石の猿
評判
石の猿の評価:
4.13/5点 レビュー 54件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1〜10 1/1ページ
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石の猿の評価:
4.13/5点 レビュー 54件。 B ランク
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中国から渡ってきた殺し屋「ゴースト」との闘いを描くサスペンス。
四肢麻痺という肉体的に絶対的に不利なリンカーン・ライム捜査官が、科学捜査を駆使して、凶悪犯を追いつめていく、その知能戦が読みどころの本シリーズ、今回は新趣向として、中国で暗躍する「蛇頭」を対決相手に持ってきたところなのだが、残念なことに、私としては「新趣向」ではありませんでした。
日本には、人気のハードボイルド「新宿鮫」シリーズがありますが、その読者である自分にとって、「蛇頭」はお馴染みさんで、「ああ、アメリカの小説にも登場していたのね」という感じでした。
2003年の邦訳版発刊後すぐに読んでいれば、印象は違ったのでしょうが…。
また、本作品は、アメリカへの密航船が、拿捕直前に爆発、その惨劇を生き延びて、米国に上陸した中国人密入国者の命を、「蛇頭」の殺し屋「ゴースト」が狙う…というものですが、当初から、ある「不自然さ」を感じていました。
それは、作品の中核に関することなので、述べることはできませんが、そのことが気にかかって、せっかくのサスペンスも上滑りな感じ。
しかも、その「不自然さ」がじつは真相の中核で、ラストでリンカーン・ライムが語る推理そのものだったとは…。
中途のサスペンスも、前3作ほどの緊迫感は見られず、多くの方が楽しまれた小説のようですが、私の評価は低めです…。
小説としての技法や、ストーリー展開の巧みさは認めますが、なぜでしょう、シリーズを読み進めるごとに「驚かせよう」という著者の企みが裏目に出てきているような気がしています。
500頁近い大作でも、長さは感じさせないことから、「面白い小説」であることは確か。
次作以降に、他のレビュワーさんの評価が異様に高い作品が控えているので、そこまでは読んでいこうとは思っています。