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今昔百鬼拾遺 河童
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今昔百鬼拾遺 河童の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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本作のほうが読みごたえが出てきました。 多々良センセイのお陰か中禅寺敦子のお陰か、蘊蓄もあり。 ただ呉美由紀がもっとおとなしくてもいいかなあ。ガンバレあっちゃん。 『鉄鼠の檻』のあっちゃんを期待します。 ただし作品に出てくる、レギュラー陣の「東北の事件」とは!? 京極堂シリーズ刊行求む!そして鵺も。 | ||||
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「鬼」に続く「敦子」シリーズの第二弾。本作も美由紀とのコンビである。私は「鬼」を、プチ「京極堂」シリーズの様で味気ない、と評したが、本作にもその趣きがある。「『河童』は尻子玉を抜く」、という言い伝え(?)に合わせてか、"尻出し男"連続殺人事件、"男専門"覗き魔事件、宝石偽造事件(偽造というからにはその前に強奪があるのだが)と複数の事件があって、一見錯綜している様に見えるが、物語を自然に読み進めればこれらの事件の接点は誰にでも直ぐに分かるというチープな創りである。私は別に"お尻"を下品とは思わないが、各章の先頭で「下品な話ですみません」と登場人物に言わせたり、「河童=合羽」の類のレベルの低いダジャレを連発したりと、ユーモア小説の趣きさえある。 そして、テーマが「河童」なので「岸涯小僧」の多々良先生が登場するのは必定と予想していたら、案の定、傍若無人な言動で物語を掻き回す(ただし、「蛇や龍は水の神」という伝説に対して活きているのかも)。多々良先生のお陰で、本作は益々ユーモア小説の趣きを呈している。そして、本作で敦子に依頼をしたのは薔薇十字探偵社の助手の益田。本当に使い回しが上手い。「鬼」と同様、読者を舐めて軽く流しているのではないか。必ずしも、妖異譚・怪異譚に仕上げろ、と言っている訳ではないが、もう少し工夫があって然るべきだったと思う。 こうなったら、三部作の最終作「天狗」に期待するしかない。噂だが「京極堂」シリーズの待望の次作「鵺の碑」が出る由。それまでの時間稼ぎといった印象が強い。それにしてもチョット軽く流し過ぎているという感が否めなかった。 | ||||
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前作の鬼は刀に纏わる因縁話に比べて本筋のミステリー部分が弱くバランスが悪い印象を受けましたが本作は本筋部分とその他のバランスが良く最後まで楽しく読めました また美由紀の日常や多々良先生のいつものアレなどシリーズファンには嬉しい部分が多かったです | ||||
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3か月連続出版の敦子&美由紀コンビの第2弾。 主な舞台は千葉県夷隅川。そこでの連続水死事件に挑みます。 今回のキーワードは「河童」。それから「お尻」。 益田くん、多々良センセイ、磯部刑事と懐かしい面子も登場。 今回は多々良センセイが目立っていました。逆に美由紀ちゃんはちょっと控えめだったかな。 作中にでる潜水橋が今にも残っているのは驚きました。 終盤の泉の場面の含めて映像化したら面白そうです。 ちなみに前作から4か月ほど経過してるようで、日光の事件は終わり、東北でまた事件がおきてるようです。 ということは。 昨年からの3か月連続出版の流れをみると来年は京極堂(本編もの)の新作3か月出版とか!?あってほしいです。 | ||||
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「鬼」が面白かったので購入しました。 今回は河童。「鬼」は蘊蓄が少なめだったのに、本書は冒頭から河童の蘊蓄が延々と。 京極堂シリーズのどこかで似たような蘊蓄を読んだような気もするし。 冒頭の長い蘊蓄の語り手は女学生たち。だから読みやすい?とも思うけれど、それでも「はよ本題に入れ」と思いました。 その後、多々良先生が出てきてあれこれ語る、これがまた……ちょっと苦手でした。 話自体もたくさん死体が出る割に、なんかすっきりしないというか、はっきりしないというか、 正直あまり面白くなかった。結末は納得できるものの、途中の面白さが今ひとつという感じです。 あと「偶然」がちょっと多過ぎた感があります。 どうでもいいですが、今シリーズは敦子とともに呉美由紀さんが活躍するのですが、美由紀さん、 ちょっと事件に巻き込まれ過ぎ!本格ミステリの運命と言えば運命なんでしょうけれど、 一回の女学生がそんなに「偶然」出会いますか? 殺人事件。いっそ敦子さんの助手、みたいな 立場なら理解もできるんだけれど。 | ||||
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「鬼」では辛口のレビューを書きましたが、こちらは面白いです。まず出だしが素晴らしい。女学生が各地の河童について喧々囂々しているシーンから始まります。河童については、「宴」のひょうすべの時に書かれていましたが、今回は地方による河童の違いに触れていて、実に興味深かったです。そして、益田、多々良先生の登場の影響か、「鬼」より京極先生のあの独特の文章リズムが復活しています。ラストも京極堂シリーズっぽくて良かったと思います。ただ、これを読んでしまうと、やはり鵺の発刊が待ち遠しくなります。でも一つ朗報?がありました。この時系列には、京極堂は東北にいらっしゃるようで。鵺の舞台は日光なので、これはもしかして、鵺発刊後には東北の話が続く・・・? いや、東北よりもまず日光、鵺です。この「河童」を読むと、京極堂シリーズのあのメンバーが懐かしくなり、「鵺はまだなの?!」と身悶えする羽目になるでしょう。 | ||||
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尻お尻おけつ…今回はあまり凄惨な事件ではなく安心して読んでいられました。綺麗な池のシーンなんかは映像化されたものを見てみたいですね。 | ||||
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