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今昔百鬼拾遺 河童
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今昔百鬼拾遺 河童の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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中禅寺敦子その他の登場人物があーだこーだと推理するが、どうせ間違ってるだろうことがミエミエの無駄な推理を長々とあーだこーだと重ねるので、途中で読むのが辛くなる。無駄な会話が多過ぎ。 それでも京極堂や探偵や小説家の面々が揃っていれば間が持つのだろうけど、この作品の登場人物では無理。読んでて「どーせ間違ってるし」感が強過ぎ。こんな短い話でも間が持たない。余計なページをカットして欲しいくらい。 期待はずれ。 | ||||
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各章の書き出しがつまらない。同音異字の笑いどころで笑えない。妖怪が題材なのに妖しくない。 | ||||
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どっちもどっち感ありますけど、カンバンが軽いぶん三津田センセイのがまだ頑張ってる方ですわ。「謎解きはディナーの後で」とかのが早く読めるぶんまだマシ。あれもソレも今作もみんな凡作ですけどね。 京極堂シリーズの前半には確かにあった、知性と感性を同時に揺さぶる感覚がすっぱり抜け落ちている。こんなもん、ただただ冗長なだけのライトミステリですやん……あと何回、ファンの期待を裏切れば気が済むんですか? | ||||
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「鬼」に続く「敦子」シリーズの第二弾。本作も美由紀とのコンビである。私は「鬼」を、プチ「京極堂」シリーズの様で味気ない、と評したが、本作にもその趣きがある。「『河童』は尻子玉を抜く」、という言い伝え(?)に合わせてか、"尻出し男"連続殺人事件、"男専門"覗き魔事件、宝石偽造事件(偽造というからにはその前に強奪があるのだが)と複数の事件があって、一見錯綜している様に見えるが、物語を自然に読み進めればこれらの事件の接点は誰にでも直ぐに分かるというチープな創りである。私は別に"お尻"を下品とは思わないが、各章の先頭で「下品な話ですみません」と登場人物に言わせたり、「河童=合羽」の類のレベルの低いダジャレを連発したりと、ユーモア小説の趣きさえある。 そして、テーマが「河童」なので「岸涯小僧」の多々良先生が登場するのは必定と予想していたら、案の定、傍若無人な言動で物語を掻き回す(ただし、「蛇や龍は水の神」という伝説に対して活きているのかも)。多々良先生のお陰で、本作は益々ユーモア小説の趣きを呈している。そして、本作で敦子に依頼をしたのは薔薇十字探偵社の助手の益田。本当に使い回しが上手い。「鬼」と同様、読者を舐めて軽く流しているのではないか。必ずしも、妖異譚・怪異譚に仕上げろ、と言っている訳ではないが、もう少し工夫があって然るべきだったと思う。 こうなったら、三部作の最終作「天狗」に期待するしかない。噂だが「京極堂」シリーズの待望の次作「鵺の碑」が出る由。それまでの時間稼ぎといった印象が強い。それにしてもチョット軽く流し過ぎているという感が否めなかった。 | ||||
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