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クジラアタマの王様



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【この小説が収録されている参考書籍】
クジラアタマの王様
クジラアタマの王様 (新潮文庫)

クジラアタマの王様の評価: 3.93/5点 レビュー 110件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 41~60 3/4ページ
No.38:
(5pt)

面白かった!!

久しぶりに伊坂さんの本を読みましたが、とっても面白い!!軽妙なテンポと、物語に引き込まれました。賛否あるかもしれませんが、伊坂さんのこの世界、私は好きです。もう一度、昔の作品も読んでみようと思います。
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4140057068
No.37:
(4pt)

コロナ禍の今まさに読むべき

感染症のくだりは、確かにインフルエンザの時にも色々あれど、やはりコロナウイルスに踊らされる今が1番現実味を持って読めた。2020年に読めてよかった。
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4140057068
No.36:
(5pt)

予言

あまりにタイムリーで(タイムリー過ぎて)、いつ書かれたのか確認しました。
今の新型コロナ感染者に対する世間の反応がそのままに近い。また、突然に悪化する症状も同じで、予言の書のようでした。
でも、リアルには3人の勇者はいない。
去年読んだのなら読後感はよかったでしょうが、今読むと、軽く絶望感に包まれます。
それにしても面白かった。一気に読んでしまいました。
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No.35:
(5pt)

クジラアタマの王様

良品でした。
読みたかった本がこの価格で手に入るとは…ありがたかったです。
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No.34:
(5pt)

予言書?

すごい!予言書とまでは言わないけど、かなり今のコロナのような状況の世の中を言い当てている。だから近未来を描くストーリーの説得力も増す。伊坂さんの、小説家の想像力に脱帽しました。
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No.33:
(5pt)

面白い

最高に面白かった
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No.32:
(4pt)

よかった

鯨頭っってなんだと思いながら読んだが楽しく読めた。夢は覚えていたい。
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No.31:
(5pt)

ワクワクして読めました。

読み出して出てくる「ハシビロコウ」は、上野動物園で見ても確かに動きません。それでもその場でジ~と眺めてしまうんだけど…けど、とおもいつつ読んでいくと、1章が終わることにはワクワク感が出てきます。そして、ふと気になりだす「挿絵?」。あちこちのページに散らばっている「挿絵?」をまとめて見ても、何のことかは分かりません。
2章、3章は盛り上がります。夢のアクションシーンも淡々と書かれていますが、一気に読めました。そして、「挿絵?」の意味もだんだん分かります。
4章は、いきなり15年後。相当なページ数を残して、もう一度仕切り直すのか?って、感じでした。
そして、最後に読んだあとがきで、「小説でアクションシーンは難しい」「夢の部分はコミックで…」で、この本の構成が理解出来ました。
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No.30:
(5pt)

「今」読んでほしい一冊です!!

一気に読了しました。
まるで映画を見ているような時間軸、スケールの中で話が展開してきます。
夢に対して、仕事に対して、新型コロナウィルスなど外的状況に対して、
少しセンシティブになっているときにぜひ読んでいただきたい1冊です。
表現も美しく、伊坂幸太郎さんの世界観を堪能できます。
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No.29:
(5pt)

この小説が昨年発刊されていてよかった

このレビューを書いているのは20年3月9日。

新型コロナウイルスのニュース真っただ中だ。

新型インフルエンザを題材にしたこの小説は、今出版するには

とてもタイミングが悪い、と思う。

きっと今後に出版するにも、今の新型コロナウイルスの騒動が大きすぎて、

作者としては、この題材はありきたり過ぎてためらうかもしれない。

そう考えるとなんと絶妙なタイミング。作者の予言ともとれて、恐ろしさすら感じる。

ところで、

カギになる登場人物は夢の中の出来事を翌朝にしっかり覚えていることと

主人公は何にも思い出さない、思い出せないって言う悲しい体質がこの本を

面白くしています。

挿絵は夢の中の胆になるシーンが描かれているので、作者思うイメージと近い

感覚で読むことが出来たのではないかと思う。

ある意味主人公は夢を思い出せない為、この挿絵の外にいる事になる。
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No.28:
(5pt)

不思議な感覚

胡蝶の夢×現代
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No.27:
(5pt)

手塚治虫みたい

イラストがお話にぴったりでした。
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No.26:
(5pt)

予言の書?

全くの偶然なのか、本レビュー記載時点では小説の中の後半部分が半ば以上現実になっています。エンターテインメントとしての伊坂の手腕はいつもながら素晴らしいですが、それよりも現実が先を行ってしまっているので、いつものように面白がるだけでは済まされなくなっています。

いずれにしても読んで損はありません。それも、今、このタイミングだからこそです。
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No.25:
(4pt)

伊坂幸太郎作品のテイストに非日常の要素が加わり一風変わったテイスト

死神などとはまた違った、ファンタジー要素も加わった伊坂作品。最後の方は展開についていくのにやや大変でしたが、面白く読めました。
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No.24:
(5pt)

現実と冒険

主人公の「僕(名字は岸)」は菓子メーカーの宣伝広報局で働いている。最近そのメーカーで開発したマシュマロのお菓子を、人気ダンスグループの小沢ヒジリという男がテレビで気に入っていると言ってくれて、その翌日から注文や問い合わせがどんどん来るようになった。「僕」はもちろん喜んだのだが、それだけでは終わらなかった。

そのお菓子に画鋲が入っていた、というクレームの電話があったのだ。そのときの社員の対応がまずく、クレームをつけた女性はSNSで画鋲が入っていたことを広めた。「僕」が勤めているメーカーはその対応として記者会見を開くことにし、「僕」はそのときに言うべきでないこと、すべきでないことといった注意文書のようなものを作る。しかし、会見をした部長がその「べからず集」を持って行くのを忘れ、会見は完全な失敗に終わる。翌日には、抗議の電話の嵐。

しかし真相は、お菓子に画鋲は入っておらず、クレームをつけた主婦の子どもが落ちていた画鋲を飲んで、それを「僕」の会社のせいにしたのだ。

そして、話は次の章へ。池野内征爾(せいじ)という都議会議員が出てくる。この議員は「僕」に一風変わった話をしてくる。夢の中で、「僕」そっくりの絵が描かれたビラのようなものを見たというのだ。しかも、そのビラに書かれていた8ケタの数字が「僕」の生年月日と一致した。

さらに、以前出てきたエピソードが後の話へと次々につながってくるという、伊坂幸太郎得意の展開になる。そして話は、「ハシビロコウ」、「火事」、「夢」といったキーワードにより、「僕」と池野内議員、小沢ヒジリが結びつき、複雑になって、面白い展開になっていく。冒険小説でもある。

伊坂作品はいつもそうだが、ちょっと先を想像できない小説である。

作品の節目節目にこの物語を表現したマンガ(セリフはない)が出てくる。最初はどういう意味か分からなかったが、この物語の内容を表しているのだということが分かってくる。なかなか効果的な演出である。そんなマンガも含めて、伊坂ワールドに浸っているうちに、気がつくとラストまで読んでしまう、そんな魅力を持った小説だ。
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No.23:
(4pt)

著者の作品の中では初めてコミックパートの部分があります

著者の作品の中では初めてコミックパートの部分があり、単なる挿絵ではなく、本編のストーリーを示唆するような意味合いのもので、文章だけでなく絵でも想像力を働かせてどんな展開になるのだろうとワクワクしながら読めた。

物語は夢の中に別の世界があるパラレルワールドみたいな感じで、夢の中の敵との戦いの勝敗が現実世界にも影響を与えていくという話である。

自分にとって都合が悪い真実をいかに排除するか、そして排除したあとどんな本性が出てくるのか、そんな陰謀めいた展開は相変わらずおもしろかった。

主人公の岸さんの善人さと小沢イジリさんの能天気でほがらかな感じが好きだった。
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No.22:
(4pt)

ハシビロコウをシンボルに

挿し漫画がかわいい、ストーリーを盛り立てる。
鳥がモチーフなのはオーデュボンを思い出させるが、なぜハシビロコウなの?動かない、良くわからない雰囲気はシンボリックだけど。
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No.21:
(5pt)

「正義の味方」になるのはそれほど無理なことではない。日々の生活をしっかりまじめに続けること。それが大切。

現在、日本の社会にはびこっていた倫理にもとる行為が、少しずつ糾弾されつつあるように感じるのは私だけだろうか。まるで時代劇のように小判をばらまいていた人が亡くなり、もらった人々が追求されている。「社会を円滑に運用するには必要な慣例」というのが多すぎたのではないか。「もういいよ」と考える人が増えている気がする。
 本書に登場するのは、製菓会社のクレーム処理係と区会議員と男性アイドル。まったく何のつながりもないはずなのに「夢」の中ではチームを組んで怪物と戦う。ただ、やっかいなのは、「夢」の中の勝敗の結果が、現実世界に反映されてしまうということだ。「夢」の中で怪物に負ければ、現実世界で彼らはピンチに陥る。「夢」の世界で彼らをサポートしてくれるのは、大きなハシビロコウという鳥。これが学名「クジラ頭の王様」と呼ばれる。しかし、このハシビロコウは味方ではなかった!
 現実世界では、主人公の三人はそれぞれに自分の使命を果たそうと必死になる。その賢明な努力がやがて意外な人間関係のネットワークを作り上げ、世界的な危機に立ち向かう原動力となる。
 『キャプテン・サンダーボルト』のようなヒーローが、『ゴールデンスランバー』のような意外な協力者を得て、陰でパンデミックをひき起こし私利私欲に走る奴らと対決する。ぼろぼろになりながら娘の命を救おうとする主人公は、まるで『ダイハード4.0』のジョン・マクレーンのように格好いい。
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No.20:
(4pt)

「夢の案内人」ハシビロコウに導かれて読む者の生き方を問うた佳作

ハシビロコウ(動かない事で有名で、それで最近、子供に人気らしい。ラテン名「クジラアタマの王様」)を軽いモチーフとした四章から成る作品。主人公はお菓子メーカーのお客様サポート(クレーム処理)係で、小学生の頃"いじめ"を受けた経験がある。

第一章は製品への異物混入が起きた時の旧弊・傲慢な部長の拙い謝罪会見への批判・世代間ギャップもあるが、ネット批判と"いじめ"との相違を問い掛けたとも言える。ラストは"いじめ"に対する救いか、動じないハシビロコウを見習って生きろという教訓か。第二章は不思議な話。社内の動きは予想通り進むが、第一章の関係者の都議会議員の池野内が8年前に金沢のホテルで火事に遭った自身と主人公とアイドルの小沢(第一章にも登場)とで一緒に「夢を見ないか」と誘うのである。如何にも胡散臭い。「ハシビロコウ」、「火事」、「夢」の三題噺の様だ。また、「雷」、「野宿」、「猛獣」の三題噺でもあり、寓意は不明だが、主人公、池野内、小沢の絆が強まった事は確か。第三章は掌編だが不思議な話が続く。池野内が「夢の中で襲って来る猛獣・珍獣に勝てれば、現実でも勝てる」と断言するのだ。第四章はそれから15年後。どうやら三人は夢の中で逢って闘っているらしい(主人公の記憶は曖昧だが)。池野内は厚労大臣になっているが、違法献金の疑いが掛かっている。ここからが作者の手腕で、それまでの伏線、特に、海外修学旅行で鳥インフルエンザに罹った高校生の校長が非難の矢面に立って自殺した、を巧みに回収している。

果たして「夢の世界」を本作で出す必要があったか否か疑問ではあるが、楽しい趣向ではある(パラレル・ワールドではないと思う)。主人公の上司の父親の言葉「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救う生き方をしたい」が本作のテーマであろう。物語に伴い、それに沿った漫画イラストが付いているのも楽しい。作者の手腕に騙された気もするが「夢の案内人」ハシビロコウに導かれて読む者の生き方を問うた佳作だと思った。
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No.19:
(4pt)

《事実は小説よりも奇なり》の伊坂ワールドは何処へ⁈

面白くなかったか?と問われれば、面白かったし、挿絵の新境地を見せてくれたし。ただ、いつも伏線に富んだワクワク感のある構成、そしてどんな作品でも必ず伊坂ワールドの底辺に流れる《正義》もちゃんと描かれているにも関わらず、今迄ずっと感じさせてくれた《事実は小説よりも奇なり》からは遠くなってしまった様に思えたのは何故か?
「夢」をテーマにした時点でご都合主義のストーリーに走ってしまった感が残念。
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