ウォッチメイカー

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ウォッチメイカーの評価:

4.05/5点 レビュー 87件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 41〜60 3/4ページ
No.34
(4pt)

登場人物とームワークが魅力

解説に「ウォッチメイカー対ライムチーム」とあったけどまさにチームワークが魅力。ライム邸に集うメンバーはサックスをはじめセリットーもプラスキーも魅力的だし、介護士トムまで魅力的だし、初登場のダンスもイカしてる。各分野でスキルフルなメンバーが集まって犯人を追い詰める過程は、ホワイトボードでのやり取りなんかで具体的になってすごく面白い。悪役ウォッチメイカーがクールで変幻自在で、タッチの差の攻防がまたスリリング。いやぁ、面白かったなぁ。
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.33
(5pt)

一級のミステリー小説

敵は連続殺人鬼「ウォッチメイカー」
名前の通り時計に執着し、
正確無比、非情さでは群を抜いています。
今回、新たに魅力的なメンバー、
新米刑事プラスキーに、
人間嘘発見器のダンスも加わります。
意外性のあるストーリーも面白かったです。

ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.32
(4pt)

初めて読んだが問題無し

文庫の帯に書かれた「ミステリー3冠」(2007年度「このミステリーがすごい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「日本冒険小説協会大賞<海外部門>」)が目にとまり、購入しました。海外小説は、翻訳独特の表現などが読みづらく敬遠しているのですが、本作の日本語は全く違和感をおぼえることなくスラスラと読めました。また、リンカーン・ライムシリーズはこれまで読んだことがありませんでしたが、ストーリーに関連する登場人物の過去や背景はしっかりと補足されており、全く問題なく読むことができました。上巻では事件の全貌がゆっくりと明らかになりますが、下巻は一気に話が展開するうえ、どんでん返しの連続です。このどんでん返しがホントによく考えられたもので、この本を名作に伸し上げたのだと思います。ただ、気になった点を一つ。カリフォルニア州出身のキネシクス(行動や表情など外面の観察から内面を観察する科学技術)の専門家:キャサリン・ダンスという人物が登場するが、彼女が相手の嘘や本音などをすべて見事に暴く。話しただけで真実が分かってしまうので、書き手としてはストーリーの展開を考えるうえで使い勝手が良いが、読み手としてはいささか違和感をおぼえた。若干やりすぎかなと。
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.31
(5pt)

どんでん返しの名手

ジェフリー・ディーヴァーは本当にすごい。スピーディな展開で読者を惹きつける技はワールドクラス。そして、最後のどんでん返しにはボルテージが最高に高まりますね。
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.30
(5pt)

将棋のように

リンカーン・ライムシリーズも7作目に突入。毎回ラストで騙されてしまうので今回は騙されるものかと気合いを入れて読みました。それでも想像を上回る驚きを提供してくれるディーヴァーに感謝。ウォッチメイカーという敵役もライムに匹敵するぐらいの頭脳を持っていてライムと将棋のように相手の数手先を読んで計画を立てていくのが凄い。最後まで予断を許さない展開でおもっきり寝不足になりました。人間嘘発見器のキャサリン・ダンスも魅力的で次は彼女が主役の作品を読もうと思ってます。継続的に登場してほしいです。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.29
(5pt)

加速する面白さ

私自身初のリンカーン・ライムシリーズでしたがシリーズ7作目もなんのその、すんなりとこの世界に没頭することができました。(映画ボーンコレクターから、ライム=四肢麻痺の鑑識の天才、サックス=女刑事、という多少の知識はあり)シリーズ他作品との比較はできないので、本書読書中の自身の胸中を伝えますと…これぞサスペンスという展開に翻弄されながら、ある時点を境にそれが魅了へと変わり、読み進む程に明らかとなるミステリィとしての巧妙さに舌をまきつつ、作品の骨格が浮き彫りとなる段階に到ってはもはや感服するのみ。計算高き犯罪者、今作の敵であるウォッチメイカーとは、ジェフリー・ディーヴァー本人ではないかと感じる程でした。ミステリィは国内外問わず、新作も古典も雑多に読んできましたが、「2007年度ミステリ各賞を総なめ」は伊達ではありません。嫌味な程の構成力を持ってしてなお技巧派ミステリィに留まらず、物語を読ませる小説に仕上げた技量はさすがの一言。少しでも興味のある方(海外の警察小説が苦手ではない方)は是非手に取ってみてください、素晴らしい読書体験が待っています!!
ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)より
4167705893
No.28
(4pt)

ディーヴァーにまたやられた!

事故で首から下が麻痺した元鑑識のリーンカーン・ライムが、証拠を元に緻密な推理で犯人を追い詰めるのがこのシリーズである。今回の敵「ウォッチメーカー」は、シリーズ最大の敵という噂だった。ところが、読んでみると、「ウォッチメーカー」は失敗ばかりしていて、なかなか被害者も出ない。なんだ評判倒れかと思ったら、とんでもないカラクリが待っていた。ミステリーにおいて、動機の重要さを改めて実感した。今回は、新しいキャラクターが登場する。相手の言動から確実に嘘を見抜く「人間嘘発見器」と呼ばれる女性捜査官キャサリン・ダンスである。証拠のみを信じるライムの捜査方法は説得力があるのだが、シリーズも巻を重ねて若干飽きて来たところがある。心理面の分析が加わったことで、また違った味わいのある小説になっている。ダンス主人公の作品も、早く文庫オチして欲しい。
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.27
(4pt)

無能な人間と身勝手な野心を前にすると頭が爆発しそうになる…

ストーリテリングもさることながら、ディーヴァーの魅力は人物描写の緻密さにあると思います。この部分は本シリーズを盛り上げている要因でしょう。作品を重ねるうちに登場人物の感情が変化し作品ごとに成長していくさまは本シリーズを読んでいく楽しみのひとつだと思います。その中でも今回は前作の『12番目のカード』で登場した市警ルーキー、ロナルド・プラスキーが未熟ながら健気にがんばっています。ドリームチームに新規加入したルーキーという立場は、職場で出会う若くして将来を嘱望される優秀な彼らに重なります。彼らの潜在能力は元から高いので全体としてはうまくこなすのですが、それに満足していません。満足できないのはすでにそこにいる優秀なスタッフ(本作ではサックス)がいるからです。先輩たちは目標のハードルを恐ろしく高く設定して挑戦を続けます。だからそんな上司、先輩を手本にしていれば必ず一流になれると確信できるのでしょう。優秀な人材が育つには栄養豊かな土壌が必要なのだと思います。一方若者の中には箸にも棒にもかからない“息をしているだけの輩”がいるのも事実です。そんなやつらにはライムのこの言葉送りましょう。「無能な人間と身勝手な野心を前にすると頭が爆発しそうになる…」
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.26
(5pt)

“どんでん返し”の連続技にただただ圧倒される、シリーズ屈指の傑作

“どんでん返しの名手”“ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”、ジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズ第7弾。’07年、「このミステリーがすごい!」海外編、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門ともに第1位に輝き、’07年作品「第26回日本冒険小説協会大賞」外国軍大賞も受賞した。今回ライムの闘う敵は冷酷無比、現場に時計を残してゆく巧緻な殺人鬼、シリーズ屈指の強敵とも言える“ウォッチメイカー”である。目撃証言から犯人が購入した同種の時計は10個と判明。つまり全部で10人が殺される?!“科学捜査の天才”ライムの頭脳は、シリーズ初登場“尋問のエキスパート”キャサリン・ダンスの力を借りて殺人鬼の次なる標的を追うが・・・。 また今回はこのキャサリン・ダンスの存在や、アメリアが刑事としてはじめて責任を持って、“ウォッチメイカー”とは別の事件を追っていたり、自らの進退、尊敬する父親の件で悩んだりと読みどころも多い。 表面的なストーリーはこの通りだが、なかなか一筋縄ではいかないのがディーヴァーの特長である。物語のはじめの方に怪しい感じだな、と読者に思わせるような人物を登場させたりはしているものの、今回は、ディーヴァーの相当コアなファンであってさえ真相を見抜くことは困難であろうと思わせるくらい、“どんでん返し”の連発に次ぐ連発で私たちに衝撃を与えてくれる。 児玉清の、ディーヴァー・ファンならではの解説もGOOD!
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.25
(5pt)

“どんでん返し”の連続技にただただ圧倒される、シリーズ屈指の傑作

“どんでん返しの名手”“ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”、ジェフリー・ディーヴァーの<リンカーン・ライム>シリーズ第7弾。’07年、「このミステリーがすごい!」海外編、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門でともに第1位に輝き、’07年作品「第26回日本冒険小説協会大賞」外国軍大賞も受賞した。 今回ライムの闘う敵は冷酷無比、現場に時計を残してゆく巧緻な殺人鬼、シリーズ屈指の強敵とも言える“ウォッチメイカー”である。目撃証言から犯人が購入した同種の時計は10個と判明。つまり全部で10人が殺される?!“科学捜査の天才”ライムの頭脳は、シリーズ初登場“尋問のエキスパート”キャサリン・ダンスの力を借りて殺人鬼の次なる標的を追うが・・・。 また今回はこのキャサリン・ダンスの存在や、アメリアが刑事としてはじめて責任を持って、“ウォッチメイカー”とは別の事件を追っていたり、自らの進退、尊敬する父親の件で悩んだりと読みどころも多い。 表面的なストーリーはこの通りだが、なかなか一筋縄ではいかないのがディーヴァーの特長である。物語のはじめの方に怪しい感じだな、と読者に思わせるような人物を登場させたりはしているものの、今回は、ディーヴァーの相当コアなファンであってさえ真相を見抜くことは困難であろうと思わせるくらい、“どんでん返し”の連発に次ぐ連発で私たちに衝撃を与えてくれる。 児玉清の、ディーヴァー・ファンならではの解説もGOOD!
ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈下〉 (文春文庫)より
4167705893
No.24
(5pt)

次々と変わっていく事件の様相 -ストーリーがすごい!-

前作「12番目のカード」では、 最終章でのどんでん返しが、 やや空回りだったのに対して、 本作「ウォッチメイカー」は、 後半(第3部以降)の盛り上がりが素晴らしく、 シリーズ1、2を争う面白さでした。 ストーリー展開の面白さはシリーズ最高です。 サイコな殺人鬼による連続殺人事件が、 やがて別の側面を見せ、 最後にあっと驚く事件の真相が明らかになります。 この展開の早さが読みどころ。 更にキャサリンダンスを始めとする、新キャラクターたちの活躍で、 「イリュージョニスト」辺りから、 漂っていた予定調和的な煮詰まり感が払拭されています、 敵役の「ウォッチメイカー」も、ダーク・ヒーロー的に描かれていて、 今後のライム、サックスとの対決を予感されます。
ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカー〈上〉 (文春文庫)より
4167705885
No.23
(4pt)

あまりにも凝り過ぎ

リンカーン・ライムとアメリア・サックスのシリーズの最新作。
恐ろしい手口で次々に人を殺しては、犯行現場に時計を残していく犯人を二人が追う。
だけど、今回のストーリーは今までにも増して二転三転。読んでいるときは、なるほど、ディーヴァーってすごいなぁって思わすんだけど、読後には、なんて荒唐無稽なって思える。ちょっとやりすぎかな。
ストーリーのドンデン返しもいいけど、このシリーズの魅力はリンカーンの推理のあったんだけどなぁ。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.22
(4pt)

精密時計のようなコンプリケーションを散在させた驚異の物語構成

『ボーン・コレクター』は映画が先、原作があとでしたが、ボリウムも
多かったが、おもしろさも最高でした。緻密なロジックで構成した一級
の知的サスペンスでした。
さて、『ウオッチメイカー』こと、原題は、「冷たい月」コールドムーン。
実際に読んでみると、ウオッチメイカーのほうがぴったりきます。
複雑な構成と、読者の予見を完全に裏切る物語。そういうのが好きな
方には、たまらない幾重にも重なった物語のミルフィーユ状態の連続。
たまりません。
400ページあたりまでは、ウオッチメイカーという、動機もよくわからない
変質者で偏執狂の連続猟奇殺人鬼の捜査物語。それと、なったく関係なさそうに
見える複数の「事件」が重なるとき、ウオッチメイカーの目的が明らかに。
500ページ、上下二段組は、相当なボリウムですが、後半のテンポよい
ストーリー運びと、どんでん返しの連続に、読み始めたら夢中に
なって、「寝食」を忘れて、最後まで読まなければ納得できない。
続編?・・・あるな・・・(笑)。
ちょっと登場「要素」と「登場人物」がどんどん出てくるので、いちいち
登場人物を確認しないと話を追うのが難しい場面もあって、私には苦労
でした(面目ないっす)。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.21
(5pt)

久々に読んだ、リンカーン・ライムシリーズ第七弾。

久々に読んだ、リンカーン・ライムシリーズ第七弾。第一弾のボーン・コレクターから全然読んでなかったけども、2008年このミステリがーすごい!海外部門1位になってたもんで、ミーハーッぷりをここぞとばかりに発揮して読んでみた。
死体の傍らに置かれるアンティーク時計、そして謎の詩。ウォッチメーカーと名乗る殺人犯に対するのは、四肢麻痺の鑑識の天才であるリンカーン・ライムと、相棒のアメリア・サックス。第1、第2の事件現場から採取してきた物証から犯人像を浮かび上がらせる。そのころ、第3の事件を起こすべく、ウォッチメーカーであるジェラルド・ダンカンと相棒のヴィンセント・レノルズが動き出す。そんでもって、刑事になったアメリアは、別の事件で、警察内部の汚職だなんだって、てんやわんやの大騒ぎ。果たして、ライムたちは、ウォッチメーカーの次なる犯行をとめることができるのか、そしてアメリアの事件は何事もなく解決するのかしら??っていう感じです。「おいおい!犯人書くなよっ!犯人がヤスってホントかよっ!」って思ったかもしれないが、書いてもいいのである。なぜなら、犯人は最初から物語に登場し、読み手は犯人が誰かわかっているのだから。この作品は、いわゆるコロンボ形式(倒叙モノ、というらしい)で物語が進むのだ。ところがどっこい、最初から犯人が描かれているにもかかわらず、その二転、三転する展開に、犯人の動機に、最後まで目が離せないのだ。しかもなんと、犯人の本当の目的がわかる伏線がきちんと張られているってんだから、驚きももの木20世紀であるよ、これ。三宅裕司と麻木久仁子は、あまり、というか全然関係ないのであしからず。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.20
(4pt)

そう来るか!

ジェフリー・ディーヴァー、初めて読みました。
翻訳物はまず、登場人物の名前が覚えにくいことと、訳がこなれていないと読みにくいこともあって敬遠する私です。「王様のブランチ」の「マッチョイ」で彼の最新作「スリーピング・ドール」が「一押し」と紹介されていたので、その前に「ライムシリーズ」を1作くらい読んでみようと手に取ったのでした。
500ページを超え、さらに2段組のボリュームに、果たして読みきれるだろうかという不安も。
しかし!5日で読み終えました。
登場人物の一人ひとりがとても個性的、事件の真相が見えそうで見えない、解決したかと思えばまた新たな事実が発覚し、再びライムとウォッチメイカーとの追いかけっこが始まって…翻訳物と言うことを忘れるくらい没頭しました。
あちこちに張り巡らされた仕掛けが後半で次々パズルがはまるかのようにひっくり返っていくのが、楽しかったです。
やがてこの続編が始まるかのような消化不良気味のラストに、星一つ減点とさせていただきました。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.19
(4pt)

どんでん返しの連続は面白いが・・・

あらすじ等チェックすると最高の敵であるはずの"ウォッチメーカー"が、ミスもしまくりで前半の段階でかなり追い詰められる。正直「何か「ボーンコレクター」よりもレベルが下がってないか?」と思ったが、そこからはどんでん返しの連続で良い意味で期待を裏切ってくれる。
ただ、確かに話としては良く出来ているのであるが、後半のどんでん返しに力を備えすぎたためか、どう話をひっくり返そうかという雰囲気が最初から漂ってしまい、全体としての緊張感には欠けているという印象があった。
複雑にすれば良いというものでもないような気がするが・・・
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.18
(5pt)

無能な人間と身勝手な野心を前にすると頭が爆発しそうになる

 今年遅まきながら『ボーン・コレクター』を読み、2ヶ月過かって7作目の最
新作にたどり着きました。リンカーン・ライム・シリーズは他の作品に比べてボ
リュームが大きいので、手が出しづらかったのですが読み出すと止まらなくなり
ます。本作品はディーヴァーの力が入った、シリーズの節目となる作品と位置づ
けられるでしょう。彼のストリーテリングとプロットの技量は超一流なので、
ストーリーに関しては余計なウラ読みを控えて純粋に流れに乗って楽しみながら
読んでいます。
 ディーヴァーのもうひとつの魅力は人物描写の緻密さにあると思います。この
部分は本シリーズを盛り上げている要因でしょう。作品を重ねるうちに登場人物
の感情が変化し作品ごとに成長していくさまは本シリーズを読んでいく楽しみの
ひとつだと思います。その中でも今回は前作の『12番目のカード』で登場した
市警ルーキー、ロナルド・プラスキーが未熟ながら健気にがんばっています。
ドリームチームに新規加入したルーキーという立場は、職場で出会う若くして
将来を嘱望される優秀な彼らに重なります。彼らの潜在能力は元から高いので
全体としてはうまくこなすのですが、それに満足していません。満足できないのは
すでにそこにいる優秀なスタッフ(本作ではサックス)がいるからです。
先輩たちは目標のハードルを恐ろしく高く設定して挑戦を続けます。だからそんな上司、
先輩を手本にしていれば必ず一流になれると確信できるのでしょう。優秀な人材
が育つには栄養豊かな土壌が必要なのだと思います。
 一方若者の中には箸にも棒にもかからない“息をしているだけの輩”がいるの
も事実です。そんなやつらにはライムのこの言葉送りましょう。
「無能な人間と身勝手な野心を前にすると頭が爆発しそうになる…」
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.17
(5pt)

やっぱり最高です

今いちばん読ませる作家だと思うのですが、今回も期待を裏切られませんでした。
人は殺していないよと、ほのぼのと終わるのかなと思いきや...
キャサリン・ダンスが主人公のシリーズも、あるそうなので、翻訳されたらぜひ読みたいものです
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.16
(5pt)

展開が楽しい

 この作者の作品ははじめて読みましたが、展開が分かりやすく、内容も無駄がなく楽しめました。翻訳も悪くはないので読みやすいのですが、「ハンバーガーとコカコーラを食べた」というような「分かるけれど、どうかな」という表現がいくつかあります。精進を期待しています。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306
No.15
(4pt)

早や、次回作が読みたい

一作目「ボーンコレクター」から数えて第7弾となる本書は、リンカーン・ライムシリーズのお待ちかね最新刊。
今回の敵役は、ライムに負けず劣らずの知能犯“ウォッチメイカー”。本編は期待に違わず、裏の裏をかくストーリーで最後まで飽きさせず読ませます。
今回初めて採用されている「キネシクス分析」という尋問テクニックは、これまでの科学的根拠に頼る捜査方法に変化をもたせ、マンネリ化を打破しようという思惑が感じられますが、いずれにしても著者ジェフリー・ディーヴァーは、読了直後に早や次回作が読みたくなる作家の一人です。
ウォッチメイカー Amazon書評・レビュー: ウォッチメイカーより
4163263306