時間後に絞殺された資産家の老婦人の事件。バーナビー、マープル、レンデル等の名称がさりげなく出て来て、遊び心が満載である。 ホーソ-ンが「俺を主人公にしたミステリを書いてくれ」、と押し売りした結果、作者が心ならずも本作を執筆したという設定で、2人の仲は必ずしも円満ではなく、コメディ・タッチの描写も多く(作者の饒舌も多い)が、ホーソ-ンの観察眼はホームズの如く直観推理の切れ味がある。少し調べると、老婦人は双子の子供を轢き逃げ(一方は死亡、他方は重大損傷)した過去がある事が分かる(老婦人が息子を庇った可能性もある)。続いて、その息子(今はハリウッド俳優)が惨殺されるが、これだけ大っぴらに書いておいて、双子の関係者が犯人では余りにも曲がないし、老婦人の直前葬儀手配の意味も解けない。しかし、ここからが見せ場で、ホーソ-ンの捜査は地道になり、轢き逃げ事件の真相を暴くと共に、過去の因縁を捜索・考察して、意外な犯人へと導く過程が見事。前半の伏線を上手くフェアに回収している点にも感心した。特に、老婦人の直前葬儀手配の問題を、「八百屋お七」にも似た動機・手段で解決している点が鮮やか。ミステリ的出来栄えは「カササギ殺人事件」より上だろう。 作者の脚本をスピルバーグが映画化するといった与太話を初め、出版界・映画界の虚実まみれのエピソードも楽しめる。ミステリ作家としての作者の力量が十二分に発揮された傑作だと思った。 | ||||
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カササギよりはボリュームが少ない分だけやや劣るかも。非常に読みやすい文体で犯人も納得。日本でも今年起きた高齢者の運転により犠牲者がでて、しかも微罪で済まされるという状況がイギリスでも問題になっていたことに驚きました。あまりにタイムリーな設定!!小説中にスピルバーグやピータージャクソンが実名で出てくることにびっくり権利関係はどうなってるのだろう。 | ||||
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「自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか?」(本文より抜粋) アンソニー・ホロヴィッツ自身がワトスン役、ホームズ役にホーソーンという元刑事が加わり殺人事件に挑む。時代は現代で、出てくる人物も実在の人物が混じっていて、読みながら少し混乱する。混乱すること自体おかしいのだが、あえてそれを狙ったのならハマってしまった。 例えばホロヴィッツは脚本家という設定(事実、著者は脚本家から小説家になっている)なので、次回作の『タンタンの冒険2』に忙しい。その打ち合わせには、映画監督のスピルバーグとピーター・ジャクソンがアメリカから来ている。実際、『タンタンの冒険』はこの二人で2011年に映画化されていて、『タンタンの冒険2』が実際にシリーズ化されたのかと一瞬混乱する。ここで作者のホロヴィッツはアメリカと英国の映画業界の違いを並べ立て、スピルバーグにいたっては、『プライベート・ライアン』の血なまぐさい冒頭シーンを撮っているわりには暴力が苦手だとか、ピーター・ジャクソンとホーソーンを会話させたり、やりたい放題だ。そしてこうした実在の人物たちに混じって被害者である老婦人ダイアナ・クーパーの息子ダミアン・クーパーが有名な俳優であることから、彼も実在するのかと思わせられる。ダミアン・クーパーがハリウッドに進出してドラマ『ホームランド』の主役に抜擢された、とあるのはとても面白い設定だ。何故なら『ホームランド』の主役はダミアン・ルイスだからだ。 実在する人物と架空の人物が時折混在する中で話しは進み、新たな殺人事件も発生する。ホロヴィッツは英国のエンターテイメント業界で仕事をしてきただけに、ストーリー展開が上手い。ユーモアと皮肉混じりの文章にニヤニヤしながらあっという間に読了した。ミステリーでありながらも映画や海外ドラマ好きにはさらに楽しめる内容だ。このコンビで次回作も続くらしい。まだまだ謎の多いホーソーンの人物像がどのように描かれていくのか、期待が膨らむ。 | ||||
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前作「カササギ殺人事件」が神作品だったので読んでみた。 「カササギ」程の斬新さや派手さはないが、ホロヴィッツ自身が語り手となっているやや変化球的な本格ミステリ。 しかし、タイトルの通り連続殺人の犯人当てがテーマであり、読者には作中にきちんと謎解きのヒントが呈示されており、フェアな作品である。読了後はとてつもない疲労感を覚えるし、頭が追いつかない部分があるが、二度読みすると納得。よくできた作品だと感動すら覚える。 探偵役は元刑事のホーソーン。地道に事実のみを集め検証し真実を導いていくホーソーンと、感情やイメージといった自分の主観で推理していくホロヴィッツの対比が面白い。ホーソーンがホロヴィッツを怒る場面がよく出てくるが、その理由も最後まで読めば「なるほど・・・」と納得してしまう。 このシリーズはまだまだ続編が出るらしいので、次回作が楽しみである。 | ||||
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読んでいる途中で、何度も前の場面に戻って読み返し、自分の推理を十分に楽しめるという作品でした。再度読み返すと、確かに明確に記載されているのに、他の方向に考えがもっていかされる感じが心地よい。 | ||||
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面白かった話でも、一度でもうお腹いっぱいになるものもありますが、もう一度また読もうと思えるタイプの話、登場人物でした。私はカササギより好み。 とりあえず、知り合いの本読みたちには、すすめます。 | ||||
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作者ホロヴィッツ=「わたし」の一人称でストーリーが語られていきます。 「わたし」の役どころは、ホームズにとってのワトソン、ポワロにとってのへースティングスです。探偵役ホーソーンの足を引っぱるちょっと鈍くさい役回りですが、前二者と大きく異なるのは、「わたし」が功を焦りホーソーンを出し抜こうとするところでしょうか。 ホーソーンの聞き込みに「わたし」は同行し、相手の話を遮るように口をはさんでホーソーンに激怒され聞き役に徹しろと言い含められるにもかかわらず、同じ過ちを何度も繰り返します。 「わたし」の作家生活の描写にかなりページを割かれており、ホロヴィッツ自身の作品の賛美もあり、謎解きには直結しない部分も多くそこが好みの分かれるところだと思います。 聞き込み先の話の中に「あれ?」と思う点があっても、話がぐるぐるしていて、それらが回収されるのはやっとラストになってからです。 作中、タイトルの付け方への思い入れやシェークスピアのセリフがいくつも引用されており、本書のタイトルにもハムレットの有名なセリフにある単語が使われていて、邦題にもっとひねりがほしいと思いました。 | ||||
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きっちり伏線を回収してくれます。推理小説好きなくせに、お恥ずかしながら、解決編でこんがらがることが多いのですが、この作品は「あれはこれ」「それはあれ」と原因と結果を把握しやすかったです。翻訳がよいからという理由もあると思います。無駄な文章が少なく、なるほどの連続で、構成がしっかりした良作でした。 どうしても海外作品=昔と思い込んでしまいがちですが、これは現代でした。 | ||||
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去年、翻訳ミステリの各種ベストワンを総なめにした「カササギ」作者の次作。 事件の内容については、できるだけ書かないようにしたい. 本書の一番の趣向は、犯人はだれかであり、そこはよくできている。「カササギ」二連発までは期待していなかったので、これで十分。 前作はクリスティへのオマージュであったが、本書は異色のホームズ・パスティーシュになるようだ。 まだ解いてもない事件での活躍を私(ホロヴィッツ)に書かせようとする変人元刑事ホームズと、そのために、無理やり事件捜査に巻き込まれる私という構図が面白く、このホームズの性格が大嫌いなのに、おいしい話は逃したくなく、書く、書かない、書く、もう嫌だの展開となるのも面白かった。要するに、これも本のミステリ。 手がかりとしては、最初のほうに重要な手掛かりがかなり目立つように出されているのはフェアだが、この手がかりがあまり検討されていないのは、論理重視な人にとってはアンフェアかもしれない。最後はお見事。 2011年という現代のロンドンが舞台になっているのだが、全体として、作品世界の雰囲気が古風である。あ、そうだったのか。 殺人事件と無関係の、薬、伝染病などの小道具の使い方もうまい。 | ||||
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アンソニー・ホロヴィッツと言えば昨年の「カササギ殺人事件」を挙げるべきなのかもしれませんが、私にとってはどちらかと言えば「007 逆襲のトリガー」の作者と言えますね。今回はパズラーですから、登場人物が多く、バタバタしないように(笑)、「メインテーマは殺人("The Word Is Murder")」(アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社)を一気に読む。一気に読まないと大切な<伏線>を忘れてしまいます。 自らの葬儀の手配を済ませた資産家の老嬢が、すぐさま絞殺されます。勿論、犯人は誰?なんとワトソン役は、ホロヴィッツ本人。肝心のホームズ役は、元刑事、性格が何とも気難しいホーソーン。彼は、ミステリー史上希なことだと思いますが、なかなかその<本性>を見せてはくれません(笑)。そのホーソーンから、この面倒くさい事件を本にしないかという提案をホロヴィッツが受け、嫌々ながらも巻き込まれていくことになります。パズラーですから、いつものようにストーリーの詳細を書くことはできませんね。可能であれば、杉江松恋さんの解説も読まずに、第一章「葬儀の手配」に突入してほしいと思います。フーダニット、ホワイダニット、「過去」の悲痛な事件。楽屋落ちですが、ホロヴィッツを知るには最適な本人によるノンフィクション?も数多く含まれていて、イアン・フレミングについての含蓄、また有名なハリウッド映画人2名も登場し、とても楽しい一篇に仕上がっていると思います。 カフカの「異邦人」はマクガフィンなのか?RADAはどうだろう?天地を揺るがすような「はなれわざ」はなかったかもしれません。でも、あらゆる伏線がページを追う毎に回収されていく<快楽>に満ちた、そして不自然さの少ない見事なパズラーだと思います。 敵・大将を追い詰める剣士(ホロヴィッツ)が畳み掛けるように<フェアネス>の扉を次々と開けていきます。 | ||||
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